仙台のお姉さまが上京してきたので東京駅観光をすることにした。
改装の終わった東京駅もJPタワーも、近場ながら口実がないとなかなか行かないのだ。
まずはJRの丸の内南口改札を出ると、頭上に例のドーム天井。
上もきれいだが、床のモザイクも2階の回廊から見下ろすととてもきれい。
写真で見るとわからないが、ドームの下には落下防止のためのネットが張られていたり、2階の回廊がやたらに高いガラスパネルで覆われて乗り出せないように出来ていたり、そのおせっかいさ加減が日本らしい。
駅舎を出れば目の前にJPタワー。
中はKitteという商業施設になったが、ポスト・マニアとして東京中央郵便局に挨拶に行かないわけにはいかない。
入り口を入って右手にはゆうちょ銀行。
天井から下がるレトロな電灯がいい感じ。
そして左手には郵便局のお土産コーナー。
東京らしいポストカードやレターセットが並び、国内最大の品ぞろえという記念切手はパネルから選んで番号を注文票に書き込むようになっている。
「東京中央郵便局限定」なんてレターセットがあれば買わずにはいられない。
そしてもう一つ限定品をお買い上げ。
東京駅舎柄のマスキングテープ。貼るとむちゃくちゃかわいい!
とこれだけ見るといいのだが、はっきり言ってここは実にもったいない。
お土産コーナーに並ぶ品は悪くないが、陳列の仕方などは町中の小さな郵便局と大差なし。
記念切手などはこれまた普通の郵便窓口に注文票を持っていき、職員が番号のついた引き出しをさがして出してくるというレトロぶり。
せっかく大きなビルに改装したのに、なぜ商業施設内に郵便グッズのショップでも作らないのだろうか。ポストや郵便マークはへたなクマのキャラクター(ぽすくま)なんて作らなくてもいくらでも洒落たグッズが作れるだろうし、切手だってもっと大きなスペースでいい展示ができるはず。
郵便窓口だって「中央」なんだからレトロを活かしつつもっと思い切った改装をすればよかったのに。
JRは商売上手になったが、JPはかわいそうになるぐらいセンスがない。
もっといいマーケティング・コンサルタントを雇え、と言いたい。
中央郵便局でちょっとがっかりしてしまったので、Kitteの方は見る気も失せてしまい、食事は東京ステーションホテルの方でとることにする。
赤レンガの駅舎はやっぱりかっこいい。
ところが東京ステーションホテルの内部の造りがまたわかりづらくて、ドームの下を何度もうろうろ。
ここに案内係が一人いればいいのに、と言うところに誰も配置されていないのだ。
うろついたあげく、昼食はドームの下の2階にあるToraya Tokyoへ。
むき出しのレンガ壁に囲まれていただいたベジタブル・プレート。サラダにほんの小さなパンが一つ付くだけなのでお腹いっぱいにはならないが、豆のペーストやクミンの効いた人参サラダがエスニックっぽく、何より野菜がとてもおいしい。
この店のランチがどれもとても量が少ないのは食後に甘いものを食べてもらうためだろうが、他に目当てがあるのでここはお土産の羊羹を買っただけで出る。
そしてエレベーターを降りてホテル1階のロビーラウンジへ。
大きな窓の、横に広い空間に大きな椅子やソファがゆったり配置されている。
一番奥のソファ席に案内されてメニューを広げると、げげっ、コーヒーや紅茶が1250円もする。
しかしここではどうしても食べてみたいものがあったのだ。
それは フレンチトースト。
フルーツの乗った器はガラス製で重く、その下の丸いパンは厚さが5,6cm。中心まで卵液がしっかりしみているが、食べた感じはプリンというか、フランス菓子のフランのよう。
フレンチトーストとしては何かが足りない、と考えると、表面の香ばしく焼けた部分と中心のふわっと感の対比が足りない。
ついてきたキャラメルバターとイチゴジャムの方がおいしくて、ここのフレンチトースト1600円はいささか期待外れ。
フレンチトーストはやっぱりホテルオークラに軍配が上がる。
こちらはケーキセットのフルーツタルト。
特筆すべきものでもないが、アーモンドの効いたタルトは結構おいしい。
茶葉がいっぱい入ってやって来る紅茶ポットはこれだけで3杯飲め、頼めばさらにお湯を足してもらえる。
初めは値段の高さに目をむいたが、東京駅の中とは思えないこの落ち着いたラウンジで1,2時間もゆっくりさせてもらうことを考えれば決して法外な値段ではないように思えてきた。もうフレンチトーストは頼まないけど。
ホテルのわかりにくい造りも慣れれば隠れ家のようでかえっていいかもしれない。
とステーションホテルに納得したところでタイムアップ。
結局Kitteの探索は次回に持ち越しとなってしまった。
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改装の終わった東京駅もJPタワーも、近場ながら口実がないとなかなか行かないのだ。
まずはJRの丸の内南口改札を出ると、頭上に例のドーム天井。
上もきれいだが、床のモザイクも2階の回廊から見下ろすととてもきれい。
写真で見るとわからないが、ドームの下には落下防止のためのネットが張られていたり、2階の回廊がやたらに高いガラスパネルで覆われて乗り出せないように出来ていたり、そのおせっかいさ加減が日本らしい。
駅舎を出れば目の前にJPタワー。
中はKitteという商業施設になったが、ポスト・マニアとして東京中央郵便局に挨拶に行かないわけにはいかない。
入り口を入って右手にはゆうちょ銀行。
天井から下がるレトロな電灯がいい感じ。
そして左手には郵便局のお土産コーナー。
東京らしいポストカードやレターセットが並び、国内最大の品ぞろえという記念切手はパネルから選んで番号を注文票に書き込むようになっている。
「東京中央郵便局限定」なんてレターセットがあれば買わずにはいられない。
そしてもう一つ限定品をお買い上げ。
東京駅舎柄のマスキングテープ。貼るとむちゃくちゃかわいい!
とこれだけ見るといいのだが、はっきり言ってここは実にもったいない。
お土産コーナーに並ぶ品は悪くないが、陳列の仕方などは町中の小さな郵便局と大差なし。
記念切手などはこれまた普通の郵便窓口に注文票を持っていき、職員が番号のついた引き出しをさがして出してくるというレトロぶり。
せっかく大きなビルに改装したのに、なぜ商業施設内に郵便グッズのショップでも作らないのだろうか。ポストや郵便マークはへたなクマのキャラクター(ぽすくま)なんて作らなくてもいくらでも洒落たグッズが作れるだろうし、切手だってもっと大きなスペースでいい展示ができるはず。
郵便窓口だって「中央」なんだからレトロを活かしつつもっと思い切った改装をすればよかったのに。
JRは商売上手になったが、JPはかわいそうになるぐらいセンスがない。
もっといいマーケティング・コンサルタントを雇え、と言いたい。
中央郵便局でちょっとがっかりしてしまったので、Kitteの方は見る気も失せてしまい、食事は東京ステーションホテルの方でとることにする。
赤レンガの駅舎はやっぱりかっこいい。
ところが東京ステーションホテルの内部の造りがまたわかりづらくて、ドームの下を何度もうろうろ。
ここに案内係が一人いればいいのに、と言うところに誰も配置されていないのだ。
うろついたあげく、昼食はドームの下の2階にあるToraya Tokyoへ。
むき出しのレンガ壁に囲まれていただいたベジタブル・プレート。サラダにほんの小さなパンが一つ付くだけなのでお腹いっぱいにはならないが、豆のペーストやクミンの効いた人参サラダがエスニックっぽく、何より野菜がとてもおいしい。
この店のランチがどれもとても量が少ないのは食後に甘いものを食べてもらうためだろうが、他に目当てがあるのでここはお土産の羊羹を買っただけで出る。
そしてエレベーターを降りてホテル1階のロビーラウンジへ。
大きな窓の、横に広い空間に大きな椅子やソファがゆったり配置されている。
一番奥のソファ席に案内されてメニューを広げると、げげっ、コーヒーや紅茶が1250円もする。
しかしここではどうしても食べてみたいものがあったのだ。
それは フレンチトースト。
フルーツの乗った器はガラス製で重く、その下の丸いパンは厚さが5,6cm。中心まで卵液がしっかりしみているが、食べた感じはプリンというか、フランス菓子のフランのよう。
フレンチトーストとしては何かが足りない、と考えると、表面の香ばしく焼けた部分と中心のふわっと感の対比が足りない。
ついてきたキャラメルバターとイチゴジャムの方がおいしくて、ここのフレンチトースト1600円はいささか期待外れ。
フレンチトーストはやっぱりホテルオークラに軍配が上がる。
こちらはケーキセットのフルーツタルト。
特筆すべきものでもないが、アーモンドの効いたタルトは結構おいしい。
茶葉がいっぱい入ってやって来る紅茶ポットはこれだけで3杯飲め、頼めばさらにお湯を足してもらえる。
初めは値段の高さに目をむいたが、東京駅の中とは思えないこの落ち着いたラウンジで1,2時間もゆっくりさせてもらうことを考えれば決して法外な値段ではないように思えてきた。もうフレンチトーストは頼まないけど。
ホテルのわかりにくい造りも慣れれば隠れ家のようでかえっていいかもしれない。
とステーションホテルに納得したところでタイムアップ。
結局Kitteの探索は次回に持ち越しとなってしまった。
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