Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

渋谷のプラネタリウム

2013-04-21 20:32:42 | 機内食・映画・美術展
渋谷区総合文化センター大和田と言うところに行ってきた。
 場所は渋谷の南口から5分、セルリアン・ホテルのすぐ裏手なのだが、ここにこんな立派な区の施設があるなんて知らなかった。

ここに足を運んだわけは知人のそのまた知人がエストニアの陶芸作家の作品展示会をしていたから。
諸事情により写真がないが、猫をモチーフにした作品群はなんとも洒落た色合いでユーモアもあり、北欧っぽい洗練具合。

エストニアといえばバルト3国という知識しかなかったのだが、日本に5人ほどしかいないであろうと言うエストニア語研究者の主催者によると、エストニア語はフィン語やハンガリー語と同じウラル語族で、インド・ヨーロッパ語族のラトビア、リトアニア語とはまったくちがうのだそうな。
そのため国民の感情的にもいつも一緒にされるラトビアやリトアニアよりもフィンランドに親近感を持っているとか。
展示作品に北欧っぽいにおいがするのはそのためだろうか。
人口100万の小さな国、エストニアににわかに興味が湧いてしまう。


ところで渋谷区総合文化センター大和田の建物のてっぺんには大きな銀色のドームが乗っている。
ここにあるのが「コスモプラネタリウム渋谷」。

渋谷のプラネタリウムと言えば昔、東急文化会館にあった五島プラネタリウム。
当時の投影機が文化センターの中に展示されていたが
 これを最後に見たのは小学校の時。なんと40年以上も前だなんて、こわ!

せっかくだからこれも見て行こう、とあまり興味のなさそうな友人を強引に連れ込む。
2010年の開館当初はチケットが早々と売り切れてしまうほどの人気だったそうだが、2年半たった今はプログラムの開始直前に行っても十分に間に合う。

 会場内は撮影禁止のためHPより

場内に入って見ると昔の五島プラネタリウムよりもかなり小さい感じ。
しかし席の間隔はゆったり取られ、おかげで上を見上げるために座席を倒しても後ろの人の足に簡単には当たらない。
リクライニングの角度はヘタな航空会社のビジネスクラスよりしっかり倒れて、寝心地良さそう。
開始前の注意でも「寝ていただいても結構ですが、いびき、寝言にはご注意ください」って、本当に大いびきをかく人がいるんじゃないだろうか。

上映する作品は時間によって変わるが、たまたま当たったのは「シンフォニー オブ ユニバース」と言うプログラム。ガリレオ・ガリレーの話からクラシック音楽に合わせて木星のことやら宇宙の広がりのことやらを写真やCGで見せていく。当然のことながら、40年前にはこんなにすばらしい映像はなかった。

後半では「今夜の星空」を投影して星座の解説をするのだが、これは昔と変わらず。
しかし解説のお姉さんの声と話し方がとてもよくて、感心すると同時にちょっとうとうともしてしまった。
でもこれがまた気持ちいい。

50分の上映時間もちょうどよく、たまにはプラネタリウムもいいものだ。
しかし人工の星空を見たら、サハラ砂漠やラダックの降るような星空が恋しくなってしまった。


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コメント (6)
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