ジムでエアロバイクを漕ぐときは、マシーン1台にテレビ1台が設置されているので、
13時55分からは、NHK教育の名曲アルバムをとても楽しみに見ている。
(間に合わないような時は、ばたばた急いでマシーン・ルームに駆け込む)
ヨーロッパの街角と、18世紀頃のヨーロッパの作曲家の曲が流れる。
うっとり・・・
カラダは、エアロバイク。えっさ、ほっさ。
ちょっと、アンバランスだけど、お構いなし。
14時になると、そのチャンネルで引き続き、高校講座を見る。
木曜日は、科目は「情報」で、わたしの高校の時には、当然なかった科目だ。
コンピューター情報関係の内容で、昨日は、「ブログ」が取り上げられていて、おもしろかった。
(といっも、日常やっていることの、わかりやすい説明、復習、答え合わせのようなもの)
高校講座・番組最終あたりで、エアロバイクは終わってしまうので、テレビもここで、一旦終了。
アタマ、目、耳、体、同時進行で、一度にできるのは、
面倒くさがりでサボリのわたしには、もってこいの環境。
ジムの帰りは、いつも、書店で立ち読みタイム。
昨日は、パリの本をぱらぱらと。
写真入のパリの紹介。
グルメ、雑貨、ファッション、美術、街、観光・・・・。
旅の情報誌「るるぶ」は、ごちゃごちゃ、色も原色使いが多いけれど、
小さなサイズの、ひとりの人が書いているものは、
ひとつひとつ、丁寧に丹精に取材をしていて、こじんまりまとまって、こだわりを感じる。
(ただし、値段が割高)
「最低限度のフランス語を覚えましょう」というところが最終項にあって、
挨拶から、ちょっとしたお礼や、店員さんへのアプローチ会話なども紹介されていた。
さらに、2冊目、旅のフランス語会話も、立ち読み。
もっとつっこんだ会話が紹介されていた。
が、フランス語の上に、カタカナでルビ(読み方)が示されている。
そんなのは、絶対に、CDでもないと、カタカタを読むだけでは発音できない。
さらに、3冊目には、パリのアンティークの買い方、楽しみ方という本に移ったが、
まるまるそれだけで1冊が各国の各都市シリーズで構成されている。
パリのそれそれの地のパサージュや蚤の市が紹介され、詳しいことが、びっしり。
その3つの方向からのパリの本を、ほんの少し、さわりだけ読んで、
(中身をじっくり読んだのではなく、どんな内容が書かれているのか、項目だけチェック)
それで、もう、どっと疲れた。
パリに行った気になって楽しんだ、というのなら、まだしも、
パリに行くのが、億劫になった。
行く前から疲れた。
行ってもいないのに、ギブアップした。
こんなにいっぱい勉強して、下調べをして、あれこれあれこれ、アタマに入れ、
注意事項を復唱し・・・
・・・もう、いやだ~・・・疲れる~
ひとさまの、盛りだくさんの内容の濃い旅ブログを読んでも、疲れたような気になる。
これって、年のせい??
明らかに、やりたいことと、できることに、距離が出始めている。
理想はあくまでも、理想。
それを、ひしひし感じる。
「若い時に、分厚いステーキを思いっきり食べたかったけれど、
経済上の理由で食べられなかった。
ゆとりが出て、食べられる時期には、こんどは、健康上の理由で食べられない」
よく、義母が、かつて、ぼやいていた。
それと似ている? いや、ちょっと違うか・・・
分厚いステーキを食べたいけれど、手に入れるには手間や、複雑なあれこれが、びっしりで、
おまけに、歯も悪くて噛めないし、胃腸も弱く、お腹をこわす心配もある、ってかんじ?
ゆとりが出た頃は、ステーキじゃなく、豆腐ハンバーグにしとけば?ってかんじ。
あんなこと、したい。
こんなこと、したい。
でも、あれこれ段取りや、下準備や、いざとなると不安がいっぱい。
もう面倒になって、腰がまた、ずずずと重くなる。
そもそもわたしは、予習や下調べが大嫌いな、
ぶっつけ本番で、赤っ恥をかいて脳ミソに叩き込む、あるいは、脳ミソがパンクする、
緻密なことは面倒な、赤恥のほうが、まだマシ派。
旅に関しては、毎日の地味な積み重ねよりも、電気ショック療法。
しかし、若い時と違って、年もとってきているので、
あんまり無茶なことをすると、笑い話では収まらないだろう。
帰国もままならず、遺体を引き取りに行ってもらうことに・・・、となると、家族にも迷惑をかけるし。
ガイドブックを見て、にやにや、の時期は過ぎ、
行くのか、行かないのか、どっち?
行くのなら、ほんとうに実行を!!
行かないのなら、脳内パリの看板をおろす。黒板拭きで、消す。
ダンスと同じで、そろそろ、次の方向なり、道なり、どうにかしたら?
いつまでも、同じことをだらだらやっていないで、ある程度、方向性を決めたら?
そういう時期に来ている。
(煮詰まってきている? 堂々巡りで飽きてきてる?)
男女のお付き合いでいえば、まっしぐらに具体的に結婚に向かうのか、
あるいは、このまま時期は未確定だけれど結婚を目標にお付き合いするのか、
あるいは、よりよい人が現れるまでの、つなぎ、スペアなのか、
はたまた、口で「好きだ」って言ってるだけで、実は、単なるオアソビ、暇つぶしなのか、
このあたりで、はっきりしてよ!!って、もう一人のわたしが、迫ってきているかんじ。
まあ、その気がないなら、別れるわ、となっても、
それはそれで、脳内パリの、一生の楽しみであり、寝たきりになっても、脳内は活動的かも知れないし。
ただ、ホンモノのパリを脳内に焼き付けておかないと、寝たきりになったとき、
名曲アルバムに出てくるパリだけじゃあ、ちょっとさびしいかと・・・・
と、アタマであれこれ、勝手なことばかり考えて、あっという間に、立ち読みタイムは、終わった。
帰りには、ファイナル・バーゲンに立ち寄り、散財。
なんで、こんなにバーゲンに吸い寄せられるのか、意味不明。
でも、ひとり遊びって、楽しい。