4月4日
本日の朝食、メインは肉詰め野菜のジョン。
エゴマの中は豚肉、玉ねぎの中は牛肉と手がこんでいてとてもおいしい。
昨晩は子供連れが二組もいる満室で、朝食の席も10人の超満員。
我々以外は中国人ばかりなので、食事の間中宿のご主人は日本語、中国語と忙しい。
さて、本日午前の予定は景福宮をはさんで西村とは反対側に広がる北村。
地下鉄に一駅だけ乗って表に出て、適当に歩いたら雲峴宮(ウニョングン)なる宮殿の前に出てしまった。
ここは26代高宗の父親で政治の実権を握っていた興宣大院君の屋敷とのこと。入場は無料なので入ってみると
派手さはないが凝った造りの伝統建築が何棟も並ぶ。
庭ではしゃいでいた韓服の若い子たちは貸衣装の観光客だが
屋敷内には往時の生活を説明するマネキンがいて
中庭には婚礼の儀式の準備がされている。
裏ではお化粧中の花嫁もいて、写真は拒否されてしまったがとても美人だったので何かの撮影かとも思ったが、表では受付で記帳などもしていたので本物の結婚式だった様子。
こんなところで式を挙げられるなんて、ちょっとすごい。
ここから山側へ坂を上って行くと、朝鮮時代から高級官僚などが住んでいた高級住宅地、北村。
昔ながらの街並みを保存する「韓屋保存地区」だそうで、入り組んだ路地を観光案内所でもらった地図を頼りに歩くと
なるほど立派な韓屋がいっぱい。
例によって門構えに萌え
塀や瓦の美しさも素敵だ。
町の中には小さな博物館がたくさんあるので、その一つの刺繍博物館に入ってみる。
韓流時代劇でも貴族の奥方やお嬢様はよく刺繍をしているが、屏風や家具まで刺しゅうを施されているのがすごい。
しかしそれより貸衣装で記念写真を撮っている観光客の方がおもしろかったりする。
このエリア、観光客がとにかく多くて、特に中国の祝日に当たる週末だったせいもあるのだろうが中国人の団体だらけ。
街のあちこちに「静かにしてね」の看板があったが、今も高級住宅地であるここの住人にこの大量の観光客は迷惑以外の何者でもあるまい、と自分のことは棚に上げて思ったりする。
歩き疲れたのでこれも韓屋のカフェで一休み。
中庭を囲む部屋を一続きの板の間にしたおしゃれな内装のカフェ、また柚子茶を頼んでしまったがここの冷たいのは甘すぎずおいしかった。
ここからはショッピングエリアの三清洞に降りるが、我々とは明らかにターゲットが違うのでさっさと通り抜け、お昼を食べに目当ての店へ行く。
国立現代美術館のお向かいにある「クンキワチッ」。
1時をちょっと過ぎたあたりで店に入ると狭い玄関に空席待ちの先客は2組。待っている間に後ろに列ができたが、15分ほどで店の奥の小部屋に案内された。
ここに来たのはカンジャンケジャンを食べるため。
ということでおなじみの真鍮の皿を前にまず出された黒ゴマのお粥をすすっていると、
来た、卵もたっぷりのカンジャンケジャン!
これは一人前55,000ウォンといささかお高いので、もう一人前は
カンジャンケジャン・ビビンバ、30,000ウォンにしてみた。
さらにおかず類が運ばれてくるとテーブルの上はこのにぎやかさ。
まずはもちろんカンジャンケジャンに吸い付いてみると、期待通り身がとろけるように甘くてうまーい。
脚をチューチュー吸っていると、おデートらしく女の子がぶりっこ声を出している隣のテーブルでもちゅーちゅー。
カンジャンケジャンって付き合い始めの食事に向いているのだろうかと思うが、このおいしさは吸い付かずにはいられない。
このカニの甲羅にご飯を入れて食べるのもおいしいが、期待以上だったのがビビンバ。
カニの身はほぐされて手を汚すことなく、量もたっぷりあって他の具に負けない。すべてをよく混ぜて食べれば特に大量の海苔がよく効いて、これがおいしくないわけがない。
おかず類もすべていい味付けで、やっぱり韓国に来てよかった!
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本日の朝食、メインは肉詰め野菜のジョン。
エゴマの中は豚肉、玉ねぎの中は牛肉と手がこんでいてとてもおいしい。
昨晩は子供連れが二組もいる満室で、朝食の席も10人の超満員。
我々以外は中国人ばかりなので、食事の間中宿のご主人は日本語、中国語と忙しい。
さて、本日午前の予定は景福宮をはさんで西村とは反対側に広がる北村。
地下鉄に一駅だけ乗って表に出て、適当に歩いたら雲峴宮(ウニョングン)なる宮殿の前に出てしまった。
ここは26代高宗の父親で政治の実権を握っていた興宣大院君の屋敷とのこと。入場は無料なので入ってみると
派手さはないが凝った造りの伝統建築が何棟も並ぶ。
庭ではしゃいでいた韓服の若い子たちは貸衣装の観光客だが
屋敷内には往時の生活を説明するマネキンがいて
中庭には婚礼の儀式の準備がされている。
裏ではお化粧中の花嫁もいて、写真は拒否されてしまったがとても美人だったので何かの撮影かとも思ったが、表では受付で記帳などもしていたので本物の結婚式だった様子。
こんなところで式を挙げられるなんて、ちょっとすごい。
ここから山側へ坂を上って行くと、朝鮮時代から高級官僚などが住んでいた高級住宅地、北村。
昔ながらの街並みを保存する「韓屋保存地区」だそうで、入り組んだ路地を観光案内所でもらった地図を頼りに歩くと
なるほど立派な韓屋がいっぱい。
例によって門構えに萌え
塀や瓦の美しさも素敵だ。
町の中には小さな博物館がたくさんあるので、その一つの刺繍博物館に入ってみる。
韓流時代劇でも貴族の奥方やお嬢様はよく刺繍をしているが、屏風や家具まで刺しゅうを施されているのがすごい。
しかしそれより貸衣装で記念写真を撮っている観光客の方がおもしろかったりする。
このエリア、観光客がとにかく多くて、特に中国の祝日に当たる週末だったせいもあるのだろうが中国人の団体だらけ。
街のあちこちに「静かにしてね」の看板があったが、今も高級住宅地であるここの住人にこの大量の観光客は迷惑以外の何者でもあるまい、と自分のことは棚に上げて思ったりする。
歩き疲れたのでこれも韓屋のカフェで一休み。
中庭を囲む部屋を一続きの板の間にしたおしゃれな内装のカフェ、また柚子茶を頼んでしまったがここの冷たいのは甘すぎずおいしかった。
ここからはショッピングエリアの三清洞に降りるが、我々とは明らかにターゲットが違うのでさっさと通り抜け、お昼を食べに目当ての店へ行く。
国立現代美術館のお向かいにある「クンキワチッ」。
1時をちょっと過ぎたあたりで店に入ると狭い玄関に空席待ちの先客は2組。待っている間に後ろに列ができたが、15分ほどで店の奥の小部屋に案内された。
ここに来たのはカンジャンケジャンを食べるため。
ということでおなじみの真鍮の皿を前にまず出された黒ゴマのお粥をすすっていると、
来た、卵もたっぷりのカンジャンケジャン!
これは一人前55,000ウォンといささかお高いので、もう一人前は
カンジャンケジャン・ビビンバ、30,000ウォンにしてみた。
さらにおかず類が運ばれてくるとテーブルの上はこのにぎやかさ。
まずはもちろんカンジャンケジャンに吸い付いてみると、期待通り身がとろけるように甘くてうまーい。
脚をチューチュー吸っていると、おデートらしく女の子がぶりっこ声を出している隣のテーブルでもちゅーちゅー。
カンジャンケジャンって付き合い始めの食事に向いているのだろうかと思うが、このおいしさは吸い付かずにはいられない。
このカニの甲羅にご飯を入れて食べるのもおいしいが、期待以上だったのがビビンバ。
カニの身はほぐされて手を汚すことなく、量もたっぷりあって他の具に負けない。すべてをよく混ぜて食べれば特に大量の海苔がよく効いて、これがおいしくないわけがない。
おかず類もすべていい味付けで、やっぱり韓国に来てよかった!
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