大丸温泉の駐車場からは那須ロープウェイがよく見える。
ロープウェイに乗るには絶好のお天気。
と、くねくねと自動車道を上がって行くとすぐに麓の駅に着いた。
往復乗車券は1800円。10時の出発まで待つうちに様々な登山スタイルのお客さんが増えてきて
111人乗りの大きなゴンドラも窓際はいっぱいになった。
4分で山頂駅に到着。ここは那須岳(茶臼岳)の9合目で標高1700m。
テラスからはちょっと霞んでいるが白河市や那須野が原が広々と見えて気持ちいい!
この山頂駅から茶臼岳の山頂までは200m。登ろうかとトレッキングシューズを履いてきたが
途中までは子供や犬でも登れる道ながら
看板を過ぎたあたりから大きな岩がごろごろした急こう配になり、山頂まではまだ30分以上もかかりそうだったので大岩にタッチして引き返すことにした。もっと短時間で簡単に行けるかと思っていたのは甘かった。
10時に出発して11時に戻ってきてしまったので1時間しかいなかったが、冷たい風も気持ちのいい那須岳だった。
ここから下りて行けば那須湯本。駐車場で降りるとすぐ目の前に那須温泉神社の大きな鳥居がある。
境内に入るとさすが山の上で満開の桜も見え
急階段の下のご神水をいただいてふと見るとカタクリの花が咲いている。おお、とよく見れば
境内中カタクリがいっぱい、ショウジョウバカマも咲いている。
ところで温泉神社は「ゆぜんじんじゃ」と読むそうで、奈良時代からの延喜式にも載る由緒ある神社とのこと。
那須与一もお参りしたとのことで、これからもいっぱい温泉に入れますようにとお願いしておいた。
この社殿の裏に回ると眼下に殺生石へ続く遊歩道がよく見える。
先へ進んで下りて行くと殺生石のすぐ下に出るが、この有名な石は今年の3月に2つに割れてしまったばかり。2つの石は縄でつながれているのでそれとわかる。
火山ガスの噴き出る石原には赤い帽子をかぶったお地蔵様もたくさん立っているが
大昔、子供の頃に来た時にはこんな立派な木道はなかったなあ。
駐車場の下、有名な「鹿の湯」は土曜日なので混んでいそう、と外観を眺めるだけにして
川の中の源泉を確認。
お昼は運転手にお任せを決め込んでいると「清流の里」なる所に連れてこられた。
小さな滝まであるきれいな池が見えるが、これがイワナとニジマスの釣り堀。
が我々の目当てはその脇のお蕎麦屋さん。
売りは北関東らしいつけ汁のおそばらしいが、冷たいおろしそばにしたらおそばはもちろん、付いてきた舞茸の天ぷらがとてもおいしかった。
最後は往路にも寄った「道の駅 友愛の森」へ。
広い敷地内にはレストランやとても立派な工芸館があり
特産の大谷石をふんだんに使ったステージなどもあるが
目当てはもちろん地元の野菜類の直売所。苺は残念ながらもう売り切れていたけれど、カラフルなスイスチャードに立派なアスパラガス、さすがに味がちがった。
ということで充実の2日間になった那須の休日、運転手の弟に感謝。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。