雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

この世をば わが世とぞ思ふ

2024-11-17 18:59:14 | 日々これ好日

      『 この世をば わが世とぞ思ふ 』

    NHKの大河ドラマ 「光る君へ」を見せていただいた
    絢爛豪華な画面は 圧倒されるようにすばらしい
    ドラマは 『この世をば ・・』と道長が詠んだという
    名場面が 描かれていた
    それにしても 人は 上に立てば立つほど
    苦労が絶えないようですなぁ・・・

                     ☆☆☆

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相性や如何に ・ 小さな物語 ( 1825 )

2024-11-17 08:00:00 | 小さな小さな物語 第三十一部

石破第二次内閣が、まずは無難にスタートしました。
もっとも、解散・総選挙を挟んでの再スタートですから、落選などのやむを得ない理由で一部更迭があっただけで、第一次とほとんど変らない陣容ですが、決定的に違う点は、与党の惨敗によって少数与党を率いる内閣になったことです。
石破第二次内閣は、薄氷を踏む思いではなく、まさに薄氷の上に立っているような状態の内閣ですが、悪いことばかりではないようです。
国会論議においては、与党や内閣の低姿勢ぶりが際立っていますが、上手く行けば、意味のある論議が行われる国会が芽生えるかもしれません。現時点では、一部の野党が嫌に張り切っていますが、理論を現実化させるのはそれほど簡単ではありませんから、ぶつかり合う部分も出てくるでしょうが、あまり調子に乗りすぎると、殿ご乱心ではありませんが、ちゃぶ台返しをされて再選挙となれば、今回の結果が約束されているわけではないことを理解している人もいるでしょうから、しばらくは、ゆらゆら揺れながらも安泰なような予感がします。

自民党内となれば、何分、支持基盤が極めて弱い石破首相ですから、然るべき勢力がその気になれば、総裁の地位から引きずり落とすことも可能なような気がしますが、もし実現しても、次の総裁が首班指名を得る可能性は保証されているわけではなく、むしろ、党内からの造反も予想され、しばらくは総裁の地位を脅かすような動きは出ないのではないでしょうか。
そもそも、この支持基盤というのも、形式的かもしれませんが多くの派閥は解消され、資金流入パイプも変動するとなれば、かなり様子が変っていくのではないでしょうか。主義主張や政策の方向性などを云々する声もありますが、この二か月ばかりの石破首相の言動を見れば、ほとんどの人にはかなりの柔軟性があるように見え、薄くてやわらかな支持基盤は意外に破れないかもしれません。

こうした背景を背負って、石破首相は外交の舞台に立っています。
中国の習国家主席との初会談が伝えられています。今回は顔合わせ程度の内容なのでしょうが、要は、間もなく誕生するトランプ大統領との関係がどうなるかが大問題です。
二人の相性はどうなのか、ということがテレビなどでも紹介されています。外国のある首脳はゴルフの練習を始めたとか、「トランプ氏=安倍元首相」「安倍元首相×石破首相」という二つの算式から導かれる「トランプ次期大統領??石破首相」という算式の「??」には何が入るのか、等々。
どうも、趣味や相性といった面が強調されているようですが、国家と国家がその品位と国益を兼ねて相対するのですから、もっと別からの切り口を研究すべきのような気がします。
いずれにしても、トリプルレッドと腹心閣僚を背景にするトランプ次期大統領と、絶妙のバランスを強いられている我が石破首相との関係が、両国ばかりでなく多くの国々にとっても意義あるものに育つことを祈りたいと思います。

「十人十色」という言葉があります。辞書の説明では、「人の好む所、思う所、なりふりなどが一人一人みんなちがうこと。」とあります。
離婚の原因には多くの要因があるのでしょうが、ほとんどの調査は、その原因の一位は「性格が合わない」です。まあ、無難な原因だと言うこともかなり含まれているのでしょうが、何も国家や世界の指導者間に限らず、私たち庶民にとっても、相性という曲者との戦いは常に背負っていかなくてはならないもののようです。
なにも婚姻関係や異性間に限らず、親子や兄弟、友人や近隣関係など、あらゆる関係は「十人十色」との遭遇ですから、不一致部分があるのが当たり前なのです。
そうした関係を、肩肘張らず接していくようになるには、やはり、それなりの知恵と優しさが必要なのでしょうね。

 

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