文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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書評:空の境界 the Garden of sinners 全画集+未来福音 extra chorus

2013-12-10 18:53:49 | 書評:その他
空の境界 the Garden of sinners 全画集+未来福音 extra chorus
クリエーター情報なし
講談社



 うちの子が珍しく部屋の片づけをしたので、色々とお宝が出てくるのだが、これもそのひとつ「空の境界 the Garden of sinners 全画集+未来福音 extra chorus 」(星海社)。武内崇による初画集だそうだ。

 奈須きのこによる原作小説の方は、つい表紙イラストに魅かれて、大分前に買ったのだが、あまりに分厚い(文庫版で上中下の3巻構成)ため、途中まで読んだままで、積読の山の中に埋もれてしまっている。

 ヒロインは、両儀式という美少女。そこをなぞりさえすれば、万物を殺す事ができるところが見えるという、「直死の魔眼」という能力をもつ。和服姿がデフォルトだが、これが何ともよく似合う。でも、冬は寒いから、その上からブルゾンを羽織るというヘンな格好だ。でも美少女だから許す(笑)。

 いわゆる戦闘派美少女であり、刃物を振り回して敵と戦うのだが、画集には、ナイフを持っている絵と日本刀を持っている絵が収められている。ここで面白いことに気がついた。どんなに美少女でも、ナイフを持っている姿は、どう見てもアブナイ人だ。これが、日本刀を持つと、とたんに凛々しく見える。これはナイフと日本刀の武器としての品格の差であろうか(といっても、おっさんが日本刀を振り回している姿はやっぱりアブナイ人にしか見えないが(笑))。

 こういった綺麗な絵柄は、私の好みだ。画集を見ていると、小説の方も、積読の山から掘り出して、ちゃんと読みたくなってきた。

☆☆☆☆☆

※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。
コメント
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