都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

早稲田のキャンパスの麻薬事件:いつも開いている価値を

2009-06-11 20:41:37 | 都市計画

 報道によると休日に新宿区の早稲田本部のキャンパスで麻薬取引があったという。<o:p></o:p>

 早稲田のキャンパスは日本の大学にしては珍しく、門が無く「通り抜け」が出来る、地元密着型の大学だ。海外では、アイビーリーグのHarvardなどもそうだ。(カリフォルニアのスタンフォードとUSCなどはゴルフコースもあると聞く)何故かというと、キャンパスに図書館があること(年中ほぼ無休)、生活しているドミトリー、アパートなどもあることによる。<o:p></o:p>

 早稲田は周辺の街と一体化しており、門がない伝統は守って欲しい。囲い込んだり、カメラで監視するのはゲーテッドコミュニティといわれ、日本にも事例があるが、大学のやることではない。( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3 )<o:p></o:p>

報道に対し前向きな対応方策として、学生による見回り、付近の自治会による監視、ボランティアによるイベント(何かやっていると犯罪組織は定着しないようである)など考えて欲しい。<o:p></o:p>

 また、物陰が多いからと言って、すぐにデザインを変えすぎるのも問題だろう。ボストンでもコプリー・スクエア(中心部の広場)は1969年にSasaki Associates が当選したコンペ作品であったが、物陰が多く犯罪の多発になったため、ボストン再開発局(BRA)がデザインを変えようとした。その時、「どうしてコンペに勝ったデザインをかえるのか」というSasaki Associatesの主張は誇りと根性を感じた。結局1984年につくり変えられたが。( http://www.archive.org/stream/copleysquarerede00bost/copleysquarerede00bost_djvu.txt )<o:p></o:p>

 地元と大学が一体化し、お互いに持ちつ持たれつだから良い地域が出来る。その循環を大事にすべきだ。京大の森見登美彦(朝日新聞夕刊連載中)や万城目学を見てみよう。如何に京都大学と周辺での学生生活が大事か分かる。<o:p></o:p>

 大学は、人を拒まず知識の殿堂だ。そこが開かれているのは知識を求めるものへの悦びである。また学生と地域にとって開かれた大学は街の活性化と「心のふるさと」になる。<o:p></o:p>

コメント
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