一昨年は3週目辺りの土曜日だった。
昨年は数名が奈良マラソンに参加する関係で7日の日曜日だった。
今年はいつになるのか。
気になっていた。
日程が決まったのは12月初めに行われた「あからがしら」行事のときだ。
行事を終えていつもの直会。
その場で決まった當家渡しの日は5日の土曜日だ。
かつての當家渡しの日は固定日の12日であった。
いつしか集まりやすい土、日曜日に替わったのである。
日の出が昇った数時間後に集まる神社関係者。
勝手神社の清掃作業から始まる。
神社裏側から聞こえるチェーンソーが木材を伐りだす音。
「あからがしら」行事の日までは今回の作業は含まれていなかった。
前日は歩くことも困難な強い風が吹き荒れた。
地域によれば風速に違いはあるものの天気予報が伝える風速は台風並みだったか。
気温は13度。
丸一日が冷たく強い風が吹き荒れる寒い日だった。
荒蒔の神社関係者がいうには赤い実をつけた大木が強風に煽られて倒れたそうだ。
南西から北東に流れた強い風が大木をなぎ倒した。
本来なら倒れることもない大木は何故に倒れたか。
根元辺りが腐っていたというのである。
風向きが逆ならば神社側に倒れる。
本殿などの屋根は破壊されていたことであろう。
倒れた大木はモチの木。
ある程度の長さに切断して神社の森に運ぶ。
大晦日から元日にかけては境内でトンドを燃やす。
その時に使う薪になった。
この写真に写る小さな赤い実がモチノキの実。
大きい方は赤いタマゴではなくカラスウリ。
スズメウリはこれよりもっと小さくて丸型だけど赤くなったものは見たことがない。
神社の清掃は参籠所、本殿、お堂関係の屋根に積もった枯れ葉落としがある。
トユに積もった枯れ葉は少ないようだ。
若い人たちは境内からひっぱりあげたホースを伸ばしていた。
出水したホース水で流す。
詰まってはいなかったようだ。
道路に面する処は掃き掃除。
それぞれが分担して作業を終えた。
それから始まる當家渡し。
以前はここへ次の當家に當家箱・衣装等を引き渡ししていた。
近年は神社に持ち込むことなく現當家から次當家の家から家に運ぶようになったと話す。
當家渡しの日は会計報告の日でもある。
宮座の収支費用の検証は関係者一同で行われる。
次の議案は補修の件だ。
何年か前までは参籠所の前に大杉がそびえていた。
これもまた、今回と同じように根元が腐って倒れた。
その後において狛犬さんを移設した。
年月が経つにつれて西側に建つ狛犬さんは徐々に斜頸するようになった。
原因は埋もれていた大杉の根腐れ。
空洞ができてそこに荷重がかかる。
それで傾いたというのだ。
狛犬さんは、いずれ倒れてしまうであろう。
危険な状態は補修を要する。
事業者に頼んで補修する方向性が決まった。
いっそのこと、である。
これまで懸念していた課題も解消しようということになった。
鳥居下や的場さんの傾いた石段がある。
補修場はそれだけだが、あらたに持ちあがった二本の大木。
今回、倒れた側の反対側。
西に立っている巨木はモチの木に大杉。
この大杉も枯れつつあるらしい。
風向きによっては本殿を破壊するおそれもある。
様々な課題はいずれも神社を守ることだ。
貯めていた神社費用はこういうときに使うものだと承認された。
業者に見積もってもらってから検討するようだ。
その次の議題は年末、年始の神社行事。
決まっている日もあるが、なにかと準備が要る。
それらの作業は神社五人衆の役目。
竹の伐りだしや藁の調達、作業場、「">ドウガイ」注連縄作りに飾り物もあれば年始の弓矢作りもある。
村の初集会にトンド焼きもある。
(H27.12. 5 EOS40D撮影)
昨年は数名が奈良マラソンに参加する関係で7日の日曜日だった。
今年はいつになるのか。
気になっていた。
日程が決まったのは12月初めに行われた「あからがしら」行事のときだ。
行事を終えていつもの直会。
その場で決まった當家渡しの日は5日の土曜日だ。
かつての當家渡しの日は固定日の12日であった。
いつしか集まりやすい土、日曜日に替わったのである。
日の出が昇った数時間後に集まる神社関係者。
勝手神社の清掃作業から始まる。
神社裏側から聞こえるチェーンソーが木材を伐りだす音。
「あからがしら」行事の日までは今回の作業は含まれていなかった。
前日は歩くことも困難な強い風が吹き荒れた。
地域によれば風速に違いはあるものの天気予報が伝える風速は台風並みだったか。
気温は13度。
丸一日が冷たく強い風が吹き荒れる寒い日だった。
荒蒔の神社関係者がいうには赤い実をつけた大木が強風に煽られて倒れたそうだ。
南西から北東に流れた強い風が大木をなぎ倒した。
本来なら倒れることもない大木は何故に倒れたか。
根元辺りが腐っていたというのである。
風向きが逆ならば神社側に倒れる。
本殿などの屋根は破壊されていたことであろう。
倒れた大木はモチの木。
ある程度の長さに切断して神社の森に運ぶ。
大晦日から元日にかけては境内でトンドを燃やす。
その時に使う薪になった。
この写真に写る小さな赤い実がモチノキの実。
大きい方は赤いタマゴではなくカラスウリ。
スズメウリはこれよりもっと小さくて丸型だけど赤くなったものは見たことがない。
神社の清掃は参籠所、本殿、お堂関係の屋根に積もった枯れ葉落としがある。
トユに積もった枯れ葉は少ないようだ。
若い人たちは境内からひっぱりあげたホースを伸ばしていた。
出水したホース水で流す。
詰まってはいなかったようだ。
道路に面する処は掃き掃除。
それぞれが分担して作業を終えた。
それから始まる當家渡し。
以前はここへ次の當家に當家箱・衣装等を引き渡ししていた。
近年は神社に持ち込むことなく現當家から次當家の家から家に運ぶようになったと話す。
當家渡しの日は会計報告の日でもある。
宮座の収支費用の検証は関係者一同で行われる。
次の議案は補修の件だ。
何年か前までは参籠所の前に大杉がそびえていた。
これもまた、今回と同じように根元が腐って倒れた。
その後において狛犬さんを移設した。
年月が経つにつれて西側に建つ狛犬さんは徐々に斜頸するようになった。
原因は埋もれていた大杉の根腐れ。
空洞ができてそこに荷重がかかる。
それで傾いたというのだ。
狛犬さんは、いずれ倒れてしまうであろう。
危険な状態は補修を要する。
事業者に頼んで補修する方向性が決まった。
いっそのこと、である。
これまで懸念していた課題も解消しようということになった。
鳥居下や的場さんの傾いた石段がある。
補修場はそれだけだが、あらたに持ちあがった二本の大木。
今回、倒れた側の反対側。
西に立っている巨木はモチの木に大杉。
この大杉も枯れつつあるらしい。
風向きによっては本殿を破壊するおそれもある。
様々な課題はいずれも神社を守ることだ。
貯めていた神社費用はこういうときに使うものだと承認された。
業者に見積もってもらってから検討するようだ。
その次の議題は年末、年始の神社行事。
決まっている日もあるが、なにかと準備が要る。
それらの作業は神社五人衆の役目。
竹の伐りだしや藁の調達、作業場、「">ドウガイ」注連縄作りに飾り物もあれば年始の弓矢作りもある。
村の初集会にトンド焼きもある。
(H27.12. 5 EOS40D撮影)