蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

とにかく、くれるモノは、もらってしまう。

2010-02-28 | ささいな事
繁華街では、あれこれ、チラシを配っている。
他の人には渡さないのに、私には必ずと言っていいほど、チラシを手渡される。
テッシュも、そう。
そんな物欲しげな顔をしているのだろうか。
しっかり掌を広げて、なんの悪びれることも臆することもなく、堂々ともらうからだろうか。

家に帰ってバッグの中を整理してみると、あれこれ、紙クズがどっさり詰まっている。
なんにでも手を伸ばして、もらってしまう。
そもそも、チラシを配っている人が、多くの人に無視されている姿を見るにつけ、
チラシ配りなど、きっと嫌な仕事なんだろうと、気の毒になって、
協力してあげようという気持ちが多くを占めている。

さすがに最近は、その量の多さには、うんざり。
もらってすぐに、近くのゴミ箱を探すが、なかなか見当たらず、ずっと持ち歩くのが嫌になる。
結果的には、家まで持ち帰り、家のゴミ箱に捨てる。アホとしか言いようがない。
なので、両手をポケットに突っ込んだり、配っている人から離れて大回りをしたり、
わざとらしい所作をして、チラシ攻撃を回避しようとしている。
でも、やっぱり、もらってしまうのはなぜだろう?

繁華街でもらったチラシを、いっぱい持っている姿は、決してカッコよくない。
いや、むしろ、マヌケ。
そういう人には、他のチラシ配りの人も、寄ってくるので、ますます、多くなる。
チラシだけではなく、デパートの美容部員の人から、香水のサンプルを受け取ったり、
地下では、試飲、試食も、しょっちゅう手渡される度に、味見をしてしまう。
近頃はあまりないが、風俗店への求人フリーペーパーなども手渡される。
なんで私が、よりによって、風俗店に勤めないといけない?? 
お金に窮している風に見えるのだろうか??

タクシーに乗ると、あめ玉をよくもらう。
「ありがとう」と言って、いただきますが・・・。
こういったモノは、おんな・子供・お年寄りに、くれるのだろうか??

自分の名誉のために言っておくが、決して自分から頼んで、もらっているのではない。
あくまでも、くれるものを断れずに、受け取っているに過ぎない。


というわけで、いつもバッグには、要らないものばかり。
次から次へ、上へ上へと積み重なって、腐葉土のようになっているが、
今に、何か、そこから芽が出て来るのでは・・・?と、恐れ慄(おのの)いている。
いったい、どんな芽、どんなモノが咲くのか、楽しみ?であり、不気味でもある。
(なわけないが・・・)

が、なんでも、かんでも、もらわない方向へ変更しようと、自己改革に向けて努力中だ。





これ、ご存知ですか?
クリック詐欺ではありません。