マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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不安な気持ちで正月迎えは耐えられん

2016年08月29日 10時16分01秒 | むびょうそくさい
二日前に病院で注射してもらった利尿剤。

効き目は一発。

およそ1時間は10分おきに尿意をもよおす。

もよおすだけではなく量的にも満足のいく結果が排出された。

翌朝に測った体重は71.6kg。

前日が73.6kgだったので2kgも減ったのだ。

排出した尿は概算で3400ml。

体重差とは一致しないが上出来の体重減である。

ところがだ。なんとなく胸が突っ張るようだ。

見た目はあまり変わらないが、出っ張っていたお腹は硬さもとれて若干に緩みもでた。

動きによっては呼吸しにくいときもある。

この感じはなんとなくぜんそくに近い症状だ。

それで思いだす僧帽弁逸脱による弁膜異常である。

弁の異状で逆流した血流は水となって肺に溜まった。

息苦しいどことか、このときは呼吸困難状態。

息することもできない状態だった。

苦しさはそこまでいかないが、息苦しさはある。

これを治すには利尿剤の力を借りなければならない。

二日前は即効性のある注射で排出した。

翌日からは同じ効能の利尿剤であるがじわじわ効く錠剤タイプ。

小便の回数は多かったが量はそれほどでもなかった。

回数が多いから家のトイレに入ったり、出たり、である。

このまま正月を迎えることができるだろうか。

排出しても溜まる水量が多いのか。

そういえば二日前の診察では排尿後のレントゲンは撮っていない。

なんとなく不安を感じた。

この日の朝の体重は71.2kg。

前日よりも400gも減っているではないか。

これだけでは安心はできない。

足の浮腫みを見てみる。

指で内側を押せばペコンと凹む。

あっちゃこっちゃ押せば凹みだらけになる。

白いグリ―ンにオンゴロ(モグラの呼び名)が住み着いたかのような穴ぼこだらけ。

例えは悪いが、なんとなくそう思った。

昨日よりも心配度は下がったが不安さが残る。

残っても仕方がないのでこの日も出かけた外来棟。

年末診察のラストデイだ。



天理駅発のバスに乗る。

前回に乗ったときは満席以上だった。

ラストデイは半分ぐらいになっていた。

この日は予約診察ではないから受付で循環器内科を選ぶだけだ。

受付に行けば、どうしたのですか、と問う。

これこれ、かくかくしかじか・・・、前述に書いたようなことを伝える。

しばくすればレントゲン撮影検査が入った。

撮影を終わって済みシートを返却した場を振り返る。

どこかで見たようなお顔だ。

こっちを見た男性もそう思ったらしく、お互いが声をかけた。

「どこかで見たような・・・」に返した地は「南矢田」。

お互いがはっきりと思いだした。

男性曰く、「写真家の・・・」だ。

「1月31日のトンドにまた来てや」であるが、現在こういう状況では・・。

それから待つこと1時間半。

診察待ちの人は溢れる一方だった。

その間にもよおした小便は4回。

だいたいが30分~1時間間隔の9時50分、10時30分、11時25分、11時55分だった。

それからしばらくしたら呼び出しがあった。

この日の外来を受け持つM医師が診察してくださる。

二日前に診断したレントゲン状態から変化はあまり見られないという。

膨満でカチカチになっていたお腹は柔らかくなってきた。

足の浮腫みもややましになった。

体重が2kg減であれば、とにかく利尿剤を服用し続けて経過観察するしかないというのだ。

他の薬に依存せず、溜まった水を減らし、自然体で脈拍上がりを待つしかない。

いわば様子看いである。

7月に入院したときの初期治療も利尿剤だった。

呼吸困難になった原因は壊れた僧帽弁によって逆流した血流が肺に溜まった水だ。

水を流すには利尿剤しかない。

入院したときは一週間ほども点滴利尿剤で排出した。

今は自宅での経過観察。

服用する錠剤の利尿剤が利いて完全に水が抜けるまで待つしかない。

それには脈拍の復活が重要なのだ。

アンカロンの効き目は呪いをかけたように未だに効いている。

何時という目途はまったく立っていない。

昨夜は相方ドライバーにこういう状態であるから交替をお願いすると伝えた。

診察を終えたこの日は仕事先の院長婦人にも伝えた。

(H27.12.28 SB932SH撮影)

膨満・足浮腫み異常事対応処置

2016年08月29日 09時57分52秒 | むびょうそくさい
朝、起きて足を視る。

浮腫みがある。

前々日、前日から見れば過去最大の浮腫み状態。

指で押したらペコンと凹んで戻りが悪い。

出っ張ったお腹に張りがある。

張り切ってきるような感じで硬い。

膨満な何かが内部に溜まっているようだ。

驚くべき変化で、日々うなぎ登りの体重が身体異状を伝えている。

あらためて記録帳の頁を繰った。

退院した12月16日は67.2kg。

17日は前日より1.0kg増の68.2kg。
18日は前日より1.8kg増の70.0kg。
19日が変わらず70.0kg。
20日は前日より0.8kg増の70.8kg。
21日は前日より0.4kg増の71.2kg。
22日は1.4kg増で、一挙に上昇した72.6kg。
23日は0.4kg増の73.0kg。
24日は逆に0.6kg減の72.4kg。
25日は再び上昇して1.4kg増の73.8kgだ。

目覚めて測る体重。

この日の朝は73.6kg。

安定している状態であるが、膨満・硬さがあるお腹に浮腫みがあれば、もうこれは異状そのものである。

僧帽弁形成手術を無事に終えて8月15日に退院した。

退院後は自宅で経過観察。

毎日の体重を徹底して測っておいてくださいと云われていた。

体重も含めて『わたしの生活習慣手帳』に記入して、増減状態を見ておいてくださいということだ。

医師からこのときに伝えられたのは、体重が一日で1kg以上も増加したときは要注意サイン。

入院したときと同じように身体に水が溜まっている可能性がある。

異状は体重の増減に現われるというのだった。

退院直後の数日間はそれらしきの体重増になったが、そのうち落ち着いて徐々に増えていった。

今回、入院した12月8日の体重は70.4kgだった。

それくらいの体重で推移しておれば問題はない。

ところがだ。前述したように記録した体重増に膨満。

しかも血流不良の浮腫みまである。

例えば、前かがみで靴下や靴を履くときは息苦しくなる。

それどころか、前かがみになったとたんに下がった頭に血が上る。

うっ血しているような感じになるのだ。

ここ数日前からは大きな深呼吸もしにくくなった。

もしかとして体内に水が溜まっているのかも知れない。

そう、思った。

僧帽弁異状のときの溜まり具合とは少し違う。

そのときは突然の呼吸困難だった。

膨満もなかった。

場所が違うように思えるが、こうなれば医師に看てもらうしかない。

二日前に診察を受けた血管外科医は膨満状態や体重増を訴えても何ら動かなかった。

私としては胸部レントゲンを撮って水が溜まっているかどうか検出してほしかった。

血液検査の結果では特に異状を示すものはないと伝えられて帰宅。

それから二日経っても解消されない。

来週の28日は年末最後の外来日。

待っているには耐えられない状態に緊急電話をする。

架けた電話は代表電話。

繋がって総合受付に廻される。

これこれ、かくかくしかじか。

現況の膨満、体重増、浮腫み、息苦しさなどの症状に加えてこれまでの経緯として二度に亘る入院・手術・処置・退院・経過観察・通院状況などなどを伝える。

当直の医師に私が伝える状況を繋いでおくから直ちに外来棟に来てくださいという。

採血検査などがある関係で受付時間は指定された。

10時に来てくださいと云われるが支度するには時間がかかる。

出発して外来棟に着くにはおよそ40分もかかる。

その旨を伝えて次男の運転で病院に向かって走った。

先ほど電話でお願いした者ですが、と、外来受付で名前を告げたら、名前一覧を確認されて診察シートを発行された。

診察の受付は総合内科。

平日であれば総合内科の医師が交替して診察にあたる。

この日は不定日。

当直の医師は固定していないが、たまたま当直されていたのは入院加療していた循環器内科の医師だった。

検査の前に看護師の問診による予診。

血圧に体温測定(36.8度)をしながら異常な状況を伝える。

実は二日前に血管外科診察で採血検査した結果は特に何もないということだったと伝える。

記録帳に書いている体重の変位や膨満なお腹の出具合などを訴えても看てくれなかったことも伝えたら、看護士が云った。

血管外科医師の範疇でない症状であるから、それ以上の診察はしないという。

そういう場合は直ちに循環器内科へ診察願いをすれば良かったというのだ。

そういう仕組みであることは存知しない。

今日、初めて知った仕組みである。

血管外科医師はそういう仕組みについてのアドバイスもなかった。

アドバイスがあれば、24日に循環器内科の診察ができたであろう。

苦しみに耐えた二日間は辛かったが、そういえば、入院措置はいろんなことを教えてもらったが、外来の仕組みや在り方は誰からも教わっていない。

どこかに本日知った方法が載っているのだろうか。

しかもだ。看護師曰く、月曜から金曜までの平日は、必要と思われる診察科の窓口で受け付けているというのだ。

本日は土曜日。

突然、来館されても受付はできないそうだ。

土曜など休日対応は急患受付。

この日のように前もって電話を架けて症状を訴えることから始まるようだ。

そういう対応であるが、対応できる患者さんはすでに診察カードが発行され、診察或は入院加療をしていることが条件である。

イチゲンサンの受付はしないようだと、隣に座っていた診察待ちの付き添い人が話していた。

10時40分、診察の呼び出しがあった。

私にとっては初見であるE循環器内科医師が問診される。

記録帳を見せて体重増を伝える。

足の浮腫みも看てもらう。

履いていた靴下の食い込みがすごい。

長年生きてきたが、こんな状態を見るのは初めてだ。

前かがみになれば息苦しい。

圧迫感もある。

大きく息を吸い込む深呼吸はし難い。

目まいもなく怠さも感じない。

小便、大便の通じは良しだが、食欲がない。

そういった症状を医師に訴えたら、おそらく何らかの心不全に陥って体内に水が溜まっているようだと云う。

医師の指示によって、採血、胸部レントゲン、心電図検査を行う。

三種検査は10時50分から11時15分までかかった。

平日であれば、検査に診察に多くの患者さんが待っているフロア。

この日は土曜日。

椅子に座って待つ患者さんは診察室前に数人だ。
 
検査結果が医師に廻って呼び出した時間は11時40分。

心配そうな顔で付き添ったかーさんともども検査結果を聞く。

原因は脈拍が遅いことにつきる。

入院・処置直後の脈拍は30拍台。

そのときよりは上回る40拍前後の脈拍であれば、心臓ポンプがおっつかず、体内で交通渋滞を起こして体内に水が溜まる状態になっている。

ポンプも力弱いのだが、溜まった水を吐きださなければならない。

吐きだすには利尿剤が大切な処置方法になる。

これより利尿剤の注射をする。

どれぐらいの尿が排出するのか判らないが。

1時間から2時間ほどかけて尿量で状態を判断する。

この処置が上手くいけば、明日以降は自宅で利尿剤を服用することになる。

万が一の場合がある。

注射した利尿剤の効き目はなく、溜まった尿が排出されない場合である。

そういう場合は短期間になるが入院処置となる。

利尿剤の注入と並行しながら低い脈拍を上昇させる心臓ペースメーカーの助けを借りなくてはならないというのだ。

ペースメーカーとは別に脈拍を上げる薬剤はあるにはあるそうだ。

退院時にその対応をしなかった主治医は意図があるようだ、という。

というのも、脈拍値が低いのは服用していたアンカロンの残留効き目である。

残アンカロン薬が体内にあると判って脈拍を上げる薬剤を飲めばどういうことになるか。

どのような副作用が現われるか予想できない怖さがある。

私だってしたくない措置だ。

薬剤によって脈拍を上げたり、下げたり、再び上げたりは御免被る。

そんな話しを聞いてから別室で利尿剤注射をしてもらう。

準備が整うまでしばらくお待ちください、だ。

その間にもよおしたお小水。

色は薄い黄色で変わりない。

利尿剤はラシックス20mg液。

少量である。

12時15分のことだ。

看護師から預かった尿瓶を片手に待つもよおし。

効き目はすぐに働いた。

12時20分、1回目排尿量は150mlだった。
12時30分、2回目排尿量は180ml。
12時40分、3回目排尿量は200ml。
12時50分、4回目排尿量も200ml。

順調に排尿しているようだ。

お腹が少し軽くなったように感じる。

頭をぐっと下げたら、うっ血もましだ。

13時、5回目排尿量も200ml。

13時10分、E循環器内科医師の診察。

排出した尿量は満足をいく状況であったという。

これまで5回の排尿だけでも930ml。

注射して50分間での総量は十分ではないが、判断できる材料になった。

携帯型のペースメーカー装着や入院することもないという。

この日の処置は利尿剤の注射であるが、次回の1月12日までは、自宅で服用する錠剤の利尿剤でお腹や肺が満水にならないよう調節する。

ラシックス利尿剤は注射であっても、錠剤であっても同じ効き目だそうだけど、錠剤服用の尿意はじわじわらしい。

なお、利尿剤を投与することでカリウムが不足するようだ。

果物や野菜は食べていますか、と問われた。

果物はバナナが多くて今の季節はミカン。

果物は食べたいが高めは手を出せないと云ったら、医師は笑顔で返した。

野菜は毎日食べている。

云われたとおりの一日6g限定の塩分含有量。

野菜たっぷり具材の塩分薄めの味噌汁を食べている。

最近は味噌ではなくダシが決めての汁椀。

あったかいーんだから。

何が云いたいかって・・。

つまり、カリウムを補う薬剤を要するということだ。

処方箋は朝晩各1錠のスローケーだ。

次回の循環器内科の診察日は年明けの1月12日。

その日数分の利尿剤とカリウム補充薬を調製された。

脈拍の上昇は気長に待つしかない。

万が一、脈拍なども含めて異状があれば緊急連絡をしてほしい。

電話で循環器内科の診察を受けている何某と伝えれば判るようになっていると話す医師。

優しい言葉に心遣いに感謝する。

なお、自己発生のP波はごくごく僅か。

消えていることもある。

低空飛行のままの脈拍。

まだまだ安定していないと伝えられた。

医師の診察を終えてもまだまだ続く利尿剤の効き目。

その後も短時間にもよおす。

13時20分、院内で排出した6回目排尿量も200ml(感覚目分量)。
13時30分、7回目も同じく院内での排尿量も200ml(感覚目分量)。
14時、帰路途中にもよおす。道中にあるコンビニ店のトイレをお借りした8回目排尿量は150ml(感覚目分量)。
14時30分、自宅に戻った9回目排尿量は150ml(感覚目分量)。
15時、10回目の排尿量は150ml(感覚目分量)。
15時50分、11回目の排尿量は150ml(感覚目分量)。
16時40分、12回目の排尿量は150ml(感覚目分量)。
18時、13回目の排尿量は150ml(感覚目分量)。
19時15分、14回目の排尿量は150ml(感覚目分量)。
20時、15回目の排尿量は150ml(感覚目分量)。
21時、16回目の排尿量は150ml(感覚目分量)。
21時40分、17回目の排尿量は150ml(感覚目分量)だった。

この夜は3度もトイレに行った。

眠りは浅いこともなく久しぶりのぐっすりだった。

苦しさはまったく感じない眠りが嬉しい。

翌朝の起床時に一回。

利尿剤適用後の排出尿の総計はおよそ3400mlにも達した。

息苦しさは消えたがお腹のでっぱり具合はまだある。

足の浮腫みもまだまだ。

脈拍が上昇する兆しはいつやってくるのか。

カメさんの動きよりも遅い日々の回復の目途は立たない。

(H27.12.26 SB932SH撮影)

退院後の経過観察

2016年08月29日 09時17分14秒 | むびょうそくさい
電極カテーテルアブレーション処置を無事終えて退院した。

完全なる退院ではなく経過観察状況の診察と心臓リハビリである。

退院してから8日目は祭日明け。

翌週ともなれば年末・正月を迎える。

経過観察で一番重要なのが脈拍数の状態である。

ここ数日間は41拍ぐらいの脈拍数だ。

就寝時に首から感じるドキドキ感はまるで杭打ち作業の音だ。

ドン、ドンの繰り返し。

脈拍が100拍だったころはマシンガン。

ぐっと下がった40拍前後は杭打ち音になる。

8日も経ったが一向に改善される方向に向かわない。

この脈数であれば車の運転はできない。

退院後は目まいもなくしんどさもあまり感じない日々を送っていた。

ところが気になる状態が急に上昇しだした。

体重である。

上昇を願っていりのは脈拍だが、相変わらずの低空飛行。

それに反して体重は急カーブする。

最近の傾向は驚くべき変化である。

12月19日は70kg。

20日は70.8kg。

21日は71.2kg。

22日は一挙に上昇して72.6kgだ。

体重計が不安定とも考えられるがお腹が出てきたのもこれくらいの日だった。

23日は73.0kg。

出っ張ったお腹は膨満状態。

気になったのはお腹を押さえても強く反発する硬さだ。

みぞおち辺りを強く押せば痛みを感じる。

イ、タタタ、というような痛みではない。

ぐぐっとくる痛みである。

無理に押しているせいでそう感じるかもしれないが、である肝臓がどないか、なっているのだろうか。

立っているときやパソコン椅子に座っているときはほぼ感じない頭の重さ。

例えば、であるが、靴下を履くとき、靴を履くときなどお腹が出っ張って苦しいのである。

そのときの頭の常態といえば血が遡って充血状態のような感じになる。

呼吸は大きな深呼吸はやや胸苦しい。

診察で看てもらいたいのはもう一つある。

それは口臭だ。

かーさんも次男も臭いと云いだした。

話したときだけでなく、近寄っても臭いというのだ。

臭い口臭は体臭にも蔓延している。

そういう場合は愛用しているミントタブレット錠を口に放り込む。

1個では足らないから2個にしてよと云われるが、体臭は消えない。

たぶんに原因は判っている。

奈良交通バス、近鉄電車、奈良交通バスを乗り継いで外来棟に着いた。

乗り継ぎの距離は短いが、電車の時間待ちは長い。

驚いたのは地元の木島停留所で乗ったバスだ。

普段ならごく数人しか乗っていない。

ところがこの日は先に乗っていた人たちでほぼ満席になっていた。

その人たちは小学生か中学生。

座席に座りながらもゲームに熱中。

団体でどこへ行こうとするのか・・・。

知ってどうするのか・・と思って子供たちを見送った。

近鉄電車は途中駅の平端駅で乗り換え待ち。

10分ほど待って乗り換える。

平端からは急カーブを描く線路。

周りは田畑が広がる。



向こうに見えた墓地横の空き地。

今年の2月1日の朝に行われた長安寺町のトンド場だ。

懐かしい田園を車窓から眺めていた。

終点駅で降りてJR奈良駅行きのバスに乗る。

なんと、このバスも満席だ。

乗客はどこへ行こうとしているのか。

年齢、服装などから推定する。

間違いなく私が目指す外来棟と同じなのだ。

診察する外来棟までの往復は心臓リハビリを兼ねてであるが、ほとんど歩いていない。

だが、バス、電車の乗り継ぎが難なくできたのが嬉しいのだ。

歩行速度はノロノロ。

それでも間に合った乗り継ぎ。

余裕をもって実行できたことによろこびを感じる。

いつも通りの受付を済ませて採血をする。

当初の予定では採血検査はなかった。

心臓血管外科診察は問診だけであったのだ。

ところがだ。3日前に病院から電話があった。

何事かいなと思ったが、採血検査の案内だった。

予定していた診察時間は11時半。

一般的な採血検査の結果は通常1時間から1時間半もかかる。

診察時間から数えて10時に採血を済ましておいてくださいと連絡する電話だったのだ。

その時間に合わせてバスや電車の乗り継ぎ時間を設定していた。

交通機関は遅れることもなく、外来棟に辿り着いた。

採血はいつも通りの4本セット。

検査結果が出れば診察が受けられる。

心臓血管外科診察の受付を済ませてコールを待つ。

待っている時間は証明書発行のお願いをしておく。

加入している奈良県民共済生活協同組合/全国生活協同組合連合会宛てに送付しなければならない『診断書兼入院証明書』だ。

入院期間は12月8日から16日までの9日間については入院給付金を受け取ることができる。

ささやかな金額であるが、支払った治療費、入院費から差引すれば若干の負担感が消える。

入院証明書の発行はある程度の日数を要する。

年末・正月を挟む時期だけにもっと多くの日数がかかるだろう。

出来上がり通知は電話で伝えるか、それとも郵送するか。書類ができる日と通院診察日と合えばいいが、差異があるなら給付請求が遅れてしまう。

郵送をお願いしたら送る封筒に住所・名前を記入してくださいだ。

もう一つ、切手代も請求される。

当然のことである。

入院証明書作成料金は別途扱いだ。

覚悟はしていた予定時間の11時半。

それより30分早い11時に呼び出された。

血液検査の結果でいえば、特に問題はみられないということだ。

ヘモグロビンは9.8。

若干、基準値より下がるが鉄分補給剤は続行である。

気になっていた口臭のことを尋ねてみた。

たぶんにそうでしょう、ということだ。

なんなら一般市販品に替えましょか、と云われてもなぁ、である。

気になっていた肝臓関係の値も尋ねた。

数値結果をみる限り特になにもないということだ。

体重が増加傾向にあると毎日記入している健康手帳をM医師)に見せたら入院中に撮った胸部レントゲン映像を映し出した。

この日のレントゲン撮影はもともと予定されていない。

次回の1月12日には循環器内科の診察日。

採血、レントゲン、心電図の3本セット。

そのときにでも、というような回答で、経過観察を続行するということだ。

ちなみに血管外科医師に今回入院・処置した電極カテーテルアブレーションや脈拍低下を生み出すアンカロンのことを話しだしたら、「それらは外科内科から循環器内科に委託した処置であり、どのような処置・対応しているのか、詳しいことの一切は判らない」という。

科目組織が違えば、そういうものだと思ってはみたものの・・・不安は残る。

ちなみに診察室前にある血圧計。

測った血圧は146-74で脈拍は40拍だった。

診察が終わって昼食を摂る。

この日は午後1時半から心臓リハビリ。

これまで通算して5度目のリハビリだ。

始まるまでに食事をと思って院内売店をウロウロする。

隣に軽食喫茶がある。

食べてみたい麺類もあるが、売店はコンビニで売っているようなおにぎり、弁当、パン食がある。

お気に入りはない。

売店には豪華なにぎり寿司や鯖の棒寿司もある。

品数はとても多くて目移りする。

手ごろな値段は巻寿司であるが、本日は税込880円の「冬の三色ちらし」に決めた。

製造者は奈良市法華町にある梅守本店のようだ。

院内で食事を摂っている人は割合多い。

丸テーブルを四つの椅子が囲むような場がある。

食事をしている人もおれば、居眠りしている人も。

休憩所と思われる一角はそれぞれの階にある。

空いている処を求めてフロアーを移動する。

ここ数日前から膨満状態になっているお腹。

出すぎとも思える不格好さ。

お腹が減ってもいないのに箸を持つ手が伸びる「冬の三色ちらし」。



中央に2個の巻き寿司と1個のいなり寿司。

左右のボックスにはズワイガニの身をほぐしたカニちらし。

イクラや錦糸卵を振りかけている。

もう一つのボックスは小さく切った鰻のかば焼き。

白ゴマを塗している。

鰻飯はタレを煮込んだ寿司飯。

三色ともおいしくいただけたが、塩分含有量が明記されていないのが残念だ。

午後1時、受付が始まった心臓リハビリ。始めに測った血圧は140-68。

脈拍は変わらずの40拍だ。

久しぶりにお会いするGリハビリ療法士はカテーテル処置を終えたその日の夜にわざわざ病室まで来られて見舞ってくださった。

ねむり薬の効き目で夢見心地だったのでアイ・コミニュケーションしていた。

それから2週間後のこの日。

私の顔を見るなり肥えたな、である。

お腹の出具合を視て循環器内科のK医師をコールしておきましょうと云う。

K医師は心臓リハビリも担当している。

毎度、訪れる訓練日にはいつもおられる。

リハビリ中も気にかけて体調など気配りしてくださる。

いつも通りの心電図装着。

今までは波形を意識していたが、さらに細かい波形でいえばP波。

入院中にY医師から教わった波形の見方。

自己発信しているかどうか、である。

わずかであるが波形にP波が見られた。

このときだけかも知れないが、まずは一安心だ。

始まりは整備運動にストレッチ運動。

整備運動は負担感もなく楽々であるが、ストレッチはきつい。

自分自身が判断して回数は少なめに抑えておく。

このときの脈拍は激しい動きになったときに上昇する。

場合によっては57~61拍にも上がる。

上がった瞬間に戻って40拍。

これの繰り返しだ。

ここでふと気がついた。

しゃべっているときは50拍以上になる。

脈拍が活性しているような感じで苦しさは抑えられる。

そして、いつもの自転車エルゴメーターのペダル漕ぎ。

最初はいつも通りのワーク10。

特に負担はない。

しばらくしてぐんと上がって30ワーク。

きついのである。

もっと落としてと願って20。

やや楽だ。

回転数は47~50を保ってペダルを漕ぐ。

この間の血圧は151-75。

脈拍は41拍だった。

ちなみに靴下痕もなく、足のむくみはない。

お腹の膨満原因は掴めなかったが、体調に合わせて負担のないような経過観察・生活をしてくださいということだ。

(H27.12.24 SB932SH撮影)