文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:全国もなかぼん

2019-01-19 09:48:38 | 書評:その他
全国もなかぼん
クリエーター情報なし
書肆侃侃房

・オガワカオリ


 本書の内容を、一言で言えば、全国のご当地もなかを紹介した本。各地のもなかが写真入りで紹介されている。和菓子の好きな私としては、見ているだけでよだれが出そうになるし、見ていて楽しい。

 本書から読み取れるのは、日本全国、各都道府県にご当地もなかがあるということ。動物から建築物まで、ちょっと他所と変わったものがあれば、なんでももなかになりそうだ。特にそのネーミングでインパクトの強かったのが、千葉県富津市の「バカ最中」(p68)。これは貝の一種である「バカガイ」の形をしたもなかだ。

 笑ったのは、滋賀県彦根市の「彦根バルブ最中」(p164)。バルブとは工業製品の一つで要するに「弁」のことだ。こんなものでももなかになるんだと認識を新たにした次第。

 私は知らなかったのだが、広島には、「カープ最中」(p197)というものがあるらしい。どれだけ広島人はカープ好きなんだと思ってしまう。(ちなみに私は元々広島県人ではないのでカープには全く興味がない。)

 ただし沖縄県だけは、「沖縄もなか探索中・・・・・・捜索中」(p9)ということで掲載されていない。でもググってみるといくつかヒットするものがあるので、もしこれぞご当地もなかというようなものがあれば、著者に教えてあげればいいだろう。

☆☆☆☆

コメント
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