『 間もなく 投票始まる 』
米大統領選挙 いよいよ投票が始まる
多くの調査機関の予想は 誤差の範囲内のようで
現時点でも 優劣が分らない状況のようだ
政策にかなりの差がある 二人だけに
選挙結果は 米国社会に大きな影響を与えるだろう
そして 多くの国々にも
当然 わが国への影響も 少なくないのだろう
さて 結果は如何に??
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『 靴を履く習慣のない国に派遣された二人の営業マン、一人は「靴を必要としない人々に靴が売れるはずがない」と報告し、もう一人は「みんな裸足です。靴はいくらでも売れます」と報告した。』
これは、ある時期かなり使われた、営業職や市場調査に当たる人などへの教材として使われたことがある有名なお話です。
この話を聞いて、「売れない」と判断した人と、「いくらでも売れる」と判断した人のどちらが積極的か、あるいは正しいかという事について、様々な意見や事例が広がっていきます。
例えば、「いくらでも売れる」と言った人は、その市場を任され、何人かのモニターに無料で靴を履かせたところ、一年後には数百足の靴を売ることが出来ました。ところが、「売れない」とした人は、既に靴を履く習慣はあるが劣悪な商品しか出回っていない国に行き出店したところ、一年で数千足を売り上げました。
この結果を見れば、「売れない」と判断した人の方が正しいということになります。
しかし、十年後には、この数字は逆転して、靴を履く習慣のなかった国での売り上げが、十倍以上になったというのです。
これも、ある有名な経営指導者の言葉ですが、「無能な者を並みの水準に引き上げるには大変な労力がいる。一流の者を超一流に育てる方がはるかに簡単だ」と教えています。ただ、その理論が正しいかどうか疑問に思うのは、超一流の管理職や経営者はそうそう簡単に生まれていないような気がするからです。
野球の指導者は、チーム強化の手段として、多くの人が全員野球を提唱するようです。ところが、本音は、全員に努力をさせるための手段にされているような気がしないでもありません。
先日の総選挙で躍進した国民民主党は大変な強気で、過半数割れに落ち込んだ自民党は、首班指名に向けて、同党のご機嫌取りに大変なように見えます。
特に、同党の看板政策とも言える、基礎控除を103万円から178万へという政策は、相当の減税効果があり、パートなどで働く人の稼働時間を広げるなど効果は大きいのですが、税収減が7兆円余りというのが本当だとすれば、財政は耐えられるのでしょうか。それに、納税していない人には全く影響がなく、そうした人たちの中には、相当厳しい生活を強いられている人も少なくありません。まさか、そうした人たちは放っておけばよい、と言うのではないと思いますし、いくらなりふり構わぬ自民党と言えども、この政策を丸呑みすることはないでしょうが、何事も、絶対正解というものはないようです。
先人たちは多くのすばらし言葉を残してくれています。
ごく身近で接した人たちの中にも、何かと教えられるものを与えてくれた人もいます。
私たちの知識や知恵の多くは、そうした人々から得た物が少なくありません。むしろ、ほとんどがそうだとも言えます。
しかし、いくらすばらしい言葉や教えであっても、所詮それはその人が身につけているものであって、その人にいくら有用であっても、誰にとっても生かせるというわけにはいきません。何事にも裏があり、真似る場合も完全に受け入れることなど出来ません。
そう考えれば、人の教えを自分のものにするのは至難のことだと思いますし、自分の思いや経験を、若い人に押しつけるようなことは慎重であるべきだと思うのです。