アメリカの象徴とも言うべき「ホワイトハウス」をメチャクチャぶっ壊して大音響で嬉しがってるような映画だ。まあ、大らかといえば言えるがアメリカ人は文句は言わないのだろうか。
それはともかく、ネタバレになるが特別警護官の責任者マーティン・ウォーカー(ジェームズ・ウッズ)がソイヤー大統領(ジェイミー・フォックス)に核爆弾の発射装置のスイッチを押させるためにならず者傭兵を指揮してホワイトハウスを奇襲したと言う設定。勿論あとで分かることだが。
たまたま、議会警察官ジョン・ケイル(チャニング・テイタム)はシークレット・サービス採用面接に娘のエイミー(ジョーイ・キング)と来ていて、シークレット・サービスは不採用になったがこの事件と遭遇することになる。
しかも、娘と離ればなれになり、それがサスペンスを生みスリリングな展開を繰り広げる。
主演は、チャニング・テイタムではあるが、娘役のジョーイ・キングも重要な役どころを演じていて暴力と破壊に一種の清涼剤となっている。
水曜日の劇場は、レディスデイでチケット1000円という値段。そのせいか女性も多かった。このところの猛暑を吹っ飛ばすには格好の映画といえる。
ところで、なぜ、「ホワイトハウス」と言うのか。ウィキペディアから拾い上げると「1814年8月米英戦争のブラーデンスバーグの戦いでの敗北により、イギリス軍の焼き討ちにあい、1800年11月に完成した建物は、石積みの外壁を残してすべてが灰燼に帰した。第4代大統領ジェームズ・マディスンは、設計者のジェームズ・ホーバンに再建を依頼。焼け焦げた外壁を白く塗装したことから「ホワイトハウス」と呼ばれるようになった」
ちなみに現在でも焼け焦げた壁の一部は保存されておりトルーマンバルコニーでこれを見ることが出来るらしい。
監督
ローランド・エメリッヒ1955年11月西ドイツ、シュッツトガルト生まれ。
キャスト
チャニング・テイタム1980年4月アラバマ州生まれ。
ジェイミー・フォックス1967年12月テキサス州テレル生まれ。’64「レイ」でアカデミー主演男優賞受賞。
マギー・ギレンホール1977年11月ニューヨーク市ロウアーイーストサイド生まれ。
ジョーイ・キング1999年7月ロサンゼルス生まれ。
ジェームズ・ウッズ1947年4月ユタ州バーナル生まれ。