文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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ソウナンですか?(6)

2020-05-01 09:52:00 | 書評:その他

 

 以前深夜アニメにもなった「ソウナンですか?」の第6巻。

 活動的でちょっと脳筋な鈴森明日香、お嬢様な九条紫音、優等生の天谷睦そして遭難のプロの鬼島ほまれの4名の女子高生の無人島サバイバルライフを描いたものだ。この巻では、ほまれが助けを呼ぶために作っていた筏が見つかってしまい、結局4人で島を脱出することになる。まだ準備をしている段階だが、果たして4人は無事に島を出ることができるのか。

 誰かが恥ずかしい目にあうのはこの作品のお約束。この巻には3か所あり、思わず吹き出してしまった。1つ目は明日香以外の3人、あと二つは紫音が犠牲者だ。

 まず一つ目だが、明日香は水汲みが面倒くさいと、最初は上流まで汲みに行っていたのだが、50mずつ下流に汲む場所を移動して、最後は、すぐ近くで組んだようだ。川は、下流に行くほど雑菌が多くなる。結局明日香以外の3人はピーゴロゴロ。明日香は、水を飲んでなかったので無事だったらしい。

 二つ目は、ほまれが紫音に送った誕生日のプレゼント。おかげで紫音はかなり恥ずかしいことを。カズラガイで作ったアクセサリーを首にかけようとする紫音に、そうじゃない腰につけるんだというほまれ。

「古来 太平洋の船乗りたちは 見えないうねりを・・・ 睾丸の揺れから読み取っていたそうだ! だが私たちには残念ながら睾丸はない・・・」
(p80)


ということらしい。おかげで紫音は筏に乗せられ恥ずかしい格好を(笑)

「もっと腰を落として 足を開け!! そうだいいぞ!! どうだしおん!?何か感じるか!?」「ええ・・・すごく恥ずかしさを感じるわ・・・」
(p81)


 そして3つ目は、ほまれと明日香が食料としてエイをとろうとしたとき。大物をモリでついたのだが。それを引き上げるときに紫音のパンツが破れてしまう。しばらくノーパン状態の紫音だったが、ほまれがエイの皮で代わりのパンツをつくった。

「ちょっと生臭いが履き心地は悪くないぞ」(p124)


さすがにこれは、他の娘たちには評判が悪かったようだ。

 ともあれ、この作品をじっくり読めば、例え遭難しても慌てず騒がず、サバイバルライフを送れるようになるだろう(ホンマか?)
☆☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

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