Ipodのお古を貰った。通勤電車で聴くことにしたが、おもいの他、アナウンスや走行音など暗騒音がある。レベルは60~70dB位だろうか、如何に遮音かが大事だ。イヤホンの差込型でも遮音できないが、はずしたときに騒音で驚く。<o:p></o:p>
Ipodは5倍位の圧縮録音(非圧縮もある)で音が大雑把な感じでヴァイオリンの音色が違う感じもする。だが、ゆったりお部屋で聴くのは料理屋での楽しみで電車で音楽はお弁当だろう。あくまで外で食べる楽しみがある。味よりも雰囲気でウオークマンを電車で初めてつけた椎名誠が「風景が違って見える」と書いていたのを思い出す。弁当は味も濃く、ご飯も冷たいが美味しい。音を良くするにはApple Lossless という方式もあり、確かに音が良いが、聴き込んでしまい家で聞く方が真っ当とも思える。圧縮で聴いた方が外で聴くにはふさわしい。<o:p></o:p>
自宅でIpodを聴くのはお家でお弁当だろうか。しかしコンビニ弁当もあたりまえだし最近のヘッドフォン・イヤホンの流行しているようだ。「個」の音楽の隆盛だろうか。 <o:p></o:p>
それにしても、デジタルはコピー劣化が少ない。ウオークマンなら、LPからカセット録音、カセット再生のアナログであったが、オーディオにつなぐといまひとつな音(小型化により走行系、ヘッド、アンプに制約があったため)であったのを思い出す。また曲の入替が簡単だ。昔、カセットで「オリジナル・テープ」を作った手間が今は無い。<o:p></o:p>
「音楽の聴き方」 岡野暁生著もご参考に。(楽しむには馴染んで、様式を学ぶ必要があるということのようですが難解です)<o:p></o:p>