チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

イチジクのパン

2014年09月15日 | パン

曇、28度、81%  シグナル1

 イチジクが食べたい、その一心でイチジクの木を育てました。日本での話ではありません。ここ香港は、生のイチジクが売っていませんでした。生のイチジクが果物屋に並ぶようになったのは、ここ数年です。我家のイチジク、夏の終わりには3つか4つ実を付けました。「無花果」と広東語では書きます。花をつけずに実がなるからです。イチジクが熟れるのを楽しみにしていると、コウランという小鳥がくちばしで突きました。そこで、コウランたちにパンをあげるようになりました。イチジクの木はコウランたちの止まり木になり、三夏、小さな実を付けてくれました。ところが、植木鉢が小さかったのか、枯れてしまいました。

 ちょうど、我家のイチジクの木が枯れた夏から、市場の果物屋の店先にイチジクが入って来ました。トルコからです。結構、高値の果物です。今ではイスラエルからもやって来ます。生のイチジクはなかった香港ですが、干したイチジクは、アメリカ、イギリスからのものが以前からありました。あの丸っこいイチジクの形そのままが干されて小さくなったものです。ヨーロッパからの干イチジクは、少しオイルが塗られているようです。ところが、トルコの干イチジク、 なんだか、パウンドケーキのようです。30個以上入っています。干したイチジクをペタンと押したお餅のような恰好です。このお餅型干イチジクが、とても気に入って、そのまま食べていました。イチジク入りのライパンがフランスで流行中と聞いたので、よしとばかりに、トルコのイチジク入りパンを焼くことにしました。

 イチジクに合うオイルは何かな?と考えます。バターはある意味オールマイティー、オリーブオイルではつまらない。そこで、アボガドオイルを使うことに。 パンは加えるオイルによって香りが全く変わって来ます。最近香港では、ショートニングが売り場から姿を消しました。トランスファットが問題だからです。アメリカ程規制はありませんが、食べ物には敏感です。

 イチジクの種がプツプツと歯にあたります。 残った干イチジクで、ジャムでも作ろうか、赤ワインで煮ても美味しそうです。いつか、庭にイチジクの木をもう一度植えてみたいと思います。今度は、少し鳥たちにも分けてあげましょう。

コメント (2)
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