

今日は、文化の日の催しとして、県立図書館で行われていた、「全国大学ビブリオバトル2015 ~首都決戦~ 中国B,Cブロック 地区決戦」を観に行ってきた。これは、地区ブロックを勝ち抜いてきた山口、広島の大学生(高専生を含む)9名が、12月23日(水)に、よみうり大手町ホールで行われる首都決戦を賭けて、各自の選んだ本の魅力を伝えるというものだ。
発表時間は各自5分。その後、2~3分のディスカッションの時間があり、9名の発表が終わると、参加者の投票により、チャンプ本と準チャンプ本が決定される。
9名の発表者が紹介した本は以下の通り。(作者名は必ずしも紹介されていたわけではないため、後で調べたのだが、万が一同名の本があって、間違っていたらご容赦を)
①神去なあなあ日常(三浦しおん)
②悩む力(姜 尚中)
③アイネクライネナハトムジーク(伊坂幸太郎)
④朝が来る(辻村深月)
⑤ときどき意味もなくずんずん歩く(宮田珠己)
⑥平家物語(市古 貞次)
⑦執事の仕事術(新井 直之)
⑧ジェノサイド(高野 和明)
⑨国境の南、太陽の西(村上 春樹)
出場者は皆、紹介した本をよく読みこんでいることに感心する。私など、本は沢山読むが、すぐ他の本に興味が移ってしまい、3日もすると読んだ本の内容が記憶の中から消えていることが多いのだが(汗)。やはり、いい本は、もっとじっくり読まないといけないかもと反省したのだが、人生の残りの時間を考えると、20歳前後の発表者たちに比べれば、圧倒的に少ないというというのもある。やっぱり、まだまだ沢山の本を読みたいから、1冊にそう時間はかけていられないというのも現実。でも、重点主義で、ゆっくり読む本を持つというのも必要かもしれないと思った。
今日紹介された本は、半分以上が小説だ。やはり、本というと小説という人が多いのだろう。科学関係の本や、いわゆる「ヘンな本」などが無かったのは残念。
チャンプ本に選ばれたのは、「ときどき意味もなくずんずん歩く」で、準チャンプ本は、「平家物語」だった。1回目の投票では同数の支持を獲得して、決選投票が行われるという激戦だった。この2冊が選ばれたのは、ほぼ私の想定通りだった(順番は逆だったが)。この2名が、首都決戦に挑むようである。応援しているので、頑張ってほしい。
最後に、ビブリオバトルを観戦して詠みし歌一首。
歩み入る 本を戦う 会場は もわっと熱気 目が覚めるほど
お粗末でした(笑)。