文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

まんがで身につく 続ける技術 Business ComicSeries

2020-05-11 16:20:27 | 書評:ビジネス

 

 あなたはこんな経験はないだろうか。何かをやろうと一念発起して、3日坊主で終わったことが。そんな人はぜひこの本を読むといいと思う。

 物事を続けるためには「技術」がある。「続ける」ためには、「才能」も「意志」も「やる気」も不要だというのが本書の主張だ。

 そのためには、何をコントロールしたいのか。コントロールしたい行動を「ターゲット行動」といい、これは「過剰行動」と「不足行動」に分けられる。「過剰行動」というのは、減らしたい行動や止めたい行動であり、「不足行動」とは、増やしたい行動のことである。そして「不足行動」には、それを妨げる「ライバル行動」がある。

 こういったことを、本書は漫画仕立てで、あまり本を読む習慣がない人でも分かりやすく教えてくれる。

 本書の主人公は、野呂豊という28歳のサラリーマン。何をやっても3日坊主で、営業成績はビリ。ところが、引き抜きで25歳の樹林こずえが課長としてやってきたことから、彼女の指導により野呂は変わり始める。そして最後には変身した野呂が、ニューヨーク派遣に選ばれるのである。

 実はいろいろオチがあるのだが、こんな可愛らしい課長さんの下で働きたいという人は、意外と多いのではないかと思う(笑)。

 これまで、何をやっても長続きしなかった人には、一読する価値はあるのではないかと思う。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

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