Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

東部ジャワ寺巡り

2007-01-21 21:25:37 | 東南アジア
昨晩のTVでボロブドゥールをやっていたので思い出した東部ジャワの旅。
2005年4月30日から5月7日まで、ジョグジャカルタ、ソロ、マラン、スラバヤとまわって確か20か所近く寺院ばかり見て回ったマニアックな旅。
これを書こうと思って探したけど旅行会社にもらった資料が見つからない。
お寺の名前なんてとっくに忘れているし、こういう時のためにもブログはつけるべきなのね~。(記録をつけたからといって何になるわけでもないけど)。

ますは有名なプランバナン。
ヒンドゥーらしくこってり、ぎっしり。



ちょっと色っぽい浮き彫りもあったりしてなかなか。



近くの田んぼの中、チャンディサリの壁面にも素敵な浮き彫り。漆喰塗りのあとが残っていて優美な表情。

  

でも圧巻はやっぱりボロブドゥール。遠くから見ると小山のよう、近くに寄るとさらにでかい。

  

回廊はどちらを向いても浮き彫りだらけ。9世紀に作られた彫像は本当に繊細でうっとり。大好きな飛天もたくさん飛んでいるし。

  

去年はアンコールワットに行ったんだけれど、実は行くまで不勉強でアンコールがジャワの影響を受けて作られたとは知らなかった。で両方を比べてみると影響がはっきりわかってこれは面白い。でもって完成度は古いボロブドゥールの方が上。浮き彫りの細かさ、表情の豊かさ、繊細さが違う。

 ヒンドゥーより仏教遺跡というのもこちらが好きな理由かも。やっぱり仏像はいいなあ。

ソロの近郊で印象深いのはチャンディチュト。山すそにあって、特にこの日は霧模様だったので神秘的な雰囲気。不思議な亀があったり、夜中にきたらいかにも何か出そう。インドネシアの精霊信仰、恐るべし。

 

こちらもソロ近郊、チャンディスクー。こちらはマヤのピラミッドを小さくしたような姿で、周りの浮き彫りもなにやらマヤ風(マヤ、行ってないけど)。不思議なお寺です。

 

ほかにもこんなお寺や こんなお寺や ゲップが出るほど見ました。

東に行くに従って時代は下がり、残念ながら建物も浮き彫りも質が下がる。ヒンドゥーがイスラムに追われたせいらしい。




この地域、その後大きな地震に見舞われて遺跡にも被害が出たようだがどうなっているだろうか。行ったところになにかあるとやはり関心度が違う。

仕事で行ったジャカルタはタクシーにも安心して乗れないようなところだったのでジョグジャやソロののんびりした雰囲気は本当によくてインドネシアに対するイメージが変わった。

これはソロ市内で見かけた学生たち。女の子たちの服装がいろいろ。親がどれだけ熱心なイスラム教徒かの違いだろうか。 

 

そのン十年後。おばちゃんたちもフレンドリー。みんなちゃんとジャワ更紗を着ています。



食事はジョグジャあたりは外人向けでちっともおいしくなかったけど、東に行くに従ってローカルっぽく当たり前においしかった。ご飯に合うおかず。



左はツアーで用意されたお弁当、右は市場のお惣菜やさんで買った青菜の煮物とテンペの煮つけ。当然右の方がおいしい。けどツアーの人たちはいやがるの。もったいない。

 

最後はジャワのお土産、マッシュルームのから揚げ、ソラマメのから揚げ、ピーナッツの落雁みたいなの。マッシュルーム、おもしろいけど評判はいまいち。

 

右の袋に入ったもろもろは美容のためのパック各種。インドネシア語がわからないので効用もわからないのが残念。真ん中の錆びた物体はジャワ更紗の型染めの型。ミニミニ石臼30円は現在台所で時々活躍中。



地味だけど興味深い東部ジャワの旅でした。

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