チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

庭作り

2014年09月05日 | 日々のこと

曇、28度、88%    雷注意報

 私の実家の改築を初めて1年と4か月、家は概ね出来ました。ところがいけません、台所が決まらないのです。台所は難しい。今まで、初めからある台所を使って来ました。いざ、自分のための台所といわれても。そこで、家の方は細かなところと、問題の台所を残し、8月からは庭作りを始めてもらっています。木という木が、徒長したような鬱蒼とした庭でした。思い切って、数本の木は切ってもらいました。 大きな切り株です。庭の様子が、ガラッと変わっています。裏庭には、ほとんど日が注さなかったここ20年、風通しも、日当りもすっかりよくなりました。

 座敷からみえる庭は和風に、居間からデッキ越しの庭は少しモダンに、そして、その奥は私が植物を植えれるようにと分かれています。居間から見えるその境の壁を、雨の中おじさんたちが作ってくれていました。 まだ、コンクリートの打ちっ放しですが、そのうち塗装されます。左下に小さなアーチがあります。このアーチ、モモさんの出入り用です。モモさん、この家に帰るまで、元気でいてくださいよ。

 和風の庭は、元々あった池を少し移動させて築石することになっています。石は全て昔から庭にあったものを使います。福岡は観測史上2番目に8月の日照時間が少なかったそうです。私がいた間も、雨と雷が断続的に続きました。その足場が悪い中、一番の大仕事が、つくばい、手水を使う石の移動だったそうです。見出し写真の石は、2トンを超えるものだそうです。まだ、和風の庭は手付かず、石の移動だけで終わっています。雨に濡れたつくばいの石を見ながら、昔は苔のむした石だったことを思い出します。石だって、人に見られなくなると、美しい姿を見せてはくれません。

 私の育った家ですが、18歳で家を出てからは、家のことなどほとんど顧みませんでした。古い家が梁だけになったときも、驚きでしたが、小さいときのように、裏庭に陽が注すのを見て感激です。亡くなった母は、手を入れる、手をかけることをしない人でした。堆く積もった落ち葉が取り除かれ、裏庭に通じる家の両脇の細い通路の飛び石がすっかりと見えるようになりました。この飛び石があったことすら忘れていた私です。

 小雨の中、飛び石を飛びながら思います。日当りが変わると、庭の生態系も変わるでしょう。昔のように、カエルが戻って来てくれるかな?

コメント
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