雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

イスラエルとヒズボラが停戦合意

2024-11-27 18:31:26 | 日々これ好日

     『 イスラエルとヒズボラが停戦合意 』

    イスラエルとヒズボラの 戦闘に関して
    イスラエル政府とレバノン政府が 60日間の停戦に
    合意したと 米国のバイデン大統領が明らかにした
    紛争地の停戦に向けての 第一歩になってくれることを
    切に願うが
    ヒズボラにはイランがおり レバノン政府も関わっているようだし
    イスラエルは 米国の言いままには なかなかならないようだ
    何とか 休戦へ大きく進展して欲しいし
    他の紛争地も 解決への端緒を見つけ出して欲しい
    残りすくなす任期だが バイデン政権に期待したい

                  ☆☆☆ 

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鴉は大をそ鳥 ・ 万葉集の風景

2024-11-27 08:05:22 | 万葉集の風景

     『 鴉は大をそ鳥 ・ 万葉集の風景 』


 鴉とふ 大をそ鳥の まさでにも

        来まさぬ君を ころくとそ鳴く 

               作者不明

( 巻14-3521 )
   からすとふ おおをそとりの まさでにも
           きまさぬきみを ころくとそなく 

意訳 「 鴉という 大あわてものの鳥は ほんとうは 来てもいないあの人を 来たよ来たよと鳴くのですよ 」


* 万葉集には、およそ4,500首の歌が収録されていますが、そのうち、およそ2,100首が「作者不明」となっています。この歌もその一つです。
ただ、万葉集の添え書きなどから、東国の人の歌らしいのですが、出身地は不明です。
また、作品の内容から女性が詠んだものと考えられます。

* 鴉(烏)が人里近くにいる様子は、平安王朝時代の文献にも登場していますし、現代社会でも変らぬ風景のように思われます。
この歌からは、いわゆる「妻問婚」だったらしいことが窺えます。また、作者が地方在住なのか、あるいは夫の赴任によって移住したものかは分りませんが、地方の女性もこれだけしゃれた歌が詠めるだけの教養が広がっていたのかもしれません。

* それにしても、鴉の鳴く声にさえ、愛する人が来たかと思うほど待ち焦がれているのでしょうが、それを、この歌のように、「鴉のあわてん坊」と詠む心の豊かさはすばらしいと思うのです。

     ☆   ☆   ☆
 

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