文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

山茶花の垣根

2015-11-16 20:41:23 | 旅行:山口県


 上の写真は、帰省した折に見かけた、山茶花の生垣とでも言えば良いのだろうか。生垣なら、土地を囲っているはずだが、ここには、この一面しかなかったように記憶している。まあ、最近の私の記憶は、あてにはならないのだが(笑)。


 だんだん花が少なくなるこの季節に、これだけ咲いているというのは、なかなか情緒があってよい。花の色も、あまり見かけたことはないものだったので、思わず写真を撮ってしまった。


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またしても寺の跡取り息子の話(思い出シリーズ35)

2015-11-16 12:22:47 | 思い出シリーズ
 またしても、幼馴染の寺の跡取り息子の話である。

 大学時代、幼馴染である寺の跡取り息子が、僧侶になる勉強をするために、京都にある仏教系の大学に通っていたことは、既に書いた通りだ。

 時々会っていたが、人の顔を見ると、いつも女の子の話しかされた記憶しかない。いかにも自分が、もてもてのような感じでしゃべっていたのだが、そのわりには、いつも、合コン、合ハイ(合ハイとは、女子大の女の子たちと一緒に行う「合同ハイキング」のこと。昔は、健全な男子大学生は、こんなことでもしないと、女子と知り合う機会がなかったのだ。合コンは、昔は大学生限定で使われていたと思うが、最近はもっと幅広く使われているようだ。しかし、合ハイってどうなんだろう。今でもうやっているのだろうか)やろうと、人にけしかけてくる。そんなにもてているのなら、合コン、合ハイなんて必要ないだろうと思うのだが。もう一回念押しすると、彼は寺の跡跡取り息子である。立派な坊さんになるために、わざわざ京都の大学まで、勉強をしに来ていたのである。

 さて、この寺の息子、ある時、ちょっと来て手伝って欲しいことがあると電話をかけてきた。行ってみると、食事をおごるから、卒論を手伝ってくれと言う頼み。いったい何をすれば良いのかと思ったら、いきなり浄土真宗関係の書籍を渡され、使えそうなところを抜き出してまとめてくれとのこと。皆さんはもう知っていると思うが、私の専攻は電気工学である。いくらありがたい親鸞様のお言葉でも、そうすぐに、内容が頭の中にすうっと入ってくるわけがない。そのうえ、彼が、どんな論旨で論文を書くつもりかも分からないのである。(多分、本人も何も考えてなかったと思うが。)

 それでも、まあ、適当に書いて渡したが、後でしっかりカップラーメン1杯おごってもらった(これが約束の食事だそうだ)。私も本当に人がいい。その2年後には、彼の弟の卒論も、同じように手伝うはめになろうとは、その時点では知る由も無かったが・・・。

 その後、彼がどのような卒論を仕上げたかは知らないが、ともあれ、その彼も、いまは立派な?住職になっている。

※本記事は、2006.02.15付で、「時空の流離人」に掲載したものに加除修正を行ったものです。


○関連過去記事
警察に捕まったヤツをもらい下げに行った話(思い出シリーズ34)

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