Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー周遊 19 インレー湖

2013-04-11 23:20:41 | 東南アジア
1月24日

朝、部屋のテラスからの眺め。
 
柵のマス目一つづつにカモメが整列しているのがおかしい。

 
朝食ビュッフェは充実しているとは言えないが、麺があればとりあえずOK。

 
学校に向かう子供たちと一緒に、我々もインレー湖観光にボートで出発。

まず立ち寄ったのは織物工房。
  
3階建ての建物が2棟も並ぶ大きな工房だが、朝早いのでまだ織り手は来ていない。
そんな中、この地の特産である蓮の糸作りを実演してくれる。
  
蓮の茎にカミソリで切り込みを入れ、スーッと引っ張ると細い繊維が採れる。それを何本も縒り合せ、さらに長くつなげて糸にする。出来上がった糸はまるでそばのようだが、何とも手間のかかる作業。
 
これをさらに織って布にするのだが、触るとしっとりとして山繭から作るシルクに似ている。
大変に手間がかかるこの布は、昔は偉いお坊さんにさし上げるための物だったのだそうだ。なるほど併設の売店にもダライ・ラマに献上した写真がある。
今は一般人でも買うことができるが、ショール1枚が500ドルもする。

次に立ち寄ったのは鍛冶屋さん。
 
後ろの一段高いところに座った子がふいごを操り、前のふたりがハンマーをふるう。
ナイフや鎌の他に家畜のベルやお寺の鉦が売られていて結構おもしろい。

手巻きの葉巻屋さん。
  
 
ラベルにパイナップルの絵がついているのはパイナップル味なんだろうか。

次の土産物屋では紙漉きの実演をしていたけれど
 
それより店の奥でおばちゃんが作っていた漬物の方が興味がある。いろいろな野菜に塩や香辛料をまぶして、あれは絶対においしそうだ。

この店には首に金属の輪をはめたパダウン族の女性もいて写真を撮られている。
 
元はミャンマー領内にいたパダウン族も今はほとんどすべてタイ側に行ってしまって、観光の客寄せに何人かが呼び戻されているだけなんだそうだ。

銀の工房などに案内されるとつい買い物をしてしまう。
  
 
小さな鳥かごのペンダントは中にちゃんと鳥がいるんだよ~。

これらの店はもちろん湖の中。村も水上に建ち、土産物売りもボートで集まる。
  
 
ボートはまさに生活必需品。

こうして工房めぐりをしているうちにお昼になった。
昼食はシャン料理が食べたいと言うと、さすがよくわかっている我らがガイド、ツーリスト向けの所は避け、こんなところに案内してくれた。
 
有名なお寺のすぐ脇だが、実は我々が乗っているボートの船頭のお兄さんの店。
ほとんど原始的なキッチンながら、ここから出てきた料理は
 スープに魚のひらき、アヒルの唐揚げに野菜炒め。
  
そして代表的シャン料理という豆の乗ったごはんと魚ごはん。魚ごはんの方はほぐした魚入りのおじやと言った感じ。
どの料理もやさしい味で、おいし~。

 
店の中では娘が猫と遊んでいたり、かわいい双子を連れたお父さんがご飯を食べに来たり。
   
のんびりと、実にいい昼食になった。


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コメント (4)
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