11月22日 続き
部屋で荷物を片付けたらまた外出して坂を港の方へ下る。
歩いて行くと高層ビルの間にあちらこちらクラシカルな建物が残っていて
特に立派な建物は免税店のDFS。元は税関の建物だったそうだからふさわしいと言えばふさわしい。
港近くの大きな建物はブリトマート駅。鉄道は地下からの発車なので線路などは見えない。
ここにやって来たのは構内の案内所でAT Hop Cardという交通カードを買うため。
カード自体に5ドルかかり、そこに交通費をチャージする方式で、オークランド市内のバスはこのカードがなければ乗ることができない。
しかもこのカードが使えるのはオークランドのみ、ニュージーランドは都市ごとに異なった交通カードが必要なので、短期滞在の旅行者には不親切なのだ。
このカードを持って港沿いにちょっと歩くと赤レンガが印象的なフェリー・ビルがあって
ビルのさらに先にフェリー乗り場がある。
カードを自動改札にかざして乗り込んだのは対岸のデヴォンポート行きのフェリー。
30分に1本ほどの間隔で出ていて
出発すると左手にはハーバーブリッジが見え、やがて市中心部の高層ビル群がひと固まりに見えてくる。
わずか10分強の船旅だが、風に吹かれて気持ちいい!
フェリー乗り場から外に出るとすぐ目の前に小高いマウント・ビクトリア(と言っても標高80m)があるので、その頂上を目指す。
途中、不思議なドラゴン型のベンチや、これも不思議な花など見ながら行くと
視界が開けて眼下のこぎれいな住宅地が見えてきて
さらにいかにも火山島らしいランギトト島も見えてくる。
山の頂上には観測所のような建物があるだけだが、その前の野原にはキノコのようにペイントされたものがいっぱいあって、座るのにちょうどいい。
反対側からはオークランド中心部が一望。
スマホの写真は青空のようだが、実際はかなり雲が多くて、青空だったら映えるのに、とちょっと残念。
来た道とは反対側を下りて行くと小さな花がいっぱい咲いていい香りのする木があった。
アプリで調べるとこれが「双葉よりかんばし」のセンダン。
あたりには鳥の鳴き声もいっぱいで、のんびりしたいい所だ。
海岸まで下りて行くとずっと遊歩道になっていて
その近くには瀟洒なコテージ風の家があちらこちらに。
海に面したこんなホテルもある。
フェリー乗り場に近いビクトリア通りが一番の繁華街になるのだろうがあまり見るものもなく、眠っているような街なので滞在2時間でまたフェリーに乗る。
帰る頃になって青空が広がって来たのがくやしい。
ブリトマートの前からまっすぐ伸びるのはオークランド一の繁華街、クイーン・ストリート。
と言っても派手さはなく、この通り沿いにも古い建物があちらこちらに見えるが、目指したのはスーパー。
これだけ買って46ドルと4000円以上なのだから物価は高いし、円弱日本人にはなおさら高い。
というわけで今夜は宿で御飯。
ポテトはせこくお昼の残り、ムール貝はマリネされたものだがものすごく酸っぱかった。
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