10月18日
フィレンツェのアパートの台所で食べる朝ご飯。
一足先に来ていた先発隊が用意してくれていたのは、イチジクに乗せて食べれば素敵においしい生ハムに大好きなブッラータ・チーズ。ブドウがたくさん乗ったパンはスキャッチャータ・ディ・ウーヴァと言ってトスカーナ地方で秋にだけ作られるものとか。パンはフォカッチャと同じものだそうだが、ブドウの乗ったところがまるでカスタードのようにとろけていておいしい。
ゆったりと朝を楽しんで、アパートからすぐのサンタ・マリア・ノヴェッラは昨晩も通りかかった所。
教会の前の広場には早くも団体がいくつも来ているが、日曜のため中ではミサが行われていて入ることはできなかった。
さて、フィレンツェに来たのはなんと37年ぶり。
ではあるが初日の今日は駅から郊外へ出てしまう。
構内にトイレもなくて使いづらい大きなフィレンツェ駅にはイタロやイタリア国鉄の特急列車が顔をそろえているが
我々が乗るのはローカル列車。
町を出ると周りの景色はすぐにのどかな畑になり、
次第に緑が増えて山の中に入って行く。
1時間15分で目的地、Marradiに到着。
人口4000人にも満たないこの山の中の村では毎年10月の毎日曜日に栗祭りが行われていると聞いてやってきたのだ。
駅を一歩出るともう早速屋台が並んでいて
おじさんがフライパンで焼く栗がおいしそうなので買ってみると自然な甘みでうまい。
が、ここはまだ会場ではなく、人の流れについて10分ほど歩いて行くと、おお、すごい人。
村の中心への入り口で入場料2ユーロを支払って、いざ狭いメインストリートに突入。
主役はもちろんこの村の名産品である栗で
村の青年団やら消防団やら、村中総出で栗を焼いて売っている。
道の両側にはいろいろな屋台が出ていて楽しいのだが、お昼もだいぶまわっているのでまずは腹ごしらえ、と食堂の表示の方へ行ってみると
普段は市場として使われていると思しきスペースにテーブルが並べられ、表では豪快に炭火焼をしている。
カフェテリア形式でいろいろ盛ってもらうと、これで21ユーロ。安くはないがハーブの効いたローストチキンとグリル野菜がおいしく、なによりこういうところで食べるのが楽しい。
お腹を満たしたところで落ち着いて屋台を眺めて行くと
カスタニャッチョというういろうのような食感のものやらタルトやら、栗を使ったお菓子がいっぱい。
栗粉や、それで焼いたパンもあるし
ジャムやらマロングラッセももちろんいっぱい売っていて栗祭りの名前通り。
その他にもハムやチーズはイタリアのこういうお祭りには欠かせないし
きのこやら唐辛子やらも見ているだけで楽しい。
川の流れる村のたたずまいもとてもいい感じで、静かな時に来ても楽しそうなところだ。
しかし昨年行った魚祭りといい、トリュフ祭りといい、イタリアの小さな町はこういうお祭りが上手だと感心してしまう。
いろいろとおいしそうなものを買い込んで、あまり本数のない帰りの列車に乗るべく駅へ戻る。
すると前夜Iさんにも言われていた通り、駅は人でいっぱいで列車の中など満員の通勤電車状態。
行きの列車は普通に座れたのに、帰りはこんなに混雑してしまうのはなぜなんだろう。
それでも途中からは何とか座れて、無事にアパートに帰宅。
もろもろ少しづつ買ってみた栗菓子を4人で試食してみたが、栗粉は思ったほど栗の味がしなくてパサパサしていることを確認。
結局焼き栗が一番おいしかったが、栗祭りの一日は楽しかった。
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フィレンツェのアパートの台所で食べる朝ご飯。
一足先に来ていた先発隊が用意してくれていたのは、イチジクに乗せて食べれば素敵においしい生ハムに大好きなブッラータ・チーズ。ブドウがたくさん乗ったパンはスキャッチャータ・ディ・ウーヴァと言ってトスカーナ地方で秋にだけ作られるものとか。パンはフォカッチャと同じものだそうだが、ブドウの乗ったところがまるでカスタードのようにとろけていておいしい。
ゆったりと朝を楽しんで、アパートからすぐのサンタ・マリア・ノヴェッラは昨晩も通りかかった所。
教会の前の広場には早くも団体がいくつも来ているが、日曜のため中ではミサが行われていて入ることはできなかった。
さて、フィレンツェに来たのはなんと37年ぶり。
ではあるが初日の今日は駅から郊外へ出てしまう。
構内にトイレもなくて使いづらい大きなフィレンツェ駅にはイタロやイタリア国鉄の特急列車が顔をそろえているが
我々が乗るのはローカル列車。
町を出ると周りの景色はすぐにのどかな畑になり、
次第に緑が増えて山の中に入って行く。
1時間15分で目的地、Marradiに到着。
人口4000人にも満たないこの山の中の村では毎年10月の毎日曜日に栗祭りが行われていると聞いてやってきたのだ。
駅を一歩出るともう早速屋台が並んでいて
おじさんがフライパンで焼く栗がおいしそうなので買ってみると自然な甘みでうまい。
が、ここはまだ会場ではなく、人の流れについて10分ほど歩いて行くと、おお、すごい人。
村の中心への入り口で入場料2ユーロを支払って、いざ狭いメインストリートに突入。
主役はもちろんこの村の名産品である栗で
村の青年団やら消防団やら、村中総出で栗を焼いて売っている。
道の両側にはいろいろな屋台が出ていて楽しいのだが、お昼もだいぶまわっているのでまずは腹ごしらえ、と食堂の表示の方へ行ってみると
普段は市場として使われていると思しきスペースにテーブルが並べられ、表では豪快に炭火焼をしている。
カフェテリア形式でいろいろ盛ってもらうと、これで21ユーロ。安くはないがハーブの効いたローストチキンとグリル野菜がおいしく、なによりこういうところで食べるのが楽しい。
お腹を満たしたところで落ち着いて屋台を眺めて行くと
カスタニャッチョというういろうのような食感のものやらタルトやら、栗を使ったお菓子がいっぱい。
栗粉や、それで焼いたパンもあるし
ジャムやらマロングラッセももちろんいっぱい売っていて栗祭りの名前通り。
その他にもハムやチーズはイタリアのこういうお祭りには欠かせないし
きのこやら唐辛子やらも見ているだけで楽しい。
川の流れる村のたたずまいもとてもいい感じで、静かな時に来ても楽しそうなところだ。
しかし昨年行った魚祭りといい、トリュフ祭りといい、イタリアの小さな町はこういうお祭りが上手だと感心してしまう。
いろいろとおいしそうなものを買い込んで、あまり本数のない帰りの列車に乗るべく駅へ戻る。
すると前夜Iさんにも言われていた通り、駅は人でいっぱいで列車の中など満員の通勤電車状態。
行きの列車は普通に座れたのに、帰りはこんなに混雑してしまうのはなぜなんだろう。
それでも途中からは何とか座れて、無事にアパートに帰宅。
もろもろ少しづつ買ってみた栗菓子を4人で試食してみたが、栗粉は思ったほど栗の味がしなくてパサパサしていることを確認。
結局焼き栗が一番おいしかったが、栗祭りの一日は楽しかった。
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途中で座れてよかったですね
焼き栗ホクホクで大好きです
毎日曜にお祭りで栗振舞うのか~
フィレンツエに秋滞在が条件というのは
ハードルが高いです~
イタリアは秋に行くといろんな収穫祭があって楽しいですよ。
栗がお好きでしたらぜひおでかけください。
栗祭りも行きましたが、クロアチアではここまでの種類の栗の加工品はなかったな。
栗は大好きだけど、私も栗粉のお菓子は今一つ苦手。
冬に食べる焼き栗は最高ですよね。
フランスにも栗祭りってあるのかな?と思って調べてみたら、栗祭りとは名ばかりで、トレッキング大会でした(涙)
フランスにもあるものとばかり思っていたので、ないと聞いてびっくり。
日本でも真似すればネタはいっぱいありそうですよね。
栗粉のお菓子はかなり期待外れだったけれど楽しかったです。