曇、27度、85%
タイのカレー、黄色に赤に緑と辛さもさることながら、ココナッツの香り豊かな私の好きな食べ物です。あまり有名でないのがマッサマンカレーやペナンカレーと思っていたら、つい先日、マッサマンカレーが世界一おいしい料理に選ばれていたことを知りました。
アメリカのCNNが2011年に選んだ一番おいしい料理がタイのマッサマンカレーだそうです。それを知った時、やや首を傾げました。そうかな?というわけで、久しぶりに作ってみる事にしました。香港ちょっと市場を探せば、タイ料理の食材を扱うお店が見つかります。そこでは出来上がった、カレーペーストが売られているので、簡単に作ることが出来ます。
いつも使うのはメイプロいというメーカーのペースト、タイの女性の絵がトレードマークで日本でも一番見かけるのもです。メイプロいのマッサマンカレーペーストはどこを探しても売り切れ、仕方なく、 このペーストを使ってみました。随分いろいろなメーカーのペーストを食べ比べましたが、メープロイのものが美味しいように思います。マッサマンカレーは、マッサマンが表すようにイスラム教徒のカレーです。タイ南部のカレーで、香り付けがインド影響かコリアンダーが強く感じられます。イスラム教徒のカレーですからブタは避けました。
思い立って、すぐに作ったので少し辛みや香りがきつく感じます。とはいっても、グリーンカレーよりは数段まろやかです。私が一番好きなのは、グリーンカレー、辛みが強いばかりでなくあの香りが好きです。少し時間を置いて、このマッサマンカレーを食べると、ふむふむ、なんだか美味しいと言われるのが分かる気がします。レッドカレーよりまろやかです。かといってイエローカレーよりは複雑な味がします。それでも、なぜ、マッサマンカレーが世界一美味しいのかは、納得できません。もちろん、私は毎日食べるタイのご飯ジャスミンライスと一緒に食べました。
今回使ったカレーペーストは、塩ッ気が強く感じます。やっぱり、メイプロイのペーストを探して今一度作ってみましょう。
我が家のタイ人のお手伝いさんは北のチェンマイの出身です。マッサマンカレーのことは、ほとんどご存じない、どこの国でも、北と南では味や素材が違った料理があります。しかも宗教の違いもあれば、食べ物は変わります。いつものことですが、私は食べ物を通して、その国その国を見ているようです。