6月22日 続き
ライチー狩り終了後は30分弱で新竹の城隍廟へ。
ぎっしりと並ぶ土産物屋の隙間のような入り口から入れば
道教のお寺には謎の神様がいっぱいで、「これは何?」と聞かれてもにわか添乗員には答えられず。
そこで廟の見学はそこそこに、すぐに境内の先に広がる屋台街へご案内。
新竹と言えば名物はビーフンだが、前回一番の有名店「阿城號米粉」はいまいちだったので、気に入った「柳家」さんへ直行して注文も任せてもらう。
こちらで注文するのはもちろん肉燥飯。
こちらのビーフンやブリンブリンのつみれスープも相変わらずおいしく、目の前にあったので注文してみたシナチクを煮たものもうま~い。
食後のデザートはすぐ隣のかき氷ビル、「阿忠冰店」へ。
季節柄マンゴーかき氷を選んでみたが、ここのマンゴーは量も甘さももう一つ。それよりここならではのパイナップルソースが皆さんに好評で、メンバーの一人はカウンターの奥に並んだソースの小瓶をお土産にお買い上げ。おいしそうだった。
新竹市内からはまた30分ほどでやはり2年前に来た北埔へ。
バスや鉄道を乗り継ぐと時間のかかる北埔も車だと楽々。
週末なので参道には大勢の観光客。
こちらの慈天宮もささっとお参りして
やって来たのは相変わらずフォトジェニックな「水井茶堂」。
ここの名物は穀類をすりつぶして飲む擂茶だけれど、これはお腹が膨れるのでお店のマダムが用意しているところを拝見するだけににして
我々は我が茶芸師が一番好きだと言うこの地の名産、東方美人茶をお茶請けのお餅や薄焼きクッキーと共にいただいてまったり。
このお店、お茶はもちろんだけれど、地味なお茶請けのお菓子がなにげにおいしいのだ。
冷たい東方美人も実にさわやか。
ここまで来ておきながら街歩きをする時間がなくなってしまったが、車に乗る前に農協の直売店でお買い物。
ここは前回来た時も寄ったのだが、売り場が広くきれいになっていてびっくり。
慈天宮の参道もお店だらけだが、お茶を買うならこの直売所がおすすめ。
ここからはまっすぐ台北まで、1時間半。
15分の超過でもきっちり料金を取られたが、9時間の貸切で新竹まで行ってもらって一人1万円であがったのはリーズナブルだったと思う。
効率的だし、なんと言っても楽だ。
降ろしてもらったのは運転手氏に予約も入れてもらった「儂來餐廳」。
ここも8年前にやはりライチー狩りの後に来たことのあるお店。週末だからか地元の人たちで満席、予約を入れておいてよかった、と胸をなでおろしたが、予約表の名前が「日本人」になっていたのには笑った。
さて、今回の注文は
これははずせないカニおこわにカラスミ炒飯、牛肉とセロリの炒め物はちょっとピリ辛、揚げたスペアリブには卵サンドの中身のようなものがかかっているが、スペアリブがジューシーでおいし~。
食べきれないほどハマグリの入ったスープはとてもやさしい味、日本では見ない芋の葉炒めもニンニクががっつり効いているが好評。
そして最後に登場したのはバジル入り卵焼き。
これを頼んだら「厨房が忙しいので時間がかかる」と言われたけれど、これを焼くのには技がいるのだろうか。
今回も一人2000円で大満足。
昼食など一人200円で済んでしまったし、台湾は本当にお金をかけずにおいしいものが食べられる。
最後はみんなで足裏マッサージをしてもらって、一日ツアーは解散。
ほとんど観光などせずに食べてばかりのツアーになってしまったが、参加者にはご満足いただけたようで、企画・添乗員としては何とか面目を果たせた様子。
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