東京藝術大学は博物館も立派だけれど校舎も素敵。
この古めかしい門から小道を渡った所には
旧東京音楽大学奏楽堂。1890年に建てられたという木造建築、日、火、水だけ一般公開されていてちょうどこの日は開いていたのだけれど、ランチを優先して中に入らなかったのはもったいなかった。
この建物から道路を隔てたお向かいに見えるのは京成電鉄の旧博物館動物園駅。
1933年に作られた地下駅で、京成とは思えないほど(失礼!)立派なのは皇室所有の「世伝御料地」に建てられたからだとか。これが1997年まで使われていたことも知らなかった。
今もごくたまに内部の一般公開があるようで、機会があったらぜひ見てみたいものだ。
奏楽堂から上野公園の中央の噴水方面に向かうと歩道脇になにやら不思議なオブジェが見える。
ほんの短い小道だけれどここは「芸術の散歩道」と称して毎年藝大の生徒の作品の中から4点を選んで設置しているとのこと。特に明太子がベンチにねそべっているような最後の作品、「yoca」とタイトルが付けられていたけれどインパクト十分。
さらに噴水に近づくと公衆トイレがあるが、なにやら入り口の様子が違うしテープで音声も流れている。
人間や動物のシルエットの中に消化器が描かれているのが不思議で中に入ってみると
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おお、中はきれいでかわいい!これ、東京芸大の学生たちによる「上野トイレミュージアム」だそうで、テーマは「排泄と環境」とか。なるほど、それで消化器のシルエットだったのね。
それぞれペンギン、キリン、パンダの小さな印の付いた個室の中も異なった絵で装飾されていて、男子トイレ側を覗けなかったのが残念。
と上野のゲージュツを堪能していたらお腹が空いた。
そこで本日は駅の反対側の線路わきにあるホテルサンルート1階の「ラ ココリコ」というお店へ。
昼休みがちょうど終わった時間帯でほどよく空いた店内。
ランチにはもれなく付いてくる前菜がたっぷりの量で、1/4サイズのロティサリーチキンは胸肉でもしっとり。これなら1/2サイズでもいける、と思うほどおいしい。
満足してコーヒーをすすっていると、後から来た女の子たちのテーブルにはアフタヌーンティーらしい華やかなデザートタワーが運ばれてきてそれもおいしそう。
やっぱり上野は楽しいな。
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