雨、27度、95% 雷注意報
ひょうたん島、もちろん「ひょっこりひょうたん島」のことです。昨日の私のブログは、ひょうたん池でした。ひょうたん池をひょうたん島と勘違いなさったと、コメントがやって来ました。すると、自分の中にはその連鎖がなかったのに、ひょうたん島のことが思い出されます。
私は、昭和32年生まれ、早生まれですから昭和31年生まれの方達と一緒に学校に上がりました。さて、何歳の時にあの「ひょっこりひょうたん島」番組が始まったのかは記憶にありません。「チロリン村」に至っては、うっすらした記憶しかありません。『ひょっこりひょうたん島」は毎日夕方確か5時15分に始まりました。時計を読むことが出来ない私が、どうやって毎日欠かさずあの番組を見てたのやら。今は、デジタル時計があって便利です。昨日、香港、大型台風の通過で町中の交通機関が止まる、シグナル8が出ていました。外は強風と時折の大雨。そんな中、いただいたコメントのおかげで、「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングを歌って、楽しく過ごしました。覚えている方は唄ってみてください。元気が沸いて来ます。
今日は、「ひょっこりひょうたん島」の話ではありません。こうして、私のブログに皆さんがくださるコメントについてです。ブログをほぼ毎日書き始めて、5年程でしょうか。お名前もお顔も知らない方達が、読んではコメントをくださいます。最初は、ちょっと戸惑いがありましたが、頂いたものは、お返しします。そんなお付き合いの果てに、香港まで会いに来てくださった方もいます。ありがたいことです。
そのコメントなんですが、私のブログを読んでもそれぞれに感じることは違います。おかげで、昨日はイチジクの話から、ひょうたん池が飛び出して来て、ひょうたん池の話から、今度は『ひょっこりひょうたん島」を思い出す。皆さんからのコメントが、私の頭のどこかを、突いてくれる、くすぐってくれる、要するに刺激をいただいています。嬉しいこともあります。時には、辛いなっと思うこともあります。
ずっと以前、生まれ育った福岡の実家の菩提寺の近くの商店街の話を書いたことがありました。父母と通ったその商店街がまだ華やかだった頃の話です。そのブログに寄せられたひとつのコメントは、全く知らない女性からでした。その方が結婚なさって間もなく、その商店街から歩いて10分程のところに住まわれたそうです。よく通った商店街だったそうです。今ではその方とは離婚なさって、もう二度と通ることはない商店街だと書かれていました。随分、胸に来るコメントでした。
その後も、福岡に帰る度、墓参りに行きその商店街を抜けます。お顔も知りません、名前も知りません、きっと、私よりお若いその彼女が、この近くに住んでいた頃、どんな思いを胸にこの商店街を通ったのか、そこに行く度に思います。その方の人生の一コマ、一時期が私の中に入って来ています。
本を読む、映画を見る、そんな完成されたものからもらう感動とは違います。ぼつぼつ、ごつごつした生きた人の心をもらっているように思います。彼女からのコメントは、その一回きりでした。
私のような世界の狭い人間は、市場に売られているの野菜や果物から世界を見ようとします。最近では、いただいたコメントから急に世界が拡がることがあります。自分が気付かなかった、自分の中の世界にも連れて行ってくれます。 皆さん、ありがとう。