去年から友人が行きたいと希望していた那須どうぶつ王国。駅からのシャトルバスが限られていて行きにくい所、自由人になった弟を運転手に雇ってでかけることにした。
東北自動車道の那須ICを降りて、最初に立ち寄ったのは「道の駅 友愛の森」。
広い敷地内にいくつも建物がある充実した道の駅だが、観光交流センターに行ってみるとなんと、ふるさと納税の自販機が。
しかし我々がここに立ち寄ったのは納税のためではなく、こちらに目指すどうぶつ王国の入場券が2400円から2000円になる前売り券があるため。
入場券を入手したら30分ほどで目的地に到着。
まずは道の駅で買ったおにぎりやイチゴ大福で腹ごしらえをして見学を開始。
ゲートを入ってすぐのエリアは王国タウンと称され、室内展示が中心でいくつもに分かれた建物は屋根付きの回廊で結ばれている。
と、入って真っ先に見られたのはマヌルネコ。
中央アジアに住むというこのヤマネコ、耳と目の位置が独特でブサカワなんて言われるらしいが、いやいや精悍でかっこいい。
その先にあるのが今回の目玉、「保全の森」。
こちらには絶滅危惧種の動物が集められていて
これに会いたかった、対馬では見られなかったツシマヤマネコ。大きさも柄もイエネコと同じようだけれど、鋭い目付きがさすがヤマネコ、でもかわいい~。
そしてその隣にいるのが友人が熱望していたスナネコ。
今年の2月に子ネコが3匹生まれて、もう2か月半経ったのでだいぶ大きくなっていたけれどやっぱりまだ子供っぽくてかわいい。
お母さんは子供たちと一緒、お父さんは隣の部屋で別居中。
この建物内には他にもスバールバルライチョウや二ホンライチョウがいるけれど
皆さんスナネコにばかり注目するのでスタッフのお姉さんは寂しそう。
ミーアキャットは日光浴が好きらしいが、電灯を一生懸命に見つめるしぐさになぜか哀愁を感じてしまう。
次に熱帯の森とウェットランドに行ってみると
温室のようにむっと暖かいこちらはオープン展示になっていて
足元に亀や派手なオウギバトがいて踏みつけそうになったり、頭上をミミズクが飛んだり
マーモセットも手の届きそうな所にいる。
これも足元から逃げないクロエリセイタカシギ。
最近人気のハシビロコウも一羽いて、動かないと言われるけれど首は盛んに動かしていた。
人気のコツメカワウソはお昼寝の時間なのか団子になっていて、つやつやの黒い毛皮がウナギみたい。
たくさんのプレーリードッグがちょろちょろしているエリアを抜けるとホッキョクオオカミが2頭いるが
この子たちは秋田犬じゃないの?
「アジアの森」にはレッサーパンダが5頭ほど。
ほとんどは丸くなって寝ているので、動いている1頭が人気者。
その隣ではビントロングという初めて見る動物が love making の真っ最中。珍しい動物らしいが、黒い熊の毛が伸びて汚れちゃったような姿(笑)。
外に出るとこの動物園で有名なカピバラのエリア。
おとなしい動物なので中に入って触ることができるが、毛皮はとても硬くてゴワゴワしている。
同じエリアには鹿かカンガルーのようなマーラというげっ歯類もいる。
これで王国タウンもほぼ回ったので、次は王国ファームというエリアに向かう。
この2つのエリアはかなり離れているので無料のバスが頻繁に運行しているのだが
猫や犬の形をしたこのバス、カーブを曲がったりすれ違う度に「にゃーん」だの「わおーん」だの友人に言わせれば盛りが付いたような鳴き声を出すのがめちゃくちゃおかしい。
着いたのは広々と視界の開ける気持ちのいいエリアで、羊や馬、ラクダなどがいる。
が、ここまで来たのはバードパフォーマンスなるショーを見るため。
今日はお天気で良かった!
ショーは猛禽類が中心で、客席の前後にいる二人のスタッフの間を飛ばしたりするのだが
お客さんの頭スレスレを飛んだりして迫力あり。
一番好きなミミズクちゃんや
迫力ある白頭鷲、ハヤブサなどの他にオウムも出演したりして30分。こういうショーはカザフスタンでも見たが、やっぱり猛禽類はかっこいい!
ショーが終わり、またヤマネコたちを見に行って、気づけば時間はもう3時半を回っている。
園内は幼児連れや高校生などの修学旅行生、若いカップルが多かったけれど、シニアのおじさん、おばさんにも予想以上に楽しめた。
気候のいい時に来にくい所に来られてよかった。
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