「聖剣さま」と呼ばれる無敵の女騎士、レオ・コルネリアと、魔法使いフーリー・デントが織りなすラブコメ第5弾。
フーリーは、もうレオ(の腹筋)一筋。レオの方もフーリーのことが好きなようだ。
この巻では、レオとフーリーの本気が見れる。なにしろレオが強敵の元近衛騎士のメルヴィーを瞬殺。メルヴィーに傷つけられたフーリーをみてレオが怒り、メルヴィーを殺そうとする。そんなメルヴィーを助けたのがフーリー。その理由が、もしレオがメルヴィーを殺すと「貴重な腹筋が一つ失われる」(p32)かららしい。フーリーは冗談だと言っていたが、半分以上本気だと思う。
御前試合にフーリーも参加するのだが、どうも副賞めあてのようだ。その副賞というのが「聖剣と見合いができる権利」なのである。フーリーは「レオを他の誰にも渡したくない」から参加したのである。これを聞いてレオが上機嫌になること、なること(笑)。
この他、フーリーの開発した「お手軽性転換ポーション」で男女が入れ替わったレオとフーリーも見れる。男になったレオは、可愛い女性になったフーリーにドキドキ。
狂剣さまのヘルガには、フーリーのおかげでサキュバスの使い魔の友達ができた。今は二人でクエストに行っているようだ。
腹筋女子萌えの男子諸君にぜひとも勧めたい漫画である。
☆☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。