蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

パリ、パリ、パリ

2010-02-12 | 脳内パリ

私のなかで、パリ熱が再燃した。
去年の夏に、パリのガイドブックを買ったが、そのまま、放置していた。
最近、なぜか、脳内パリが復活、活況を呈している。

とりあえず、ツールから。
昨日は延々と、インターネットで、各メーカーの「電子辞書」をあれこれ調べた。
買うっ!!! フランス語、少しでも取り組むっ!!!!
フランス語に特化した、音声付のものをチョイス。
さっそくネットバンキングでお金を振り込み、あとは、届くのを待つばかり。
もう、フランス語を勉強した気になっているから、こわい。

ここのところ、旅行会社のパンフレットや、
インターネットのパリ紹介(ホテル、アパート)を何気なく、ちらちら見ていた。
ほったらかしのガイドブックも、
実際は読まないのに、読もうという気持ちだけで、外出時に持ち歩いていた。
やはり、持ち歩くと、重いだけ。読まないから、本当に重いだけ。
なら、読めばいいじゃない??なのだが、なぜか持ち歩いて、パワー充電。
やっと充電の効果が出てきたようで、昨日あたりから読み始めた。

まず、これ。
電車の乗り方。
メトロって、ややこしそう。
大阪の地下鉄を、拡張して、文字、言語をまったくチンプンカンプンにしたようなもの。
3年半前、娘にパリのメトロで置き去りにされそうになって、真っ青になった恐怖体験が蘇ってきた。
(ロシアの、ものすごく深くて速い、そして荘厳な地下鉄も、すごいものがあったけれど)
このドア、閉まるのは自動だけれど、自分で開けないと、開かない。
そんなこと知らないで、ただただ、娘に着いて行っただけの無知な私だった。
さっと降りる娘。娘の後姿にぼんやり、一テンポ遅い私。
あれ? ドア閉まったまま?? 私、どうなるの??
慌てる私に、どなたかが親切に、ドアを開けてくださったんだっけ??
(頭、真っ白で、それも覚えていない)
あと数秒遅かったら、あのまま、地下鉄車内に残り、それが今生の別れとなっていたかも。

娘は、一度も行ったことがないパリの地下鉄に、なんの下調べもせずに、どんどん歩いていく。
通路が2つ、3つに分かれた時、どうして、こっちの通路を選ぶんだろう?
瞬時の選択、決断が、とても不思議だった。
なにしろ、着いていくだけ。言葉もわからない。
幼児の気分。幼児の力。乳児のアタマ。
私の腰に(見えない)ロープを巻いて、はぐれないように、娘と繋いでいた気分。

今度こそは・・・(本気で一人で、パリの地下鉄に乗ろうとしているのか???)
自分でも、ありえないのかも。。。と思いつつ、一生懸命、ガイドブックを読み込んでいる。