昨日は、わたしのスポーツ・デーなのに、ぐずぐずして出遅れた。
なんと、鏡に映る自分の姿が、みっともなくて、イヤになったのが、その理由。
というか、服がイヤだった。くたっとして、よれよれして、見るに耐えない。
若いお年頃の娘さん、いや、思春期、いや、子供以下の理由。
服を着替えてみたものの、やはり、ぼさっとして、パっとせず。
スプリングコートで、隠さなければ・・・
スプリングコートを探したが、パっとせず。
娘が日曜日に着て出かけていた、彼女ののコートを借りようとしたが、
そんな現役コートを拝借しては怒られそうなので気が引けた。
それより、娘は、わたしが狙っていた、娘のお古のコートをこっそり捨てたようだ・・・
探しても探しても、見当たらない。
そうこうしているうちに、いつも参加しているスタジオ・プログラムが始まる時間は過ぎ、
そのエキソサイズの参加はあきらめた。
参加できないとなると、時間制限はなくなった。
さらに、服探しは続行。
ああでもない、こうでもない。
同じ服を二順、三順、とっかえひっかえ、はおってみる。
すべてが、違う。こんな服は、ありえない。
わたしのお出かけ用のコートは、スポーツクラブに行く時には、着たくない。
プールで、髪がびちゃびちゃになるので、帰りは襟が濡れる。
では、どうでもいい、もはや、お出かけ用には着れないリタイア引退コートを・・・と
着てみると、きちんとしたスーツ用っぽいに、靴はスポーツシューズ、というかんじで、
しかも中途半端に流行遅れ風で、もう、ヘンでヘンで、絶対にイヤ。
たかだが、家の近所のスポーツクラブに行くのに、どんな格好でもいいじゃない?!
と思う気持ちと戦いながら、
延々とやっていると、いつまで経っても行けないので、
せめてジムと水泳だけでも・・・と、自らにハッパをかけ、グズグズする自分の背中をごりごり無理やり押した。
あ、今度は、靴がない。
出かける直前に、前のめり。
もう、ブーツのシーズンではない、ということで、春用のウオーキングにぴったりな靴をシューズクロゼットのなかを探す。
ごそごそ、ごそごそ、いくら探しても見つからない。
クロゼットでは、昔のボロっちい、捨てたらどう?とういう靴にいっぱい出会った。
翌日のゴミの日に捨てる靴を、2足、チョイス。
捨てる靴は見つかっても、肝心の履いていく靴が見つからない。
冬の前まで、履いていたのに。
いったい、どこ行った??
ムキになって、なかば、執念で靴を探す。
もはや、スポーツクラブは、もうアタマから消えかかっている。
あきらめかけた頃に、ようやく見つかった。
ああ、この靴も、お気に入りだけど、なんてボロっちいの?
ゴムが切れかかっているのを強硬にわたしが不器用に修繕した。
そんなに執着する理由がどこにある?
ある日、靴屋の店員さんが、わたしのその靴を見て、こう言った。
「その靴を履いたら、他の靴は履けませんね」
店員さんは、脱帽したのだろうか、その、実用性オンリーのわたしの楽々シューズに。
あるいは、「このお客さんは、見た目を重視しない哲学がある」、ってことで、靴を勧めるのをあきらめたのだろうか。
ま、それはそうとして・・・
そうやって、どんどん過ぎていく時間に、もはや、出かける気力さえ失いかけているわたしだったが、
とりあえず、スポーツクラブに足を向けた。
で、ジムで、好きではない筋トレなどをした後、水泳は、もういいか~、となったが、
(時間がないし、泳いだ後の身支度が大変だし)、
どうしよう、どうしようと、時計をちらちら見ながら、かなり悩んで、
サボりたい自分に鞭打って、プールに行くことにした。
メークをすべて落とし、水着に着替え、いざ!!と、いうときに、あらら、スイム・キャップがない。
いくら探しても、何度探してもない。
落とした? 忘れた?
それがないと、プールには入れない。
もう、知らん・・・・!!
まったく縁がない日だ。
最初につまずくと、すべて、ずるずると後々まで尾を引く。
やはり、5分前行動、いや、10分前行動を心がけなければ。
そう書きながら、
今、ゴミペールに入れて出している、あの昨日、選択した、ボロっちい捨てる靴が気になって、そわそわしている。
断捨離とも無縁な、わたしのようで、がっかり肩を落としている。
ゴミ箱から拾い上げてこないよう、自分をしっかりセーブし、己との戦い、真っ最中だ。