7月11日 続き
Green Villageからホテルに戻ったらしばし3人自由行動。
自分はホテルの外にあるローカルのマッサージ店へ。
フットマッサージ1時間70,000ルピーは宿のスパの半額。部屋がちょっと黴臭かったけれど、施術はしっかりで明朗会計。
夕方になりまたお出かけ。
王宮の前をしばらく通り過ぎた所にある Pura Dalem というお寺へ。
今夜はこちらの境内でケチャックダンスの公演があるということで、入り口前でチケットを購入。お代は昨夜の王宮ダンスと同じ100,000ルピー。
しかし開演まではまだかなり時間がある。近くで食事をしようと切符売りのおじさんたちにお勧めを聞き、すぐ近くの Rococo Warungという小さな店へ。
こちら、いかにも欧米ツーリスト向けのカフェっぽいのだが、奥ではお兄さんが真剣にコーヒーを淹れていて、これはちょっといいかも。
と、サテイやテンペ、チキンなど頼んでみると盛り付けがおしゃれで味もいい。
店の裏は中庭の三面を建物が取り囲む造りになっていて、これがこの辺りの伝統的家屋らしい。
お代もとても安く済んで、やっぱりジモティーの意見は聞くもの。
暗くなってきたところで公演会場のお寺へ移動。
ライティングが雰囲気を盛り上げ
舞台となる中庭も実にいい感じ。
と最前列を確保して待っていると、しばらく止んでいた雨がまた降り始めてしまった。
そこでその脇にある屋根付きの舞台へぞろぞろと移動。
かなり大きな会場は欧米人でいっぱい、追加の椅子がどんどん運び込まれるのでせっかく早く来ていい席を取ったのに視界を遮られるのでは、とひやひやしてしまった。
7時半になりいよいよ開演。
まずは中央に焚かれた火の前で聖水を振りかけながらなにやらお祈りらしきものがあって、続いてコシ布姿の男性たちが舞台奥からぞろぞろと登場。
「ケチャ、ケチャ」と唱えながら輪になって火を囲む。
この声が伴奏になるので楽隊はいない。
やがて舞台から衣装を付けた踊り子が現れ、輪の真ん中に入って踊る。
iPhoneで撮るとやけに明るく撮れてしまうのだが実際はもっと暗くて
動きも早いので手持ちの一眼ではろくな写真は撮れない。
次々に登場するのは「ラーマーヤナ」の登場人物たち。誰が悪役で誰が正義の味方なのかもよくわからないのだが
猿の面がハヌマーンぐらいはかろうじてわかる。この猿はコメディ担当、途中声を出し、ウクライナのジョークなど言って観客を笑わせる。
が、とにかく大勢の男性たちの「ケチャ」の声が圧倒的で、思った以上の迫力だった。
1時間で演目が終わって、コシ布隊が一列に並んだところで終わりかと思ったら
中央の燭台の代わりにココナッツ殻が積み上げられ、火がつけられるとまたお坊さん(?)が登場してお祈り。
すると赤い張り子の馬にまたがった男が登場して、この人が火花をまき散らしながら火渡りをする。
これは「サンヒャン・ジャラン」という厄除けの演目とのこと。日本にも同じような儀式があるはず。
最後はこの馬が成敗されるところを見るとこの赤い馬は災厄の象徴だったのか。
倒れた男にはお坊さんが聖水をかけて清めていたけれど、足の裏が真っ黒でさすがにこの演目は厳しそう。
コロナのお祓いもしてもらえただろうか。
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