全国もなかぼん | |
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書肆侃侃房 |
・オガワカオリ
本書の内容を、一言で言えば、全国のご当地もなかを紹介した本。各地のもなかが写真入りで紹介されている。和菓子の好きな私としては、見ているだけでよだれが出そうになるし、見ていて楽しい。
本書から読み取れるのは、日本全国、各都道府県にご当地もなかがあるということ。動物から建築物まで、ちょっと他所と変わったものがあれば、なんでももなかになりそうだ。特にそのネーミングでインパクトの強かったのが、千葉県富津市の「バカ最中」(p68)。これは貝の一種である「バカガイ」の形をしたもなかだ。
笑ったのは、滋賀県彦根市の「彦根バルブ最中」(p164)。バルブとは工業製品の一つで要するに「弁」のことだ。こんなものでももなかになるんだと認識を新たにした次第。
私は知らなかったのだが、広島には、「カープ最中」(p197)というものがあるらしい。どれだけ広島人はカープ好きなんだと思ってしまう。(ちなみに私は元々広島県人ではないのでカープには全く興味がない。)
ただし沖縄県だけは、「沖縄もなか探索中・・・・・・捜索中」(p9)ということで掲載されていない。でもググってみるといくつかヒットするものがあるので、もしこれぞご当地もなかというようなものがあれば、著者に教えてあげればいいだろう。
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