Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

渋谷で和食 「久原」

2012-12-22 12:26:28 | 食べ歩き
以前一緒に仕事をしていたイギリス人が久しぶりに日本に来ると言うので急きょ和食屋探し。

年末のこととて目当ての店2軒はいっぱい、宿泊先が渋谷なので考えてみるが、子供の街なので思いつくところがない。

仕方がないので「食べログ」に頼って、勘でこちらを選択。

「小料理 久原」

場所は渋谷駅前から明治通りをしばらく行き、交番の角を曲がった静かな一角。
テーブルが3つしかない小さな店内はすでにいっぱい、厨房の前のカウンター席に通され、同行者は大喜び。
料理人の手元がばっちり見える席は確かに料理好きにとっては特等席。

お任せコースを頼んでまずはお通し。
 ずいきの煮びたしとは渋い始まり。

 お造りは金目と、あとはなんだっけ。
盛り付けも美しいが、皿の上は花びらもすべて食べられると説明すると外国人また喜ぶ。

 鴨のローストはこれで2人前。とても柔らかくて食べやすい。

 大きなシイタケはこれも2人でシェア。
岐阜産という立派な原木シイタケは入荷量が少なく、自慢の一品らしい。
軽くあぶってほんのわずかにお醤油をたらしただけ、と言う食べ方が素材を生かすにはベストだろう。

 丁寧に身を出された香箱蟹。内子に外子にミソもしっかり。
同行者は何年か中国に住んでいたので「蟹はおいしいけど食べるのが大変なのよねえ」。
剥いてある蟹、最高!

 春菊のおひたしは家庭的な味。

 季節らしいブリ大根もしっかり味がしみている。
東京出身という若いご主人は味付けも関東らしい。

 締めはシラスと大根おろし、三つ葉がたっぷり乗ったわっぱめし。
よく混ぜて食べるとさっぱりしておいし~。

デザートなどはなく、コースはこれで終了。
店名通り小料理、というか、濃いめの関東風の味付けのために家でご飯を食べているような気分になる。
量はかなり控えめなので、男性ではちょっと物足りないかもしれない。
気負った外食などではなく、ごく普段使いにいい店かも。

カウンター席なので料理人とも話ができたし、女将も感じが良くて同行者にも好評。
「あの腰につけている枕も衣装の一部なの?」という質問がまさか帯のお太鼓のこととは思わず面食らったが。

渋谷にも使える店があってよかった。


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コメント (3)
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