私のなかで、パリ熱が再燃した。
去年の夏に、パリのガイドブックを買ったが、そのまま、放置していた。
最近、なぜか、脳内パリが復活、活況を呈している。
とりあえず、ツールから。
昨日は延々と、インターネットで、各メーカーの「電子辞書」をあれこれ調べた。
買うっ!!! フランス語、少しでも取り組むっ!!!!
フランス語に特化した、音声付のものをチョイス。
さっそくネットバンキングでお金を振り込み、あとは、届くのを待つばかり。
もう、フランス語を勉強した気になっているから、こわい。
ここのところ、旅行会社のパンフレットや、
インターネットのパリ紹介(ホテル、アパート)を何気なく、ちらちら見ていた。
ほったらかしのガイドブックも、
実際は読まないのに、読もうという気持ちだけで、外出時に持ち歩いていた。
やはり、持ち歩くと、重いだけ。読まないから、本当に重いだけ。
なら、読めばいいじゃない??なのだが、なぜか持ち歩いて、パワー充電。
やっと充電の効果が出てきたようで、昨日あたりから読み始めた。
まず、これ。
電車の乗り方。
メトロって、ややこしそう。
大阪の地下鉄を、拡張して、文字、言語をまったくチンプンカンプンにしたようなもの。
3年半前、娘にパリのメトロで置き去りにされそうになって、真っ青になった恐怖体験が蘇ってきた。
(ロシアの、ものすごく深くて速い、そして荘厳な地下鉄も、すごいものがあったけれど)
このドア、閉まるのは自動だけれど、自分で開けないと、開かない。
そんなこと知らないで、ただただ、娘に着いて行っただけの無知な私だった。
さっと降りる娘。娘の後姿にぼんやり、一テンポ遅い私。
あれ? ドア閉まったまま?? 私、どうなるの??
慌てる私に、どなたかが親切に、ドアを開けてくださったんだっけ??
(頭、真っ白で、それも覚えていない)
あと数秒遅かったら、あのまま、地下鉄車内に残り、それが今生の別れとなっていたかも。
娘は、一度も行ったことがないパリの地下鉄に、なんの下調べもせずに、どんどん歩いていく。
通路が2つ、3つに分かれた時、どうして、こっちの通路を選ぶんだろう?
瞬時の選択、決断が、とても不思議だった。
なにしろ、着いていくだけ。言葉もわからない。
幼児の気分。幼児の力。乳児のアタマ。
私の腰に(見えない)ロープを巻いて、はぐれないように、娘と繋いでいた気分。
今度こそは・・・(本気で一人で、パリの地下鉄に乗ろうとしているのか???)
自分でも、ありえないのかも。。。と思いつつ、一生懸命、ガイドブックを読み込んでいる。