都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

デパートなどサービスの一体化に思う:「舶来屋」 幸田真音を参考に

2010-01-25 20:32:33 | マクロ経済

 デパートとは小さな店の集合で全体をとりまとめる組織管理と売り上げる個人の共存の統合型の企業だ。全体と個別集合の両立にはコンセプトの統一が必要で、規模の経済(Economy of Scale)と多様化の経済(Econmy of Scope)があればこれほど強いものはない。<o:p></o:p>

デパートでは会社と組織が伸びて多様化しすぎてまとまりがなくなった。自ら仕入れ売るからややこしいテナント賃貸業や消化・売上歩合に転じて物販から商社に変化したのは既述のとおりだ。 <o:p></o:p>

「舶来屋」 幸田真音ではスーパー・ブランドのショップ・イン・ショップ(デパートの1階賃貸)もサン モトヤマ(本には別名で記述)から始まったとある。そして、スーパーブランドも海外は代理店から直接進出(ネットワーク)に変わり、自社個店の保有に変わった。(銀座の並木通りの路面店ができて、さらに中央通に大型店ができた) 時代変化は、デパートにおいては、かつてのテナントが今や敵となる。<o:p></o:p>

加えて、異業態の量販店(GMS)、ショッピング・センター(SC)が車社会で増えると変わったのもある。 今や都心で自転車や商店街・スーパー・マーケット(SM)の復権を見ると変化は大きい。<o:p></o:p>

デパートは生き残って欲しい。街の夢がある。 「デパートへ行こう!」真保裕一に、かつてのデパートへの憧憬がある。<o:p></o:p>

コメント
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