チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

しまほうずき

2014年09月12日 | 日々のこと

雨、25度、94%   雷注意報

 食べられる小さなほうずき。形が可愛くて、甘いとも酸っぱいともいえない不思議な後味が残る果物があります。日本では、しまほうずきと呼ぶその果物が庭に生っていると友人が知らせてくれました。空気のきれいな群馬に住む友人です。

 珍しい果物です。なかなかお目にかかれない果物です。私が初めて見たのは、香港のケーキやさんがチーズケーキの上にのせていたしまほうずきでした。もう、随分前のことです。友人にご馳走になりました。ほうずきみたいだけど?とチーズケーキと相性のいいおいしさでした。

 しまほうずきはケープグズベリートもいわれます。南米が原産。それが、オーストラリアに渡って、ケープグズベリーと呼ばれるようになったのだそうです。またの名がハックルベリー。香港では、今も、 こうしてケーキの飾りに使われます。このケーキの作り手はオーストラリアの女性です。

 昨日、いつものようにセントラルの市場に出かけました。世界中から集まって来る果物が並んでいます。この時期、中秋節の贈り物として一番高く売られているのが日本の梨やメロンです。韓国の梨や中国の梨の倍以上の値段がついています。そんな中、ブルーベリー、ラズベリー、イチゴがアメリカからやって来ています。その横に、ありました、しまほうずきです。 ANDES FRUITSと書かれていて、コロンビアからやって来ています。長旅ご苦労さん。ひとパック買いました。袋にも入れてもらわず、手に持って群馬の友人の庭を思いながら家に帰りました。

 ケーキにのっているしまほうずきは、外の薄皮がむかれています。自分で薄皮を剥くのは初めてです。きれいな宝石みたいなほうずきが顔をのぞかせます。甘いでもなし、水ッ気はほとんどありません。後に残る不思議な味がします。匂いもほとんどない。でも、このかわいい姿を見たら、誰でも食べてみたくなる、そんな果物です。

 香港のどの市場でもあるわけではありません。セントラルの市場は、近くにSOHOやランカイフォンの飲食街を控えています。レストランに卸す八百屋や果物屋が並んでいます。レストランのシェフが朝から野菜の買い出しに来る姿も見られます。高級食材を扱うオリバースやシティスーパーの棚に並ぶと、急にお値段が高くなります。市場の果物屋の店先、このしまほうずき、私でもヒョイと買えるお値段でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする