文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学の29年度2学期の学費振込

2017-09-15 16:20:16 | 放送大学関係
 昨日家に戻ったら、H29年度2学期の授業の振込用紙が来ていた。

 申請していたのは、放送授業が、「錯覚の科学」と「危機の心理学」の2科目で、面接授業が「心理学実験2」の1科目だったのだが、どうも面接授業は抽選に漏れたようだ。地方の学習センターでは、面接授業は申請すれば大抵は通るので、外れたのは本当に久しぶりである。そういえば以前も外れたのは心理学系の授業だったような記憶がある。

 どういうわけか、心理学系の授業は女子に人気が高いようだ。それは面接授業だけでなく放送授業でも同様で、単位認定試験を受けると、その人数の多さと女子比率の高さに驚く。その人気の半分でも理工系に向いて欲しいと思うのだが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ

2017-09-15 10:16:26 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ (角川ホラー文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA

・大石圭

 物語の主人公は、青山で西洋骨董店アンヌ=フローラ・アンティークスを営む柊ニーナ。父は日本人だが、母がロマの血を引くフランス人だ。彼女は驚くほどの美人だが、ある理由によりその容姿を褒められるのは好きではない。

 ところで、タイトルの「百二十歳の少女」だが、いくらこの作品がホラー文庫の一冊だからといって、別にニーナ自身が百二十年も生きているという訳ではない。本書がホラー文庫に収められてるのは、呪いの人形を扱っているからだ。その人形は、ビスクドールの最高峰であるブリュ・ジュンの特注品であり、身長は1mを優に超え、その体はまるで幼女そのままのように精工に作られていた。この人形が百二十年前に作られたということである。

 このブリュ・ジュンを手に入れた人間が次々に自殺を遂げる。その中では、ニーナの愛する人もいた。いったいなぜ。ニーナはこの人形について調べるのだが、驚くような自分との因縁が明らかになるのである。

 大石圭の作品は、以前読んだ「甘い鞭」に続いてこれが二冊目に当たる。この作品にも、一応皆が期待しているような場面も出てくるが、あの程度なら今時珍しくはないということで、「甘い鞭」ほどのエロさはないだろう。しかし、逸脱した性癖を扱っているというところは同様だ。また、呪いの人形を扱ってはいるのだが、それほど怖くはなく、悲しみの方が強いように感じられる。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする