文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:ヤマノススメ 1

2015-11-21 08:43:43 | 書評:その他
ヤマノススメ 1 (アース・スターコミックス)
クリエーター情報なし
アース・スター エンターテイメント


 とっても可愛らしい山ガールたちの物語、「ヤマノススメ」(しろ:アース・スターコミックス)の第1巻。

 主人公は、雪村あおいという高校1年生の少女。人付き合いが大の苦手で、高校に入っても、自分の好きなようにやって行こうと思っていた。ところが、疎遠になっていた幼馴染のひなたと同じクラスになったことから、彼女は変わっていく。

 ひなたが声をかけてきたとき、あおいは、「誰だっけこいつー!!」と結構ひどい反応だったのだが、結局は、二人が小さい頃に交わした、山登りの約束を果たすことになる。ところが、あおいは、小学校の時、ジャングルジムから落ちて以来、すっかり高所恐怖症に。そんなおあいだが、ひなたに引きずられるように、次第に山の魅力に嵌っていく。山道具の店で知り合った上級生の斎藤楓や、高尾山で靴底が剥がれて困っていた、中学生のここなも仲間に加わり、あおいの高校生活は、大きく変わっていく。

 熱さなどとは無縁の可愛い山ガールたちの物語は、とても楽しい。また、山登りの基礎的な知識も身に付くので、山に興味を持っている人には、特におススメだ。もちろん、そんなに山に興味はないよという人でも、あおいの成長物語として読めば、十分に面白いだろう。

☆☆☆☆☆

※本記事は、書評専門の拙ブログ「風竜胆の書評」に掲載したものです。

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