7月14日
楽しかったウブドの休日も実質4日半ではあっという間。9時半にはもう迎えの車が来てしまう。
最後の朝食には気になっていたホテルの隣の屋台に毛の生えたような食堂へ。
三角の紙包みはナシ・ブングスというお弁当。中には御飯に焼きそば、鶏肉が3種類にゆで卵。卵の下にあるのは肉のように見えるが若いジャックフルーツを煮たもの。甘辛い味付けで繊維があり、知らなければ肉だと思うだろう。御飯に合うおかずばかりでおいしいけど、これで20,000ルピアはぼられたような気がしないでもない。
朝食を終えたらもうチェックアウト。フロントのマネージャーは「5つ星付けてね」と言っていたけれど、コスパ良く、スタッフが皆親切で気持ちのいい宿だった。
朝はずっと天気が悪かったのに、帰る頃に天気になっているのがくやしい。
が、おかげで迎えの車は早めに来てくれて、往路は2時間かかった道も1時間で空港に着いてしまった。
最終目的地が日本となればワクチン接種証明やらPCR陰性証明やらカウンターのお姉さんは確認が多くて大変だが、それが済めば後は何もなくて、ゲートをくぐって出国。
ゲートへはデューティーフリーや土産物店を通り抜けないと行きつけないようになっているが、デューティーフリーの棚はスカスカ、お店は客のいない今のうちにと大改装中でほとんど開いていない。
そこですぐに2階にあるラウンジへ。
こちらも2つある片方は改装中で、広くないPremier Loungeはいっぱいだけれど、座れるだけありがたい。
12:55に出発予定だったKL行きマレーシア航空は到着が遅れて50分遅れになった。
ほぼ満席の飛行機が滑走路を動き出すと遠くに巨大な神像らしきものが見えたが、あれは何だろう。
飛び立って間もなく機内食。
マレーシア航空のシーフードカレーにはずれなし。
クアラルンプール空港に到着すると懐かしの鶴丸がいた。
今夜はこれに乗って日本に帰るのだが、到着が50分遅れても出発まではまだ6時間もある。
そこでKL空港内の土産物屋を一巡するも、こちらも客が少なくて閉店中の店が目立つ。
以前は活気あふれるいい空港だと思ったが、店が閉まり人が少ないとなんだかみすばらしく見えて寂しい限り。
そこで往路にもお世話になったマレーシア航空のゴールデンラウンジに入り、ここに4時間以上も腰を据えて
ラクサやらケーキやらいただいてうだうだ。このラクサ、外国人向けに辛さはなくしていたけれど、魚だしがよく効いておいしかった。
夜10時も過ぎてようやく成田行きのJLに搭乗。
B787-800は3割ほどの搭乗率でまたガラガラ。CAさんたちは全員日本人のベテラン揃い、外国人の若いお嬢さんたちは真っ先にさよならさせられたのだろう。
空港を飛び立つとKL市上空を通り、ツインタワーもちゃんと見えた。
すぐにパサパサのサンドイッチが出され
KL時間の朝3時には朝食を出されたがこれは食べられない。
ウトウトしているうちに雲に覆われた成田に着いて、30分で空港を出てしまったのは先に書いた通り。
この3年ほど明日はなにがあるかわからないと実感したことはない。
まだいささか制約があるとはいえ、じっとしてなどいられない。
次はどこへ行こうか。
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