久しぶりに新鮮なメンバーでオフ会。
JR蕨駅におなじみヤムの会のTrintrinさん、スクムビットさん、ヒョウちゃんに加えてZhenさん、すねこすりさんに自分の6名が集合した。
本日のテーマはガチ中華。
ということで今回は中国でのお仕事が長いZhenさんにおんぶにだっこ。
駅から徒歩5分、大きなマンションの下に入っている中華料理屋さんにご案内いただいた。
お店の正面は料理の写真で覆いつくされているが、店名からして簡易体でもう読めない。
定食メニューに至ってはもうまったく歯が立たず。
店内に入ると各テーブルには他では見たことのない大きなお鍋がセットされていて、メニューにもたくさん鍋料理があるが、どれもものすごくボリュームがありそうだし、大体外気温が35℃を越えているだろう中で鍋は無理。
ということで注文もすべてZhenさんにお任せ。何しろこちらのお店、接客の女性からして日本語NG、すべて中国語なのだ。
まず登場したのはたっぷりのピリ辛ソースに浸った蒸鶏と、コンビーフのようにほぐれた牛肉とネギをあえたお料理。
次はフリッターのような衣をまとった豚肉。これが柔らかくてうま~い!
小さなアサリは醤油炒め、好きで入れてもらった豆干のあえ物にはプルプルしたゼリー状のものも入り、甘辛でさっぱり。しかし一皿がすごい量だ。
羊大好き~、と嬉しいことに拒否者がいなくてお願いした羊肉の串焼きはクミンが効いて激うま。ニラも串焼きだそうだけれど、これを串に刺すのは大変そう。
などとわあわあ、初対面のお二人も交えて、話はチベットやウイグル問題からバンコクの美容整形まで。
途中、他に2,3組の来客があるものの皆さん中国語ネイティブの方々。
我々は一体どこにいるのだろう、とビザが取りにくくて小太りの熊が目を光らせる国にはもう行かなくても十分楽しめる感じ。
独裁者の悪口も言ったような気がするが、Zhenさん以外名前は知られていないから大丈夫かな。
お腹いっぱいになって、この後は蕨宿を案内していただくつもりだったが、時刻は2時過ぎ、あまりの暑さに断念。
近くの冷房の効いた喫茶店でかき氷に転んでしまったが、これが本物の削りイチゴが入っておいし~。
またひとしきりしゃべり倒して、駅で解散。ガチ中華はおいしいし、楽しいわ。
お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
次回はぜひあの巨大鍋に挑戦しましょう!
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7月11日 続き
ウシュグリ要塞から村に戻ったのが14時半。
やっとお昼、ということで宿泊するゲストハウスのすぐ下にある別のゲストハウスへ。
この一階部分がレストランになっていて
いかにも農家のおばちゃんたちが運んできてくれる料理、どれも素朴ながらとても味がいい。特に金時豆のような豆の煮込みは甘くはないが日本の煮豆っぽく、毎食お目にかかるハチャプリも表面がカリッとしておいしい。
と、開け放したドアから厨房が見えるので覗かせていただくと
おばちゃんが具を中に入れた生地を器用に手で伸ばしている。表面がカリッとするのは打ち粉がトウモロコシの粉だから。これをまずは薪ストーブの上で焼き、それからオーブンの中に入れて焼き上げる。
新しく焼いているものは他のテーブルに行くのかと思ったらまたこちらに来た。
今度は肉入りのクブダリ。肉は牛肉だけれど粗みじんで歯ごたえがあり、玉ねぎと肉汁でうま~い。
しかしチーズ入りも食べちゃったし、お腹パンパンになったところでさらにデザート。
すると素焼きの壺に入って出て来たマッツォーニというこちらのヨーグルト、これが今まで食べた中でも一番おいしい。程よい酸味に自然な甘みもあって、これはいくらでも食べられる、と隣に座った奥様と大喜びしてしまった。
膨れたお腹を抱えて、今夜の宿にチェックイン。
山小屋風のコシュキ・ゲストハウス。
何の飾り気もない部屋だけれどちゃんとトイレとシャワー付きでベランダもあり
出てみると隣の畑の向こうにさらに隣の地区の集落が見える。
部屋に落ち着いたのが16時、村に降りるのも億劫になってシャワーを浴びたりしているうちに19時半の夕食の時間になってしまった。
当然まったくお腹は空いていないのだが、そこは団体行動のつらさ、別棟になった食堂へ行くと
凝った木彫りの椅子など置いてあって、宿のお姉さんがまたたくさんの料理を並べている。
このお姉さん、愛想のかけらもないのだが、イケメン・ガイドに言わせるとこの地方では普通なのだとか。
ここでもまたチーズ入りのハチャプリと肉入りのクブダリが登場。こちらのクブダリの肉は一段と大ぶり。
初めて登場したグラタン料理の中身はポテトと野菜。デザートの果物までおしゃれな盛り付けで、結局またしっかり食べてしまった。
暗くなると畑の向こうの大きな十字架にこの景色に不釣り合いな電飾が灯った。
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7月11日
朝9時にホテルを出発、メスティアより奥にあるウシュグリ村を目指す。
距離は50㎞、以前は道が悪くて何時間もかかったそうだが、今は2時間もかからないとのこと。
ところが出発してすぐ、道路の真ん中でパトカーがとうせんぼをしている。
なんでも車の事故があって処理待ちとのことだが、我々より前には車がいないので処理は始まったばかりの様子。
待っているうちに後ろに車の列ができ、みんな暇なので降りてくるが、何台もに分乗している団体はタイ人。陽気に写真を撮りまくって、我々のイケメン・ガイドまで入れて記念撮影をしているのには笑った。
事故処理現場まで近づいてみるとクレーンで谷底に落ちた車を引き揚げている。
少し先の橋の欄干を突き破って落ちた車が流されてきたようで、車は滅茶苦茶に大破。車内の人は気の毒に助からなかっただろう。
通行止めは思いのほか早く、45分で解除されて先に進むことができた。
片側が崩れている所も一ヶ所あったが、確かに道は悪くない。
塔の見える村をいくつか通り過ぎ
他より一段と塔の密集した村が見えて来たらそこが標高2100mで「ヨーロッパで人が定住する最も高い所にある村」とされる目的地、ウシュグリ村。11時には着いてしまったので1時間15分で来た。
お昼にはまだ早いので、まずは荷物を宿に置いて山の上までハイキングに行くことになった。
矢印の所に見える塔まで標高差200m。
宿はこの地域の中心、チュヴィビアニ地区の高台に建っているので、まずは坂を下る。
川の向こう側はチャジャシ地区。
黒っぽい石造りの家が並んで渋い!
さらに進むともう一つ、ムルクメリ地区の家々が見えてくる。
と、途中でまた「日本人ですか」と女の子に声を掛けられた。聞けば一人でメスティアからここまで3泊かけてトレッキングしてきたとのこと。そう言えば車で来る時に歩いている西洋人グループを何組か見たが、日本人の彼女は全く一人で来たというのでびっくり。定番ルートではあるらしいが、一人とはかなり大胆だ。
この村落にも立派な塔がいくつもあって、戸口から覗いている子供の他には人影はない。
川を渡るとその向こうにはエニシダがいっぱい。
その先から斜面を登って行くと
周りは笑っちゃうほど花でいっぱい。
特に風船のようなマンテマとピンクのトラノオがかわいくて
他にもきれいな花がいっぱい。
斜面は急で高度がどんどん上がり、最後は特にすごい急こう配だったが
2時間で塔に到着。添乗員にはタマラ女王の塔と聞いたが、ここはウシュグリ要塞が正解のよう。
到着すると厚い雲から雨が落ちてきて気温は10℃以下。小さな要塞に見るものはないので、少し休憩したらすぐ下山。
急こう配の下りの方が気を使ったが、花がいっぱいのこのコースは楽しかった。
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7月10日 続き
ハイキングの後、本来であれば周辺の山を見る展望台までリフトとゴンドラで行く予定だったが、天気が悪くてリフトは運休、上がった所で何も見えないので中止になってしまった。
カナリアのテイネ山に続いて、今年はどうも海外のロープウェイとは相性が良くないらしい。
夕食まで時間があるので、代わりにメスティアの街の中心まで何人かで散歩に出ることにした。
ホテルからは坂を下り、橋を渡って右に折れると街一番の繁華街。
いかにも観光地らしいバーやレストランが並んでいる。
この街並みで一番高く目立つのは警察署。
他の地域でもそうだが、この国はなぜか警察署の建築に凝っていて、隣の市役所よりも派手だ。
警察の向かい側にあるのはバスターミナル。
ここからクタイシやトビリシまで写真に見えるミニバスが走っている。
この近くを友人と話しながら歩いていたら「日本人ですか」とアイスクリームを食べながら歩いている一人旅の女の子に声を掛けられた。お互い初めて同胞に遭遇したというほど日本人旅行者は少ない。
窓からおじさんが顔を覗かせているのはパン屋さん。
大きな釜があって本格的。
この近くにはスーパーも2軒あってなかなか便利だが、途中で目に付いたのは雑貨屋の張り紙。
「スヴァン・ソルトあります」と書いてあるので入ってみると、小さな袋に入って1つ3ラリ。
スヴァン・ソルトとは塩にスパイスやハーブを独自にブレンドしたもので、ここのは猛烈にニンニクが効いている。何重にもビニールにくるんでもスーツケース中におうほど(笑)だったが、料理には使いやすくて大いに気に入った。
うろうろしているうちに街並みの向こうに少し雪山が見えてきた。晴れていればこの街の景色もいいだろうに。
ホテルに戻ったらじきに夕食。
メインは細長いメンチカツ、デザートはクリームコロネ。なかなか手が込んでいておいしくいただく。
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7月10日
なかなかしゃれたものもある宿の朝食を食べて、9時に車で出発。
しかし昨晩はずっと雨。
今朝も雨が続いて、雲が地面に着きそうになっている。
10分ほどで川に沿った道端で車を停め、しっかりとレインウェアを着こんでハイキング開始。
しかし行く手は相変わらず低い雲に覆われている。
牧草地の間を少しづつ上がって行くと、雲の下にたくさんの塔のある村が見えてきた。
近くで見ると塔は石造りで堅牢そのもの。梯子を掛けなければ入れない入り口の他は最上階に窓があるだけで、その他は明り取りもない。
この塔は「復讐の塔」と呼ばれ、この上スヴァネティ地方独特のもの。
ガイドに聞くと「外敵から身を守るため」と言うが、普通の戦争や侵略なら村単位で要塞を作るだろう。しかし復讐の塔はなんと各家に一つづつある。
なんでもこの地方では家同士でなにかあると相手を殺さなければすまず、そのような抗争に備えて各家に塔が造られたというからすさまじい。
このムラヒ地区には塔を備えた小さな村がいくつもあるが
今は幸いにして牛さんたちがのんびりと草をはむ平和な光景。
歩いて行く野原は花でいっぱいで、雨はうれしくないが花の写真を撮るには好都合だったりする。
雨に濡れてしっとりしたメスティアの花々はこちら↓
急こう配ではないが少しづつ高度を上げて
峠に来ると飲み物を売る屋台があった。
女性が二人、サンドイッチやクッキーなども売っているようだったが、残念ながらここでも雨が降り続いているのでそのまま素通り。
林の中を下り、広い野原に出ると
眼下にメスティアの中心街が見えてきた。
その手前に見えるのはメスティア空港。
面白い形のターミナルビルがあって、トビリシとクタイシから結構な頻度で飛んでいるらしいが、飛行機の姿は見えなかった。
かなり下まで下ったところで、ようやく屋根のある小屋(?)があったのでここでお昼。
お赤飯は添乗員のお手製、でも食べきれなかった。
昼食後は1時間もかからず降りてきて
濁流の流れる川を渡って15時半にホテルに帰還。
本日歩いたのは地図の点線部分。
歩行距離は15キロ、レインウェアのおかげで大汗かいたけれど、ようやく雨も上がった。
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