蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

わたしの、基準。

2011-07-21 | わたし

夫の不倫・悩みの相談&応援ブログを久しぶりに、のぞいてみた。

なんで、わたしは、ある時期、一生懸命、そのブログに立ち寄っていたのか、わからない。
それだけ、自分の好みや気分は、ころころ変わるということだ。
わたしのブログにお越しの方も、わたしと同じような習性を多分、お持ちだろう。
偶然、見かけたテレビ番組のようなもの。(そんな、イイものではないけれど)

面白くなくなれば、立ち去る。
それは、ブログに問題があるわけではなく、ブログを読む人に問題がある場合も多い。
(気分屋の読者であるわたしも、その一人)

前、熱心に、そのブログに通っていた時は、
別に、わたしに、その方面に悩みがあったわけでも、まわりにそういうことが起きていたわけでもなく、
今と、まったく変わらない状況だった。

なんなんだろう?
興味本位?
怖いもの見たさ?

ある程度の期間、読み込んで、読み続けていると、その人の考えや、感性、生き方がわかる。
ブログのテーマとしては、女性週刊誌のネタのようで、目を引くかも知れないけれど、
わたしは、その人と、すべてのことが、合わない。
同じなのは、同性で、生まれた時代、つまり同世代だという年齢だけ。

はじめは、まったく逆であること、すべてが合わないことに、新鮮な面白みを感じていたが、
永遠に終わることのない、マイナスのテーマ、
負の方向のことを無理やりプラスに持っていく、傷つけられたこころの蘇生の仕方、考え方、
その強引なプロセスの方法が、わたしの方向性と異なる。
(立ち直れたという、結果さえよければ、プロセスは大して重要ではないのだろうけれど)

夫の不倫によって、傷つけられた自分。
被害者なのに、正妻の立場を確保することすら怪しくなる、立場の逆転。
その悲しみ、ストレス、落ち込みを、いかに乗り越えるか。
妻の立場を正当化し、
不倫相手の女性を闘いの舞台から引きずりおろすノウハウが、ぎゅっと詰まっている。

それはそれで、夫の不倫に傷ついている妻にとっては、とても結構なバイブルだろう。
妻のこころを正常に、不倫があった前のように平常心に保つためでもあるけれど、
表面上は、こころや、子供の養育となっているが、本当の実際の問題は、経済が見え隠れする。
つまり、おカネ。
カネ、カネ、カネ。

上品に(まあ、決して上品にはされておられないが)、
うまくキレイに、正当論を声を大にして唱えられるのは、妻の立場だからだろうけれど、
はやい話、おカネなんだなって、そう感じる。

お子チャマは、だまってなっ。
皆さん、そんなこと、百も承知で、わかりきっているけど、表面上は口に出して言わないだけよっっ!
ってなものだろうか。
パチンコ屋に、「お金との交換は、違法です」って、張り紙してあるようなもの?
裏に、景品交換所がしっかり、あっても、表面的には、そういうスタンスを装うもの?
政治も、そうですよね。

表面上の、わかりきったウソ、キレイごと。
建前と、本音。
両方、わかって、使ってるんですよね。
「ねえ、ママ。張り紙に交換禁止って、書いてあるよ。どうして裏口に行くの?」
なんて、純真な瞳をして、オカアサマの上着の裾を引っ張っちゃあ、いけませんよね。

手品師の仕掛けが見えたからって、「わあ、あんなことしてる!」なんて言っては、営業妨害。

ただ、それをわかっていない、純白無垢な方(お子チャマ)がいらっしゃれば、
うわばみオババの、親切ごかしアドバイスは、決して身にはならない。
時には毒にもなりかねない。
この薬は、成分が○○で、効力は、ああで、使用期限は、いついつで、ただし、副作用は、これこれで、
しかも、ごく稀に、体質に合わない人もいて・・・
と、こと細かに説明はしてくれているので、安心していても、
西洋医学なんだか、東洋医学なんだか、
伝統宗教か、新興宗教か、はたまた魔術師か、祈祷師か、おまじないか、占いか、・・・
そのあたりの、おおきなジャンルを知る必要があると思う。

世の中にはいろんなものが出回っているので、消費者、利用者は、かなりの目利きが必要。
そんなにカンペキにジャッジすることは、できないと思うので、誤差は覚悟のうえで、
自分の手に入れたい情報の最低必要条件を満たしていること、プラス、フィーリングで選んで、
その後、試行錯誤すればいいのかも。

人によっては、わかっていながら真実を否定してほしい人もいるかも知れないし。
何が真実なのか、その真実すら、人それぞれに違うのかも知れないし。


所詮、ブロガーさんと読者は一面識もない他人であり、
そんなのわかりきっていることで、それがどうした、ということだろうけれど
ブログと読者は・・・責任がなくて、お気楽で便利ではあるが、
ブログの儚(はかな)さ、つながりのもろさを感じる。

いくつも、いくつも、おそろしいほど、星の数ほど、ブログはあるので、
いくらでも自分の興味や関心事、感性に合ったブログを見つけることはできるはず。


わたしの場合、他人さまのブログの読者であると同時に、しがないブロガーでもあるので、
ちょっと、いえ、
おおいに、こころが痛い面もある。


あるいは、そんなに深く考えずに、お気楽に、
まったくのお遊びとして、ふらりと立ち寄るのも悪くない。

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