この作品は、静岡県立夢ヶ丘高校に学ぶダイビング部の生徒たちの物語だ。主人公は1年生の小日向光(通称ぴかり)と大木双葉(通称てこ)。なお、ビキニの水着は上下別々に買えるところもあるようで、部長の、姉ちゃん先輩(本名:二宮愛)は上だけ2枚買っていた。本当に上と下別々に買えるのか、ネットで検索してみると、別々に買えるところは通信販売なら結構ヒットした。ただリアルの店舗でもそうなのかはよく分からない。
なぜ彼女が姉ちゃん先輩と呼ばれているかと言えば、ダイビング部に双子の弟くん先輩(本名:二宮誠)がいるからだ。美人で、優しく(なぜか弟くんには厳しい)、面倒見がよく、胸も大きい(ただし、巨乳キャラは、水着を買うときの、本人の「うん 私のサイズだと日本じゃ可愛いのなかなかないのよねー だからいつも上だけ2枚重ね着してカバーしてるのよ」(4巻pp87-88)という発言による。しかし言われないと気が付かないと思う。)姉ちゃん先輩は主人公以上に、私のお気に入りなのである。
4巻では、てこの中学時代の友人が遊びに来る。友人のうちの一人は、このてこという呼び方が気に入らなかったのだが、最後はみんな仲良くなり、彼女たちは帰っていく。
5巻では、ダイビング部の女子たちがGが大の苦手だということが判明する。勇敢にGに立ち向かったぴかり。君は勇者だ!!
6巻ではダイビングの女子たちがドライスーツ(高い)を買おうとして親にその金を出してもらえるか聞いている場面が面白い。なにしろ、てこは今年のクリスマスやお年玉、誕生日祝いなしだったのに、ぴかりは高校の3年間クリスマスやお年玉、誕生日祝いなし。姉ちゃん先輩はなんと社会人になって働いたあとで返せと言われたらしい。このあたり、各家庭の状況がうかがえるようだ。
特に大きなイベントがある訳ではないが、独特の優雅な制服に身を包んだ少女たちがなかなか魅力的だ。
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