香港に続いてまたもや台北。
今回は仕事だけれど、今日はお休みだったので暑さにもめげずにふらふら外出した。
向かったのは地下鉄の府中駅。
駅前からちょっと行くと大きなお宮があり
門前の歩道には占い師がいたり、路上で顔のうぶ毛取りをする美容師(?)がいたり、ごちゃごちゃした市場があったりでおもしろい。
この門前商店街から奥に広がっているのが「林本源園邸」。
19世紀の半ば、福建省出身の林家が商売で成功して建てた邸宅と庭園がほぼそのまま残されているのだそうだ。
入り口の門は大邸宅にしてはとても質素。
ここは入場無料なのでそのまま入れるが、三落大厝という建物だけはガイド付きツアーでなければ入れないので受付で予約票をもらう。
中に入ると周りの下町風情とは打って変わって大きな木が緑の影を作る静かな庭園。
その中にいくつもの建物が建てられ
それぞれ渡り廊下や庭の中の小道でつながれている。
この小道がちょっと迷路のような作りになっていて、すぐ目の前の建物に行けたり行けなかったり。庭園をより大きく感じさせる工夫だろうか。
そして園内にいくつもあるのが大小の池。
今の時期に来ればこの池といくつものあづまやの必然性がよく分かる。
林家は日本統治以前に台湾を引き払ってしまったので建物の中に家財などはないが、窓や扉の中国風が魅力的。
特に塀に開けられた窓の意匠がなんともかわいい。
林家の紋は蝶ということで塀にも軒下にも蝶がいる。
庭園内のカフェの食器にも蝶ちょ。
このカフェがなかなか本格的で、マダムもとても親切。
ここでゆったりさせてもらって、予約の時間になったので三落大厝の門の前へ。
ガイドに先導されて鍵を開けられた門をくぐると中にあるのは林家のプライベート空間だったところ。
正面の入口は扉と言い、軒下と言い、細かい装飾でびっしり。
屋根の上にパイナップルがあったり、軒下に蟹がいたりするのは何かの縁起担ぎだろうか。
この建物の中は撮影禁止、と言ってもあまり見るものもなく、ガイドも表の建物の案内だけで奥には入らず30分ほどで終了。案内が理解できればそれなりに面白かったのかもしれないが中国語では一言も分からず。
日本語ガイドをお願いしない限りこのツアーに参加する必要はまったくない。外の庭園と建物だけで十分楽しめるのだから。
最後はスーベニールショップで蝶のしおりつきアイスキャンディーを買って見学終了。
ガイドブックには出ていないけれど、ここは来る価値がある。
ところで本日の記事でこのブログの写真が1万枚を超えた。
写真の数頼みのこのブログ、我ながらよく撮ったものだ。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
今回は仕事だけれど、今日はお休みだったので暑さにもめげずにふらふら外出した。
向かったのは地下鉄の府中駅。
駅前からちょっと行くと大きなお宮があり
門前の歩道には占い師がいたり、路上で顔のうぶ毛取りをする美容師(?)がいたり、ごちゃごちゃした市場があったりでおもしろい。
この門前商店街から奥に広がっているのが「林本源園邸」。
19世紀の半ば、福建省出身の林家が商売で成功して建てた邸宅と庭園がほぼそのまま残されているのだそうだ。
入り口の門は大邸宅にしてはとても質素。
ここは入場無料なのでそのまま入れるが、三落大厝という建物だけはガイド付きツアーでなければ入れないので受付で予約票をもらう。
中に入ると周りの下町風情とは打って変わって大きな木が緑の影を作る静かな庭園。
その中にいくつもの建物が建てられ
それぞれ渡り廊下や庭の中の小道でつながれている。
この小道がちょっと迷路のような作りになっていて、すぐ目の前の建物に行けたり行けなかったり。庭園をより大きく感じさせる工夫だろうか。
そして園内にいくつもあるのが大小の池。
今の時期に来ればこの池といくつものあづまやの必然性がよく分かる。
林家は日本統治以前に台湾を引き払ってしまったので建物の中に家財などはないが、窓や扉の中国風が魅力的。
特に塀に開けられた窓の意匠がなんともかわいい。
林家の紋は蝶ということで塀にも軒下にも蝶がいる。
庭園内のカフェの食器にも蝶ちょ。
このカフェがなかなか本格的で、マダムもとても親切。
ここでゆったりさせてもらって、予約の時間になったので三落大厝の門の前へ。
ガイドに先導されて鍵を開けられた門をくぐると中にあるのは林家のプライベート空間だったところ。
正面の入口は扉と言い、軒下と言い、細かい装飾でびっしり。
屋根の上にパイナップルがあったり、軒下に蟹がいたりするのは何かの縁起担ぎだろうか。
この建物の中は撮影禁止、と言ってもあまり見るものもなく、ガイドも表の建物の案内だけで奥には入らず30分ほどで終了。案内が理解できればそれなりに面白かったのかもしれないが中国語では一言も分からず。
日本語ガイドをお願いしない限りこのツアーに参加する必要はまったくない。外の庭園と建物だけで十分楽しめるのだから。
最後はスーベニールショップで蝶のしおりつきアイスキャンディーを買って見学終了。
ガイドブックには出ていないけれど、ここは来る価値がある。
ところで本日の記事でこのブログの写真が1万枚を超えた。
写真の数頼みのこのブログ、我ながらよく撮ったものだ。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
これからもますますたくさんのluntaさんの旅の世界とおいしい世界をご紹介くださいませ~!
フランスでは市場で買い物をする人が激減し、特に都会の市場は観光化してしまったのが残念。
中国のお金持ちは半端じゃないですね。
窓の形がお洒落!
プライベート空間のパイナップルや蟹、きっと好きだったんでしょうね(笑)
アイスキャンディのスティックがしおりになるなんて、素晴らしいアイディア。
旅行記はどうしても写真が多くなりますよね。
これからも素敵な写真、楽しみにしてます!
ありがとうございます!
私にはmiriyunさんのように素敵な写真は撮れませんが、これからも変な写真はたくさん撮るでしょうから、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
タヌ子様、
フランスの市場、お客さんが減っているんですか?食にうるさいフランス人なら市場、と思っていたのに。
その点アジアはどこの国もまだまだ市場が元気で、そんなところをのぞくのが面白くてたまりません。
中国のお屋敷もすてきでしょう?
清代の装飾は過剰になりすぎると思っていましたが、ここは許容範囲の派手さで心地よかったです。
これからも写真だらけの旅行記が続くと思いますので、よろしくお願いいたします。
自分が面倒くさがりなんで尊敬します!
雰囲気のいい豪邸も素敵ですが
アイスキャンディーのツブツブが気になって仕方がありません。
胡麻か何かだろうと思いつつ、蝶の何かだったらどうしようとか考えちゃいました(笑)。
写真1万枚は我ながら多いと思うけれど、旅先から投稿するまめさは自分にはありません。
だださんこそすごい。
バス営業所は教えて頂いたとおりすぐ分かったのですが、日曜の16時半で台北行きは3時間後にしか席がないとのこと。温泉入る前にバスの予約をする方がベストです。結局電車で帰りましたが、途中で指定席の権利がなくなり、立つ羽目になりました。
蘇澳冷泉もとても気持ちよかったです。泡に弾力があるといいますか・・真夏に再挑戦したいです。
礁渓近くの頭城老街が規模は小さいものの、土産物屋がなくて雰囲気がありますので、温泉に行かれた際には寄ってみて下さい。
林本源園邸にも行ってきました。台北の近くにこんなに立派なお屋敷があったとは。庭園だけでもかなり歩いて凝った東屋がいっぱいですね。記事をUPして頂きありがとうございました。
故宮博物館ですが、建国100年の特別展が開催されております。絵画書跡で、唐時代やらの名品中の名品、お宝級の絵画が見られます。展示替えがありますが、1/3まで開催中ですので機会があればいかがでしょうか?(絵画室は団体は素通りなので、観賞できる環境でした)
そして佳興魚丸店のはんぺんが本当に美味しかったです~。次回訪台が楽しみで。
これからも管理人さまの旅の報告を楽しみにしています。
当ブログの中途半端な情報でも活用いただいているとのこと、お役にたててうれしいです。
礁渓温泉から台北のバスは早いし安いので人気があるのですね。私が乗った時は大して待つこともなく乗れましたが、運がよかったのですね。
また近々台北に行きますが、たまには南部の方にも足を延ばしてみたいものです。面白そうな温泉がまだまだたくさんありますし。