Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

NZと亜南極 14 オークランド島前編

2024-01-19 12:11:25 | オセアニア

11月29日

船は昨日からほんの少し移動して、エンダービー島の南にあるこの諸島で一番大きなオークランド島の中間あたり、Musgrave Inletという入り江に入って来た。
 丘のてっぺんには建物のようなものが見えるが、これは自然の岩。
 
この島には上陸が許されていないので、8時からボートを下ろして崖の周辺をクルーズする。

切り立った崖が続く中、ガイドが早速岩の間にペンギンを発見。
  
 
ここにいるのはミナミイワトビペンギン。スネアズペンギンと同じぐらいの大きさでやはり目の上に黄色い羽がある。
黄色い目を三角にして怒っているように見えるがこれは眉毛。その下に真っ赤な目がある。
しばらく見ていると奥からもう一羽、つがいだったのね。

 
頭上をハイイロアホウドリが飛ぶ中、さらに岩に目を凝らしていると
  もう一羽発見。
しかし遠くて、こういう時は長いバズーカがうらやましい。

他にもニュージーランドヒタキやキョクアジサシが見えて
  
 
岩の間には昨日たくさん見た黄色い花も咲いている。陸地に密生しているのはラタという木。もう少しすると北島で見たポフツカワと似た花で一面真っ赤になるのだそうだ。

海岸線の近くには海草がいっぱい。
  
 
肉厚の昆布のようなものや東北の松藻に似たものも見えるし、岩の上にはアオサのようなものも。日本人ならここに漂着しても食べ物には困らないかも。

崖の所々には穴が開いていて、ボートはその中に入って行く。
   
 
透き通った海の色がものすごくきれい。

こちらはまた別の洞窟。
 
この島は火山の噴火でできたというのが地層から見える。

  
 崖に巣を作る海鵜を見ながら帰ろうとすると
  
もう一羽イワトビペンギン発見。目が見えないとやっぱり怒っているように見える・・・。

今日の気温は8℃。さすがに風が冷たくなってきた。
2時間のクルーズを終えて船に戻った。


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