都市と楽しみ

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GM(2):スタイリングとビル・ミッチェル

2009-06-03 20:09:24 | マクロ経済

GMといえば毎年のモデルチェンジとスタイリングである。スタイリングの名作の代表例はスティングレイ(1963)であろう。一般にスタイリングというと「形」を指し、デザインというと「機能美」を言う。GMのはスタイリングである。パッケージング・デザインというより、スタイリング優先のため、車も大きく、オーバーハング大きく、室内は狭いという記憶がある。テールフィン(スプートニクの影響)なども一世風靡のスタイリングだったが、今なら、重いこと、(余程の高速でないと)空力に影響がないこと、安全上(視界、対人事故 等)に問題があることで受け入れられないだろう。(大体、今のトヨタ Priusの低い空気抵抗係数と前後軸の空力安定を見ると、スーパーコンピューターか風洞による合理的デザインの素晴らしさが分かろうものだ)<o:p></o:p>

ショーモデルで1959年のFirebird Ⅲ( http://en.wikipedia.org/wiki/General_Motors_Firebird )など、どう見てもF104ジェット戦闘機のようだ。これはガス・タービンエンジンだそうだが、外燃機関であり(蒸気機関車と同じ)、レスポンスが悪く実用にならなかったそうだ。それにしてもここまで夢があるのは素晴らしい。<o:p></o:p>

生産車の白眉は、ビル・ミッチェルである。あのスティングレイのデザインは昔の未来のようでなんとも良い。リトラクタブル・ライトが格好よく、フェンダーのエッジも素敵だ。(余談:オペルGTもリトラクタブルライトであるが、これは縦回転(X軸)という珍しいものだった)<o:p></o:p>

見る分にはなんともいえない。ビル・ミッチェルについては三栄書房の「Car Styling」で読んで、ラリー・シノダあたりの記憶もある。トヨタがカルティのデザインセンターを作ったのも、GMスタイリングの影響であろう。ヨーロッパの車がミニ、ビートル、フィアット128のようにパッケージングからの発想であるとしたら、アメリカは大型で見栄えという感じがした。スティングレイはスポーツカーであり、あまり大きくもできず密度の上がった仕上がりになったのだろう。しかし、年少の頃、アメリカ車のスタイリングには心ときめくものがあり、それにならった、トヨタの初代セリカや三菱ギャランGTOなども記憶に残る。<o:p></o:p>

あのころアメリカ車のスタイリングは排気量、幅、長さとともに輝いていた。<o:p></o:p>

コメント
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