曇、22度、89% 福岡
2週間程前に久しぶりに映画を見に行きました。「ルーシー」今、日本でもかかっているスカーレットヨハンソンが主演している映画です。台北、パリが舞台、モーガンフリーマンが出ているのですが、それよりも韓国人のやくざを演じている役者さんの方が迫力がありました。ストリーは、まあまあです。スカーレットつまりルーシーは、後半ずっと同じ服装でした。黒のボディコンシャスなアライヤのワンピース、そして、高さ10センチ程もあるクリスチャンルブタンのハイヒールです。スカーレットのメリハリがある体にぴったりです。ストーリーが今ひとつなので、彼女のその歩く姿に見惚れていました。
クリスチャンルブタンの靴、あのトゲトゲの鋲が付いたものや、それこそ10センチ以上のハイヒールで有名な靴のデザイナーです。一目見てルブタンの靴と分かるところは、靴底がなんと真っ赤です。ヒールが10センチ近くの靴ならば、立っているだけで靴裏の真っ赤が見えます。
15年程前、まだこんなにルブタンが有名になる前だったと思います。夏のセールの時に、ルブタンの靴を4足も買いました。まだ、そんなにお値段が高くなかった上にセールです。 4足のうち2足は、好きで好きで履き潰してしまいました。残ったのは、シルクのミュールと蛇革のサンダルです。蛇革は履いてみたかった素材ですが、いやはや私には似合いません。求めた4足は全て、3センチ程のヒールです。とても足入れがよくミュールの方は、かかとに滑り止めの革が張られています。ルブタンの靴はいいなあ、と思っていると、あれよという間にお値段が高い靴になってしまいました。セールになってもとても買えたものではありません。しかも、ここ数年はヒールが10センチ近い高いものが主流です。坂の途中に住んでいるだけでなく、高いヒールの靴は足に無理がいく歳になりました。
29歳になった時に、この一年はずっとハイヒールを履こうと決めました。犬の散歩以外は、6センチ以上のヒールの靴を履き続けました。背の低い私です、ヒールの靴を履くと世界が違って見えます。それに女ですからね、細いピンヒールの靴は女性ならではのものです。
昨日、福岡の戻って来る飛行機の中で、「ジゴロインニューヨーク」を見ました。見たい映画でした。ウディアレンが出るのですが、彼よりもジョンタトゥーロが主役のジゴロです。ジャンタトゥーロが好きです。しかも、脚本も監督もジョンタトゥーロ。見ているとシャロンストーンも出て来ます。あれ?ジョニイディップの元の奥さん、バネッサパラディもています。彼女のかすれた声が好きです。そして、なんとも、バックに流れる曲が素晴らしくいい。映画ってこれよね、と思います。
この「ジゴロインニューヨーク」でもまたしてもルブタンの靴が登場です。女優さんの名前は分からないのですが、やはりボディコンシャスの服に、10センチ程のヒールのルブタンの靴。タンゴを踊るこのシーン、カメラのアングルが靴の高さです。靴底の真っ赤がしっかりと見えます。
ああ、ヒールの高い靴を久しぶりに履きたくなりました。でも、やはり夢ですね。
映画を見るって、服装を見たり、家においてある小物を見たり、やはり楽しい。「ジゴロインニューヨーク」飛行機の中で2回見ることが出来ました。きっと、DVDを買いそうです。