Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー周遊 18 インレー湖の宿 Shwe Inn Tha Floating Resort

2013-04-07 14:28:48 | 東南アジア
1月23日 続き

タウンジ―からインレー湖観光の基地、ニャウンシュエへ。

 町に近くなると畑の土の色が黒くなる。
さらにその先は湿地になって、湖との境界があいまいになるらしい。

  
船着き場からモーター付きのボートに乗船して今夜の宿へ向かう。

 
しばらくは間近に家も見える狭い水路を行くが、看板の先から広い湖面に出る。

すぐに寄ってくるのは片足で櫂を漕ぎ、独特のカゴで魚を捕るインター族。
  
 彼らはチップ目当てのパフォーマンスだが、遠くには同じ姿の本物の漁師たちも見える。

湖畔には村も見え、その周りに広がる野菜畑は浮島の上で栽培されているとか。
 
 沈む夕日を眺めながら湖面を渡るのは実に気持ちがよく、これだけでもここまで来た甲斐があったと思う。

40分ほどもボートの旅を楽しみ、湖の両岸もだいぶ狭くなったところでようやく宿が見えてきた。
Shwe Inn Tha Floating Resort
 
名前の通り水上コテージが並ぶが、周りを囲む柵の中の狭い門を船頭は一発で通って行く。さすが。
  
船着き場の階段を上がると開放的なロビーというかベランダ。ここでチェックインをして早速部屋へ。
 
桟橋を渡ってたどり着く一軒家。
 
広々とした部屋にベッドが3つ。
 大きな窓の向こうにはテラスがあり、湖の景色が存分に楽しめる。
 トイレとバスルームは分かれ、ちょっとぬるめながらお湯もちゃんと出る。
  
ランドリーバッグやお風呂のアメニティーもかわいい

さすがにちょっといい宿のことはあるかも、と気を良くして夕食を取りにホテルのレストランへ。
何しろここは湖の上、暗くなると他へ行くわけにはいかないのだ。
 開店を告げられていた時間に行ってみると他には誰も客がおらず、開店まであと30分あるという。
仕方ないので飲み物を頼んでメニューを眺めるが、シャンどころかミャンマー料理らしいものもほとんどなく、どうにも食指が動かない。
悩みつつ、なんとかオーダーした3品。
 
インレー湖の浮島で採れるというトマトはおいしいが、ミャンマーらしくニンニクが効きまくり。
野菜カレーは逆にスパイスが効いておらず、なんともとぼけた味。
シャン料理と書かれていた魚はお腹にひき肉を詰めて揚げた変わった料理だが、こちらもまったくおいしくない。
 

この宿には3泊もするのにあと2晩どうしよう、と盛り下がりつつ部屋で一晩過ごすと他にもこのホテルの問題点が発覚。

●トイレにペーパーはふんだんにあるが、なぜかペーバーホルダーがない。
●お風呂のアメニティ入れはかわいいが、どの容器に何が入っているのかさっぱりわからない。
●部屋が広いのにソファやテーブルがなく、室内でくつろぎにくい。

しかし一番の問題はこの時期のインレー湖は夜、寒いということ。なのにベッドには薄い毛布が一枚だけで、エキストラを頼んだら数が足りないという。
部屋にはエアコンがあるのでそれを使えと言われ、もちろん使わせてもらったが、電力事情の良くないこの国で無駄なぜいたく。余分の毛布を用意すれば済むことなのに。

大体部屋の造り全体が暑い時期に合わせてあるようで、しかも夜になるとメイドが殺虫剤をまき、蚊帳を下ろしに来る。寒くて虫なんて出ないこの時期に。
ミャンマーの観光のピークは冬なのだからなぜそれに合わせた準備をしないのだろうか。

悪い宿とは言わないが、思わず改善指導したくなるような残念な宿であった。


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コメント
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