MT-DRACO

My Last Summer Wine
-『少年』の心を持つクルマ趣味人へ-

FIAT500Sインプレッション

2024-01-22 09:36:38 | FIAT

 

 

 

2024年1月22日追記:

 

文字通りのロングベストセラーといえるスポーツスプリング。

商品企画のスタートはケン奥山氏デザイン 

KO7&8 をジュネーブモーターショー出展がきっかけでした。

余談ですが、エンジン・吸排気系を担当しまして

マフラーテールエンドのデザインは私の呟き?!

関わったのはショーカーのみですので

その後の事は当方では判りませんが・・・

 

ジュネーブモーターショーにて当時のアイバッハ社

会長と息子さんの社長さんと親しくなり

スポーツスプリングの商品企画が始まったのですね。

 

  ・・・今度、チンク向けに足回り他商品企画開発を始めるつもり・・・

  ・・・ それならアイバッハ製スプリングを使いなさい! ・・・

 

早速、チンクに装着にてテストしたんですが

  ・・・ ラリーカーじゃないんだから、頼むよ ・・・

全てのアンジュレーションを拾ってくれましてダイレクトハンドリング

低中速での速度ではひたすら 我慢!

なんですが、160kmから上の領域はフラットで

中々の仕上がりでした。

 

結局、本意ではなかったのですが(それなりの経費とロット生産になるので)

当時のアイバッハ・ジャパンさんの協力にて

オリジナルスポーツスプリング開発となりました。

 

 

その後、アイバッハ社の経営権が変わり

会長と社長も経営から退き

当初のドイツ工場製作から中国生産に変更がきっかけにて

現在は国内生産に切り替わっております。

工作精度と品質はむしろ向上してます。

当初は全品検査でしたが現在は抜き打ち検査で

問題ありません。

 

●ABARTH&FIAT500スポーツスプリング   ¥55,000

                            在庫有り

*梱包・発送費は別途請求となります。

 

 

mtakek9x1007@silk.ocn.ne.jp

mtdraco1919@gmail.com

080-6689-9950

 

 

 

 

 

 

2014年10月4日 ☟

 

 

 

Twinair用マフラー開発の為に購入しましたFIAT500S。

MT-DRACO所有の開発車両、FIAT500 1.4L 6MT・ABARTH500

Esse Esseに加えて3台体制にて商品企画を進めていますが、

今回はニューチンクのノーマル車両のインプレッションです。

 

他に類を見ない低公害エコカーでありながら趣味車にもなりえる貴重な

コンパクトハッチ、この愛くるしいエクステリアデザインに惹かれて購入を

決めた方も沢山いらっしゃると思います。

実際に所有してデイリーユースを始めると幾つかの改善ポイントも

見えてくると思います。

中でも実用域での乗り心地に関しては、多分殆どオーナーさんが感じている

部分と思いますが・・・

乗り心地が少々ソフト過ぎるので常にフワフワ感が・・・・

まず不満点として、街中での発信・停止の度に車体全体が前後に揺すられ

ドライバーの頭部が2~3cm程前後します。

そして低速での90度ターンでもロールを感じて、思わず ヨッコラショ と

声を掛けそうになったり、高速道路での進入コーナーでは更に大きな

ロールで無意識にステアリングの切り増しが必要に。

 

そして、一番気になるのが高速巡航での後方からの突き上げ感と

少し早い車線変更での横方向の揺り戻しが顕著で私自身の感覚では

残念ながら、純正ノーマル状態では本来の心地良いドライビングは

望めないと思います。

 

純正ノーマル状態のこの車高、腰高感があるのも少々気になりますね^^

 

ニューチンク、その潜在的な能力を引き出す第一歩としてMT-DRACO

から自信を持ってオススメ出来るのが スポーツスプリング の装着です。

 

通常、巷で販売されています所謂ローダウンスプリングとは企画コンセプトが

根本的に異なり、実用域を最優先に考慮しながらワインディングロードでの

コーナリングはニュートラルに限りなく近い弱アンダーステア。

実際、既存アフターパーツの殆どは開発車両(それも大抵は1台のみ)

の車両検証・測定の上1~2週間程で仕様を机上にて決定~生産。

実際に使われる道路環境でのテスト走行はろくに行わず(やりたくても

借りてきた車両なので・・・)まあ数十kmほどテスト走行していれば良心的

と思います。

特に一番重要なポイントは、そのクルマのブランドキャラクターを熟知した上で

具体的な仕様決定を誰が行ったかという所なのでは・・・

 

MT-DRACOは国内道路環境にて、異なるスプリングの自由長・バネレート

を数セット試作した上で10ヶ月以上 25,000km走行して仕様決定。

(↑これ、活字で僅か一行ですが・・・  かなり忍耐が必要で最初に試したモノと例えば3番目の違い、

時間経過してると不明確になり再び1番目を試したり・・・・)

アイバッハジャパンさんに、

 『手間暇掛けて、一つのスプリング開発される所はなかなかないです』

等と言われちゃいましたが。

仕様のみならず、スプリング単体の製造公差に関してもディープに

突っ込んでまして・・・・

既存純正品及びアフターのスプリング、当たり前のように左右の単体自由長

のバラツキはかなりあり、先日交換した純正スプリングは左右で28mm程

異なってました。

 

MT-DRACOのスポーツスプリングはアイバッハ製ですが日本国内にて

全品検品(通常ですと、抜き打ち検品のみです)、

自由長・0.5G及び1~1.5G荷重の実測データに基づきキット構成してますので

非常に精度の高い物をご提供してます。

それでも、実測値での左右自由長差はキット毎に異なりますが大体コンマ1ミリから最大でも1ミリ程度、

従って、各キット内の表示データを確認の上運転席側により長い個体を装着。

このあたりの考え方は色々と異論もあるかと思いますが、なんちゃってパーツとは異なる商品企画

コンセプトかと思います。

 

 

 

 

 

能書きを披露するのは決して本意ではありませんが是非一度

試乗してみてください。

きっと・・・・・      これが普通だよな    ・・・・・・・

   ・・・・・・    なんでもっと早く装着しなかったのだろう  ・・・・・

と思われること間違いなしです^^

 

MT-DRACO with Eibach

 


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